JCN設立2周年事業 「東北応援ビレッジ」実行委員会キックオフしました。
事務局の岡坂です。
実はトップページをよく見ると「JCN主催イベント」という怒涛のスケジュールが告知されています。
一昨日、2/13(水)にJCNの世話団体や関係団体のかたがた数人に集まっていただき、JCN設立2周年事業 「東北応援ビレッジ」実行委員会をキックオフしました。

JCNはこの3月30日で設立2周年を迎えます。それに合わせて昨年は「全体ミーティング」を実施していましたが、今年は風化防止を目的にイベント型で実施しようと準備を開始しました。
メンバからはこれまでJCNがやってきたマジメ系なもののほか、楽しいものや交流できるものを主眼にコンテンツを構成していこうとアイデアがあがっています。
日付は3月28~30日。場所は東京・汐留です。3.30は「支援に心を一つにした記念日(?)」としてあらたに踏み出すきっかけになればと思います。
(詳細は徐々に後日)
文責/岡坂 建
「広域避難者支援ミーティング in 九州」 開催のお知らせ
JCNでは、2月26日(火)、福岡県福岡市にて「広域避難者支援ミーティング in 九州」を開催いたします。
JCNでは、広域避難者を支援している方々のネットワークづくりを促すための会合を、全国各地で展開中です。これまでには、東海地方・近畿地方・山形県・四国地方・中国地方で開催し、高い評価をいただいています。
この度、その一環として、九州地方で広域避難者を支援している団体のみなさまを対象にした、情報交換・情報共有および交流の場を設けさせていただくことになりました。九州地方で活動されている団体のみなさまには、ふるって傍聴いただきますようお知らせいたします。
※傍聴申込みの受付は終了いたいしました。
開催概要(予定)
- 【タイトル】
- 広域避難者支援ミーティング in 九州
- 【日時】
- 2013年2月26日(火)13:30~16:30(予定)※開場13:00
- 【会場】
- TKP博多駅前シティセンター カンファレンス2
(福岡県福岡市博多区博多駅前3-2-1 日本生命博多駅前ビル8階)
- 【開催目的】
- 東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故に伴い九州地方に避難されている方々を支援している団体や、避難されている方々による自助的グループ・サークル等を対象に、具体的な支援の取り組みや支援手法・支援のアイデア等の情報を共有するとともに、団体間のつながりを促すことを目的として開催します。
- 【プログラム】
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- 第一部「九州の状況」(13:30 - 14:30)
- 九州地方の避難者支援団体の取組み・課題を共有します。
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- [話題提供団体]
- 東日本大震災被災者支援 ふくおか市民ネットワーク
- 絆プロジェクト北九州会議
- 東日本大震災復興支援~絆~プロジェクトおおむた
- 佐賀から元気を送ろうキャンペーン
- 長崎ソカイネットワーク
- 次の暮らしをつくるローカルメディア 3
- 大分県ボランティア・市民活動センター
- うみがめのたまご -3.11ネットワーク-
- ママトコかごしま 他
- 第二部「情報の提供」(14:40 - 15:10)
- 参考となる支援の仕組みや助成金の情報を紹介します。
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- [情報提供団体]
- NPO法人 ひろしま日本NPOセンター 他
- 第三部「意見の交換」(15:20 - 16:20)
- つながりあうための意見交換を行います。
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- [進行サポート]
- NPO法人 日本ファシリテーション協会
- 【その他】
- 当日は、マスコミ等の取材があります。
- 一部の時間帯に限り、Ustreamによる動画配信を予定しています。
JCN Channel - Ustream
- 【主催】
- 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
- 【協力】
- NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)
- NPO法人 メディアージ
傍聴方法
受付は終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。
「第1回 若手会議 in 岩手」 開催のお知らせ
