東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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第6回ケース検討会を開催しました。

皆さん、こんにちは。
宮城被災地担当の池座です。

7/31(水)に東京で「第6回ケース検討会」を開催しました。

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JCNでは月に2回JCN被災地支援担当3人が集まり
被災地で活動する団体や連携会議を訪問する中でみえてくる個別課題・地域課題を持ち寄り、解決策を探っています。

震災の被害を受けた人たちの状況は個々格差が出てきておりますが、応急的な避難生活が2年以上も続く中、いまだ様々な課題を抱えながら厳しい暮らしと向き合って生活をされています。

支援団体を支援する視点で見た場合、被災地の支援団体は人材、資金、組織運営のノウハウが慢性的に不足している状況で、地域に根付いた取組みが社会資源としてどう残っていけるかが一つの大きな課題です。

福島、岩手、宮城ともに各県により状況やみえてくる課題も異なりますが
一つずつのケースを共に検討していくことにより、各自の持つ情報、経験、ネットワークが活きてくることも多々あります。

被災地の外では、被災地の状況は報道量と共に落ち着いてきている様に感じられますが
現場にいると住居、雇用、家庭、こころ、居場所など、大きな問題が数多く立ちはだかっています。

それらの地域住民の課題解決に向けて活動する団体の声を聞き
今後とも復興や課題解決に少しでも貢献できればと願っています。

文責 池座剛

2013年8月 1日 09:28

東北に行ったよ。~この夏も、ボランティアに行こう!~(復興庁)

事務局の岡坂です。

先日、復興庁さんからポスター「東北に行ったよ。~この夏も、ボランティアに行こう!~」
をいただきました。

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大学生が東北で感じたことなどが顔写真付きでポスターにされています。すでに東京メトロの各駅や、大学などで見かけた方もいらっしゃるかもしれません。

僕もこの手の活動をし始めたのは阪神淡路大震災の2年目でした。仮設住宅で孤独死が問題になっていた頃です。ボランティアに必要なことは日々姿を変えながら続いています。どんなところにも手伝えるボランティアの強みはむしろこれからにあるのかもしれませんね。

[参考]

文責/岡坂 建

2013年7月30日 10:59

七ヶ浜町に「きずな公園」がオープン

7月15日(月・祝)に宮城県七ヶ浜町に新しくできる「きずな公園」の除幕式に参加してきました。

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式の当日は朝から雨が激しく降っていましたが、セレモニーの時はみごとに雨も上がり
地元の住民や子ども達も大勢あつまりました。

この公園は、東日本大震災で遊ぶ場所、交流の場所を失った子ども達や住民のために
震災直後から七ヶ浜町の復興に関わってきた名古屋のNPO団体「レスキューストックヤード」を中心に
七ヶ浜町の子ども達、住民、七ヶ浜町、企業、ボランティアなど皆で完成させたものです。

名古屋からバスで来られた40名以上のボランティアの人たちや、名古屋の企業で公園づくりに資金面で応援をしたブラザー工業の社長、スタッフなど計100名以上が集まり、みんなで花壇にハマギクを植えたり、ゲームをしたりと良い雰囲気で式典がとりおこなわれました。

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公園の看板のおもて面には、七ヶ浜町の子ども達の手形がデザインされており、うら面には、きずなの大切さが綴られています。看板、遊具、ベンチ、花壇、導線をふくめ、以前わたくしも参加したワークショップで子ども達や住民から出されたアイデアが見事に公園の細部にわたり実現化されていることに驚きました。

また、金面等で関わったブラザー工業社の小池社長さんからも、縁ができた七ヶ浜町に長期的に関わっていくとの表明があり、信頼・関係性をゆっくりと築いていきたいという姿勢に共感を覚えました。

8月下旬には、子ども達と一緒にワークショップを開催し、公園のモニュメントが造られるそうです。

文責/池座 剛

2013年7月28日 19:34

「第7回 現地会議 in 宮城」開催のお知らせ

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JCNでは、8月23日(金)、宮城県南三陸町にて「第7回 現地会議 in 宮城」を開催いたします。

