クリスマスin岩手
こんにちは、岩手の中野です!
寒さも雪も例年にも増して厳しく感じられる2012年クリスマスシーズン。岩手でもまちをにぎやかに彩るイベントも多く開催されました。その中の一つが遠野まごころネットさん主催の「サンタが100人やってくる!」です。昨年に引き続き今年も、大槌から陸前高田まで3日間にわたり約100人のサンタがイベントを盛り上げました。大船渡では市の後援のもと、住民からもサンタボランティアを呼びかけ、まちから元気を発信していくという意味合いもありました。
多くのこどもたちが楽しそうにサンタと遊んでいるのを見ながら、やはりクリスマスとはこども達にとって何か特別なものであると感じました。まもなく2012年も終わります。来年も、被災された方々が少しでも前へ進めるよう頑張ってまいります。本年も誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
文責/中野圭
団体訪問記【おてら災害ボランティアセンター】
こんにちは、JCN宮城担当の池座です。
私はJCNの宮城県担当として、担当エリア内にある各支援団体さんのところに訪問させて頂いてます。
そして、実際にお会いして各支援団体、各被災地の状況について情報交換をしたりJCNのネットワークを活用して困りごとを解決するお手伝いをしたり人と人、団体と団体との繋がりづくりのお手伝いをしています。
そこで、訪問させて頂いた団体さんに感謝の意味を含めて、このブログでその活動などを紹介したいと思います。
先日の12月8日は、亘理で活動している「おてら災害ボランティアセンター」さんのところへお伺いしました。
このボランティアセンターは「普門寺」というお寺をボランティアの拠点(ボランティアセンター)として活用いることから通称「テラセン」と呼ばれています。今回は、センター長の藤本さんにお会いしお話を伺いました。
[主な活動]
寺センの皆さんは地元住民、ボランティアの人たちと一緒に震災直後は瓦礫の撤去などを、最近では立木の伐採などを行っています。
また、家屋やお寺そして公共施設等の修繕や、畑のガレキ処理にも力を入れているそうです。
最近は普門寺の檀家の方(農家の人たち)を中心にみんなでいちごを育てている「みんなの畑」にも関わり資材やボランティアの派遣など地域に根差した生活・事業再建のサポート、まちづくりも展開されています。
これらの活動とは別に、地域住民同士の横の繋がりを深めるために地元住民の集まりである「土曜日の会」をテラセン内で毎週開催しています。
[助けが欲しいこと]
個人宅や施設内の立ち木を伐採する際に、後地がガランと寂しくなってしまうので良い苗業者さんやボランティア団体があれば、連携して植樹をしたいようです。
また、全体的にボランティアが少なくなってきているということもあり「みんなの畑」のいちご摘みや商品の販売・販路開拓などをお手伝して頂けるボランティアさん、組織があれば嬉しいと仰っていました。
センター長の藤本さん、お忙しい中ご対応してくださりどうもありがとうございました。
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おてら災害ボランティアセンター(寺セン)
宮城県亘理郡山元町山寺字浜163 普門寺内
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文責/池座
JCN事務局、年末年始休止期間のご案内
JCN事務局の年末年始休止期間について、ご案内致します。
[JCN事務局 年末年始休止期間]
2012年12月26日(水)~2013年1月8日(火)
※現在事務局が拠点にしている施設の関係上、長期の休止期間となっております。
※メール・ウェブでのお問い合わせも上記期間の休止とします。
本年は大変お世話になりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
広域避難者支援ミーティングin中国を開催しました!
こんばんは。広域避難者支援担当の橋本です。
東日本大震災発生から1年9ヶ月を迎えた12月11日(火)。
この冬一番の寒気が日本を覆うなか、会場となった広島市も最低気温は1℃と非常に寒い寒い一日となりました。しかし、広域避難者支援ミーティングin中国は125人もの方々にご参加いただいて、寒気なんてふっ飛ぶ熱い熱い会にしていただきました。
ほぼ満員の会場を見渡すと、これまでのミーティングと比べて女性の割合が増えたように感じました。避難されてきた女性、地元で子育て支援をしている女性、保養の受入をされている女性、大学ボランティアサークルの女性などなど。実際ミーティングで聞かれたのは、広域避難という状況の中で本当に多くの女性が困っているという現実、そして、それでも自分たちで立ち上がってこの問題に向き合うんだという決意、そしていろいろな人と一緒に何かしたいという声でした。

テーマ3の様子。最後は全員で輪になって共有して、閉会をむかえます。
ミーティング後の懇親会にはこれまでにない60名(最多!!)もの大勢の方々にご参加いただいたのですが、そこでは「多くの方と知り合うことができた」「多くの仲間が近くにいることに励まされた」「次の活動に結びつきそう」などなど、とってもうれしい声を聞くこともできました。
ご登壇いただいたみなさま、ご参加いただいたみなさま、Ustremを通じてご覧いただいたみなさま、そして開催するにあたって、準備や告知にご協力いただいたみなさま、共催として無理なお願いにもお付き合いいただいた広島市被災者支援ボランティア本部、NPO法人ひろしまNPOセンターのみなさま、本当にありがとうございました。
当日は参加できなかった!中継も見れなかった!という方は、ぜひUstreamのアーカイブも覗いてみて下さい。
テーマ1「学ぶ」→ こちら
テーマ2「知る」→ こちら
テーマ3「つながる」(発表部分のみ)&閉会 → こちら
当日報告の概要は、近々、広域避難者ミーティングのアーカイブにアップされますので、少々お待ちください。
JCNはこれからも広域避難者支援を続けていきます。
次回は九州ということで...頑張って準備します!
文責/橋本
団体訪問記【釜石ヒカリフーズ株式会社】
こんにちは、JCN被災地支援 岩手担当の中野です。
岩手、宮城、福島の各県に駐在している私たちJCN地域担当のミッションの一つに、被災地支援に関わる団体や企業を訪問して聞き取り調査を行なうというものがあります。
今回は11月30日に、釜石市唐丹町(とうにまち)小白浜にある「釜石ヒカリフーズ株式会社」を訪ね、代表の佐藤正一さんにお話をうかがいましたので、ご紹介したいと思います。
釜石ヒカリフーズは震災後の2011年8月に新規事業として設立され、2012年7月から水産加工工場が稼働を始めました。
代表の佐藤さんは震災前も水産加工業を経営していましたが、山田町で被災、その後、出身地である盛岡へ撤退すべきかどうか自問自答していたところ、「働く場所が欲しい」「水産業の復興に力を貸して欲しい」など地元漁協や水産加工に携わっていた多くの人々からの声を受け、思い新たに事業を立ち上げました。
現在約20名の従業員のうち10名程を地元釜石から採用。また、東北を中心に一部全国チェーンの外食に卸すなど加工品の販売先も少しずつ拡がっています。
現在、佐藤さんが感じている大きな課題として、漁業は再開されているものの、やはり撤退、廃業、そして亡くなった人も多く、漁師の数が激減しているため、漁師の発掘・育成が必要であること、また、現在は代表の佐藤さんが渉外・営業にかかる任務をほぼ一人で担っているそうで釜石市内外から、やる気のある人材を発掘してつなげていきたいとのことでした。
代表の佐藤さんをはじめ、釜石ヒカリフーズの皆様お忙しところ貴重なお時間をありがとうございました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
■釜石ヒカリフーズについて
釜石ヒカリフーズ株式会社
岩手県釜石市唐丹町字小白浜568番地
文責/中野圭(JCN被災地支援 岩手担当)