JCNでは、2月25日(月)、岩手県大船渡市の大船渡アーバンにて「第1回 若手会議 in 岩手」を開催いたします。
今回は、現地会議のスピンオフ企画として、現地会議ではなかなか発言の機会が与えられない岩手の若手のリーダー達が集まります。集まるリーダー達はすべて、アラサー以下の若手です。若手ならではのアイデアと知恵を共有しつつ、被災地の今の姿と、今後のあるべき支援の姿を、若手自らが県内外に発信します。会議への参加はフリー、出入りもフリー、直接会場には足を運べない方のためにUstreamでも配信し、チャットでの発言もフリーです。ただし、参加は若手に限ります(自称含む)。多くの若手のみなさまの参加をお待ちしております。
← ダウンロードしてご利用ください。
開催概要(予定)
- タイトル:
- 第1回 若手会議 in 岩手 - 岩手の若手が集う会 -
- 日時:
- 2013年2月25日(月)15:00~18:00(予定)※開場14:30
- 会場:
- 大船渡アーバン
(岩手県大船渡市立根町大畑野38-22)
- 開催目的:
- 被災地における復興支援においては、若手の存在を無視できません。多くの大人たちが「若手の人材不足」を憂う中、復興の先頭に立って活躍する若手リーダー達もしっかりと存在しています。そんな若手リーダー達が集まり、それぞれの思いや悩みを発言し、若手ならではの言葉で、岩手県内外に被災地の現状と今後のあるべき支援の姿を発信できる場をつくります。本会は、復興の最前線で活動する学生・若手に集まっていただき、これまでの活動の振り返りと、今後の復興への取組みを討論し、内外の若手とつながる場を提供することを目的とします。
- プログラム:
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- ディスカッション1「学生と共生」
- 岩手県の復興に向けて活動する現役の学生を集め、岩手の復興のために果たすべき役割を議論していただきます。また、卒業後、長期的にどのように支援活動に関われるかを話し合います。
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- [進行]
- 臂徹 氏(一般社団法人 おらが大槌夢広場)
- [フィッシュ]
- 藤原慧矢 さん(岩手大学大学院|岩手県出身)
- 多田裕哉 さん(立教大学|宮城県出身)
- 岡田勝太 さん(法政大学|東京都出身)
- 佐藤柊平 さん(明治大学|岩手県出身)
- 三井俊介 さん(既卒|茨城県出身)
- ディスカッション2「岩手と若手」
- アラサー以下のちょっと大人な若手リーダーが、若手だからこそ果たせた活動事例の紹介をはさみつつ、岩手の復興に必要な若手人材とはなにかを話し合います。
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- [進行]
- 臂徹 氏(一般社団法人 おらが大槌夢広場)
- [フィッシュ]
- 佐々木敦代 氏(復興応援隊 - 花巻市出身)
- 大久保彩乃 氏(NPO法人 アムダ - 大槌町出身)
- 黒澤惟人 氏(大船渡仮設住宅支援事業 - 奥州市出身)
- 細川星児 氏(岩手県沿岸広域振興局 - 大船渡市出身)
- 山内英嗣 氏(NPO法人 @リアスNPOサポートセンター)
- 松崎光弘 氏(株式会社 出藍社)
- 主催:
- 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
- 共催:
- NPO法人 いわて連携復興センター(IFC)
- 協力:
- NPO法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)
- NPO法人 メディアージ
参加いただきたい方々
- 岩手県で活動しているボランティア団体・住民グループのみなさま
- 復興支援に取り組んでいる団体・企業等のご担当者の方々
- 行政機関、社会福祉法人等の職員の方々
- その他、岩手県の復興を願う若手(自称含む)のみなさま
参加方法
- 当日、会場まで直接お越しください。※来場者多数の場合は、立ち見となる場合もあります。
- 当日、Ustreamで会議の模様を配信します。SNS等でログインしてチャットにご参加ください。
JCN Channel - Ustream
団体訪問記【ピースジャム】
皆さん、こんにちは。
JCN宮城担当の池座です。
とっても遅くなってしまいましたが
昨年末に、発送作業で大変お忙しい中、ジャムが詰まった段ボールいっぱいの部屋で
お話をしてくださった気仙沼の地元団体「ピースジャム」さんの紹介です。
「ピースジャム」と言うとてもキャッチー名前は
"どこかで聞いたことがある!"という方も多いのではないでしょうか?