JCNでは、被災地・被災者を支援している民間団体等の連携を促し、支援活動を続けるうえで抱える問題や課題を共に考える場「現地会議」を、被災3県にて定期的に開催しています。

第7回にあたる本会は、復興商店街、団体、企業、コミュニティスペースなどを紹介することで、地域づくりに取り組むステークホルダーと顔の見える関係になることを目的とします。宮城県を支援する多くのみなさまの参加をお待ちしております。

← ダウンロードしてご利用ください。


開催概要(予定)

【タイトル】
第7回 現地会議 in 宮城
 -人が集まり、つながり、元気になる地域づくり-
【日時】
2013年8月23日(金)12:00~16:00(予定)※開場11:30
会場の関係上、時間が変則となっております。ご注意ください。
【会場】
南三陸ホテル観洋 多目的ホール「クイーンエリザベス」
 http://www.mkanyo.jp/access/
 http://www.m-kankou.jp/access/
(宮城県本吉郡南三陸町黒崎99-17)
【開催目的】
復興支援活動は「地域づくり」や「まちづくり」といった中長期的な地域資源づくりの段階に移行しています。被災地域と全国の地域づくりに取り組むステークホルダーをお呼びし、これから直面する状況や課題、またそれを乗り越えるための、知恵や経験を学びます。
【プログラム】
テーマ1「知る」― 復興の場所づくり
    
宮城で活躍する支援組織・企業の方々に 地域や活動の状況、課題をお話いただきます。
[スピーカー]
渡部 慶太 氏(NPO法人 石巻復興支援ネットワーク 事務局)
氏家 義明 氏(NPO法人がんばッと玉浦 副理事長)
小野寺 寛 氏(すばらしい歌津をつくる協議会 会長)
テーマ2「学ぶ」― 全国の場所づくり ―
    
全国各地で取り組まれている地域や場づくりの事例をおききし、 「人が集まり、つながり、元気になる地域」をどうつくるかを探ります。
[パネリスト]
宮定  章 氏(NPO法人 まち・コミュニケーション 代表理事)
渡辺 裕伸 氏(農事組合法人ファーム田麦山)
テーマ1スピーカー
[コーディネーター]
栗田暢之(JCN代表世話人)
テーマ3「つながる」― 場所づくりのワークショップ ―
地域づくりに取り組む各分野のステークホルダーの皆さんと 顔の見えるつながりの場をつくります。
[ブース]
1「集まる」― カフェや食堂、教室の事例から考えます。
2「種をまく」― イベントや祭りの事例から考えます。
3「形をつくる」― オーナー制度や研修、体験プログラムの事例から考えます。
[ファシリテーター]
日本ファシリテーション協会
【その他】
当日は、マスコミ等の取材があります。
一部の時間帯に限り、Ustreamによる動画配信を予定しています。 JCN Channel - Ustream
※会場の回線状況により音声のみの配信となる場合があります。ご了承ください。
【主催】
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
【共催】
みやぎ連携復興センター
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
【協力】
NPO法人日本ファシリテーション協会
NPO法人 メディアージ


参加いただきたい方々

  • 宮城県で活動しているボランティア団体・住民グループのみなさま
  • 復興支援に取り組んでいる団体・企業のご担当者のみなさま
  • 行政機関・社会福祉協議会の職員のみなさま
  • その他、支援活動に関心のある全国の支援団体のみなさま

参加方法

申込フォームからお申込みください。※おひとりずつお申し込みください。

第7回現地会議in宮城申し込みフォーム

2013年7月24日 11:03

大船渡のネットワークの様子

こんにちは、岩手の中野です!

復興に向けて支援団体間の情報共有などのため、ネットワーク会議が各地で開催されています。大船渡の「大船渡アクションネットワーク会議」では今回、富士通さんから、支援団体に対する課題認識調査の報告が行われました。
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支援格差、情報共有の難しさ、将来的な地域ごとの支援体制の構築などがまとめられ、今後の活動への課題提起ともなったように感じました。

文責/中野圭

2013年7月19日 16:49