東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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2/3東日本大震災・復興支援市民活動フォーラムに参加

なかなかブログ掲載ができていませんが、
広域避難者支援担当では、様々な避難者支援に関わるイベントに参加し、
各地の状況を把握するほか、広域避難者支援ミーティングの準備を進めています。

2月3日、大阪で行われた『東日本大震災・復興支援市民活動フォーラム
~避難者の安心できる支援施策を求めて~』に参加してきました。
http://www.rokin.or.jp/event/2013/0118_0100.html

このフォーラムは、昨年7月開催の「広域避難者支援ミーティングin近畿」で
共催した「近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度」が企画したものです。

第1部では、近畿2府4県のNPO支援センターや大阪弁護士会など取組のご紹介、
第2部では、「避難者が安心できる「被災者支援法」の具体化」をテーマに、
原発事故子ども・被災者支援法ネットワーク(※JCNも参加)から
「原発子ども・被災者支援法」の進捗解説、近畿圏の避難者団体からの発言があり、
最後は、避難者が安心できる実効ある施策の具体化とその必要性を提言にまとめました。


印象的なのは、「避難者団体」が多く参加されていたことです。
7月のミーティングを契機に、避難者・避難者団体の情報交換の機会をつくることになり、
いろんな団体とつながることができたそうです。

広域避難者支援ミーティングでは、避難者支援に関わる人たちの情報交換、
つながりづくりを目的に開催していますが、
近畿の動きのように、避難者・避難者団体と支援団体の
つながりづくりにつながったこと、うれしく思いました。

ミーティングを開催した地域の動向を十分におうことができていませんが、
丁寧に、各地の状況をお聞きしながら、今後の場づくりや情報提供ができればと思います。

文責・津賀(広域避難者支援担当)

2013年2月 5日 11:11

団体訪問記:岩手【東日本未来都市研究会】

こんにちは、岩手の中野です。

国が新成長戦略として掲げる「『元気な日本』復活のシナリオ」の中の、「21世紀の日本の復活に向けた21の国家戦略プロジェクト」の一つとして環境未来都市構想というものがあります。

環境未来都市構想は、
「環境分野の問題解決と、健康や医療など超高齢化社会への対応に加え、都市や地域の実情、戦略による独自のテーマについて、先進的で戦略的な取り組みをする都市(地域)を環境未来都市として国が選定する」というもので、
大船渡市・陸前高田市・住田町の気仙2市1町(旧気仙郡)がその一つに選ばれて
います。

東日本未来都市研究会は、この「環境未来都市構想」への提案に始まり、メガソーラー発電施設や環境にやさしい電源開発のほか、スマートシティの確立、産業・観光の振興を目指して活動を行っています。
研究会のメンバーは大船渡市役所に机を置く外部メンバーと市役所職員を中心に構成されていて、地元に密着してプロジェクトを進めています。

スタッフのお話では、まだまだ地元での認知度が低いため、
事業としての見える化をなし、地域住民の方々にしっかり理解してもらう必要を感じていらっしゃるということでした。

大船渡市役所写真.jpg

高台に建つ大船渡市役所はかろうじて津波の被害は免れました。


一般社団法人 東日本未来都市研究会
環境未来都市構想
新成長戦略 〜「元気な日本」復活のシナリオ〜 -首相官邸ホームページ-


文責/中野圭

2013年2月 5日 10:24

大船渡市社会福祉協議会さんとの定期的な情報交換

こんにちは、岩手の中野です!

ボランティアマッチングを主とした支援活動(特にボランティアセンター)を中心に
各地で重要な役割を担っている社会福祉協議会ですが、
その中のひとつである大船渡市社会福祉協議会さんとは定期的に情報交換を行なっています。

様々な課題がある中で、
大船渡市内のボランティア参加者登録数が少ないこと、
大船渡市内では仮設・みなし仮設・在宅避難者の間で意識に温度差があること、
今後、5年、10年先を考えるとやはりコミュニティの再設計は
重要な課題として今から取り組んでいかなければならないことなど
最近の事情とご意見を聞かせていただきました。

130204_ofunato.jpg
大船渡社会福祉協議会の事務所です。
こちらも仮設です。

文責/中野圭

2013年2月 4日 11:26

石巻まちなか復興マルシェ 「珈琲工房いしかわ(マルシェ店)」

皆さん、こんにちは。

宮城担当の池座です。

今朝は、石ノ森萬画館の旧北上川を挟んだ対岸にある
石巻まちなか復興マルシェ内 「珈琲工房いしかわ(マルシェ店)」に立ち寄らせて頂きました。

KIMG0813.JPG
ここは、世界中の厳選された美味しい珈琲を提供する仮設店舗カフェ。
珈琲だけではなく「M.O.Fフランス国家最優秀職人」を受賞した
美ノ谷靖夫シェフによるプロデュースのオリジナルケーキや料理も楽しむことができます。

コーヒーは確かに香ばしくコクもあり、とっても美味しかったです。
店内も落ち着いた雰囲気で仕事もはかどりました。オススメのお店です。

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くつろいだ後にお店の方と少しお話をさせて頂きました。

復興商店街は永続するものではなく町の新しい人の流れが読みにくい中で
「どこに店舗を移し、どう事業を軌道に乗せていくか」が最大の悩みとのこと。
(特に、1店舗しか持たない被災自営業者さんにとっては死活問題とか)

復興商店街には、地域外の企業や支援団体からの短中期的な販路提供の話もあるようですが
本質的には、お店や会社が「持続的・安定的な運営」をしていけるようになることが一番大切であり
協力者はその点を最大限に考慮しながらパートナーシップを築いていくことが重要であると改めて感じました。

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気仙沼の屋台村なども同様ですが
あと1年と数か月後に閉鎖が予定されている被災地の復興商店街の
「次なる展開」が気になる今日この頃です。


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珈琲工房いしかわ ウェブサイト
http://www.ishikawacoffee.com/

石巻まちなか復興マルシェ ウェブサイト
http://www.fukkoumarche.com/
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文責/池座剛



2013年2月 3日 21:59

日本ユニセフ協会のスタッフさんにお会いしました

こんにちは、岩手の中野です!

先日、陸前高田ネットワーク連絡会という地元のネットワークを通じて
陸前高田に常駐しているユニセフ協会のスタッフの方からご連絡をいただき、お会いしました。
ユニセフ協会さんはこれまでに、

・緊急支援物資の提供(陸前高田市から宮古市):飲料水など
・保健・栄養支援(陸前高田市から岩泉町):予防接種、健診設備支援など
・保育・教育支援(県内全域):保育所再開支援、保育士派遣支援など
・心理社会的支援(県内全域):心のケア研修など
・子どもの保護(県内全域):DV保護、父子家庭支援など
・こどもにやさしい復興計画:住民とこどもの復興会議サポートなど

の活動を行なって来ました。

今後はもっとNPOと連携をとっていきたいということで
いろいろと情報提供させていただければと思っています。
よろしくお願いいたします!

文責/中野圭

2013年2月 3日 21:37