ただ、この団体は単に美味しいジャムを販売している団体ではありません。
この団体の創設者は、仙沼市幸町のブルースバー「ルードジャム」のマスター佐藤さんという方で
震災後に「赤ちゃんとママを救済する」ことを目的に
「とにかく赤ちゃんのおなかは減らさない!」をモットーに立ち上がり
当初は、気仙沼市、南三陸町、陸前高田市を中心にニーズ調査、要支援赤ちゃんとママにベビー用品を手渡していたそうです。
そして、物資支援が落ち着いてきた2011年10月ごろから、活動を子育てをするママさんへの「仕事づくり」に移行し、ジャムづくりを開始。
この素敵な名前の由来がまた素敵で、代表の佐藤さんが震災前から気仙沼でブルースバーを経営されており
「JAM(セッション)」というイメージと、震災後の著名な料理家との出会いが重なり
「ジャム」というコンセプトがうまれたと言う、まさに奇跡のコンビネーション♪
2012年3月からは縫製事業も開始し、有名な刺繍家さんに指導を受け、その質がLondonのベビー用品メーカーにも認められ
タイアップしながら販売を展開しているそうです。
「売れる秘訣!?」をお聞きしたところ
もともとは復興のため、被災者の仕事づくりのために作りはじめた商品でしたが
はじめから「とにかく一般商品として恥ずかしくないものを作る」という心掛けが良かったのかも、と仰っていました。
また、ピースジャムは、その名前の良さ、商品の質はさることながら、
Facebook、Twitter、HPなどメディアの活用も上手で、そこから広まる口コミ情報が企業関係者や支援者の目にとまり
それがまた新たな事業展開を生んでいく、という好循環がうまれているようにも感じました。
発送作業をしながらも、お忙しい中、とっても丁寧に対応してくださった
事務局スタッフの高橋さん、齋藤さん、本当にありがとうございました!
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ピースジャム
http://www.peace-jam.jp/(ホームページ)
http://peacejam-shop.ocnk.net/(ジャムショップ)
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文責/池座剛
女川町のコミュニティカフェ「おちゃっこクラブ」
こんにちは。
宮城担当の池座です。
2月2日(土)、支援団体訪問の合間に
女川町のコミュニティカフェ「おちゃっこクラブ」にお伺いしました。
「輝望の丘(きぼうのおか)」にあり、女川湾を一望できる小高い丘の上にたっています。
ここのオーナーは、女川太鼓連「まむし」を率いる女川ではとても有名なサーファー!
カフェの食事にもこだわっており、なかでもここの「ナポリタン」は
日本ナポリタン学会(というものがあるらしく)の認定作品とのこと。
ちなみに、私は無性にカレーが食べたかったので、ナポリタンのお味の感想は書けません...
店内は木造のテーブルに落ち着いた雰囲気で冬以外はテラスも気持ちが良さそうです。

店内では、丁度お店の隣にスタジオを構える「女川さいがいFM」の放送が流れており
須田町長さんが女川町の展望について語られていました。
とくに、女川町にとっての大きなニュースは
これまで町内外を結ぶ交通手段がバスしかなかったのですが
3月16日からJR石巻線が女川町の「浦宿」という駅まで開通すること。
1時間に一本の震災以前の頻度で運行されとても便利になるそうです。
(但し、町の中心部である女川駅が復活するまでにはまだ数年はかかる模様)
自らも仮設住宅に暮らしている「おちゃっこクラブ」のスタッフの方によると
個人的にもとても困っているのが、仮設住宅の狭さだそうです。
とくに小さなお子さんがお宅では、家で勉強をする環境がないとのこと。
女川向学館という
カタリバというNPOが運営するコラボスクール(放課後学校)の近くの
住民であればとても重宝する場ですが、遠い方には厳しいよう。
また町全体の課題としては、土地・主要施設整備、高台移転があと5年近くかかる中
それまで住民が町内に留まっていられるかを心配しておられました。
この状況は宮城県においては、南三陸や亘理町、山元町などの地域と
悩みどころが似ており、切実な問題です。
「おちゃっこクラブ」は女川町の人たち、地域外から来た人たちが
気楽に集まることのできる女川町で数少ない場所の一つです。
女川に来られたときは、ランチやお茶をしに是非、立ち寄ってみてください。
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コミュニティカフェ「おちゃっこクラブ」
女川町鷲神浜字堀切山51-6 女川町地域医療センター前 輝望の丘あすなろ通り内
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文責/池座剛