明日9/13、会津大学で「現地会議in福島」開催
福島担当の鈴木亮です。
お世話になってます。
7回目となる福島での現地会議が、いよいよ明日、会津大学にて開催されます。
2011年11月に二本松、2012年3月にいわき、6月に南相馬、そして今回9月に会津若松での開催となります。
東北の人々がいかに復興に向けて頑張られておられるかを知り、今できる事を学び、そして新たな出会いを重ねていく、それ福島の現地会議の基本スタンスです。
それぞれの地域、それぞれの組織、県民一人一人の事情が違いが復興を難しくしていますが、「対話と避難と再生のための努力」を丁寧に重ねる事をしていきたいと思います。
今回も地元会津地方の方々に多大なる協力をいただき、渾身の内容となっております。
当日参加も可能ですので、奮ってご参加ください。
会津から見える福島の課題。会津でお待ちしております。
●第7回 JCN現地会議 in 福島 ~会津から見える福島の課題~
●動画配信(回線の状態によっては音声のみ、あるいは後日の再配信となります)
プログラム(予定)詳細、お申込みはウェブサイトをご覧ください。
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▼テーマ1「知る」― 住民と支援組織の地域課題 ―
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会津地域で活動している団体・機関の活動の事例を
避難者支援と、地域づくりの視点から整理します。
[スピーカー]
鈴木 康 氏(社会福祉法人 会津若松市社会福祉協議会 福祉課長補佐)
渡辺 敏正 氏(楢葉町宮里仮設住宅自治会 会長)
稲村 久美 氏(株式会社まちづくり会津 サポートマネージャー)
▼テーマ2「学ぶ」― 福島の課題と支援のヒント ―
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テーマ1の事例を踏まえ、支援のヒントとなる取り組みについて共有します。
[コーディネーター]
栗田 暢之(JCN代表世話人)
[パネリスト]
蛭川 靖弘 氏(NPO法人まちづくり喜多方 代表理事)
菅野 雅弘 氏(葛尾村 総務課 復興対策係長)
尾崎 嘉洋 氏(NPO法人 苧麻倶楽部 事務局長)
ほかテーマ1スピーカー
▼テーマ3「つながる」― 参加者を交えた意見交換・情報交換 ―
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登壇者と参加者でグループディスカッションをおこないます
[グループ]
1 避難者支援
2 まちづくり
3 行政との協働
4 子育て支援
※後半は名刺交換などフリータイム
[ファシリテーター]
徳田 太郎 氏(NPO法人日本ファシリテーション協会)
中国地方5県、広域避難者支援のネットワーク始動
こんにちは、広域避難者支援担当の橋本です。
先週8月27日、久しぶりに広島へおじゃましてきました。
今回の訪問目的は「広域避難者支援ミーティングin中国2」の実施。
中国地方では昨年の12月11日、広島市にて「広域避難者支援ミーティングin中国」を開催させていただきましたが、このミーティングを一つのきっかけに、中国5県(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)の避難者支援関係者(当事者団体を含む)による広域避難者支援のネットワーク化に向けた話し合いが進められてきました。
昨年から各地域において「つながりの場づくり」を続けているJCNとしては、ミーティングのフォローアップとして、この動きのお手伝いをさせていただこうと、中国地方のみなさんと意見交換を続けてきました。
意見交換の中では「中国5県会議(仮)」という具体的なネットワークの設立という方向に話が進み、顔の見える中国地方の団体に声がけをして、ぜひみんなで「中国地方に必要な広域避難者支援のネットワーク」について、話し合う機会を持ちましょうということになりました。
8月27日の「広域避難者支援ミーティングin中国2」はまさにその話し合いの場として開催させていただきました。

ミーティングでは20団体(オブザーバーを含む)に参加いただき、ネットワークの役割について、情報交換やモデル的な事業の水平展開、中国地方としての政策提言など色々な意見が出されました。また、ネットワークの在り方として「各県足並み揃えて、全く同じことをするのは難しい。できることを一緒、"ゆるやかな連携"で」というご意見に、ネットワークで取組むヒントを見た気がしました。
今後の動きとして、JCNとのミーティングとは別に独自の財源などを確保しながら、5県の関係者が集まる会議や勉強会などを開催しましょうという具体的なネットワークとしての活動の話も出てきています。
9月25日には鳥取県で今回のミーティングの参加団体の一つでもある「とっとり震災支援連絡協議会」さん主催の東日本大震災復興避難者支援啓発フォーラムが予定されており、そのタイミングに合わせて、中国5県会議(仮)が発足する予定です。
JCNとして、今後もこのネットワークの動きをフォローしながら、他の地域でのネットワークづくりもお手伝いしていきたいと思います。今年度の広域避難者ミーティングは各地域のみなさんと相談しながら、各地域の状況に応じて、これまで以上に柔軟な形で実施していければと考えています。
文責/橋本
「第7回 現地会議 in 福島」開催のお知らせ
JCNでは、9月13日(金)、福島県会津若松市会津大学にて「第7回 現地会議 in 福島」を開催いたします。
JCNでは、被災地・被災者を支援している民間団体等の連携を促し、支援活動を続けるうえで抱える問題や課題を共に考える場「現地会議」を、被災3県にて定期的に開催しています。
第7回にあたる本会は、避難者の多い地域の一つである会津地域の現状と、被災者自らが活動している事例をお聞きしながら、今後の活動のために何が必要かを探っていきます。福島県を支援する多くのみなさまの参加をお待ちしております。
← ダウンロードしてご利用ください。
開催概要(予定)
- 【タイトル】
- 第7回 現地会議 in 福島
-会津から見える福島の課題-
- 【日時】
- 2013年9月13日(金)13:30~17:30(予定)※開場13:00
- 【会場】
- 会津大学 講義棟2階 中講義室「M2」
http://www.u-aizu.ac.jp/access.html
(会津若松市一箕町大字鶴賀上居合90)
- 【開催目的】
- 7回目の福島の現地会議は、避難者の多い地域のひとつである会津地域の現状をおききし、被災者自らが活動している事例をお聞きしながら、避難者支援と、地域づくりの視点から課題を整理し、その活動のヒントや今後の福島の課題を考えます。
- 【プログラム】(予定)
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- テーマ1「知る」― 住民と支援組織の地域課題 ―
- 会津地域で活動している団体・機関の活動の事例を避難者支援と、地域づくりの視点から整理します。
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- [スピーカー]
- 鈴木 康 氏(社会福祉法人 会津若松市社会福祉協議会 福祉課長補佐)
- 渡辺 敏正 氏(楢葉町宮里仮設住宅自治会 会長)
- 稲村 久美 氏(株式会社まちづくり会津 サポートマネージャー)
- テーマ2「学ぶ」― 福島の課題と支援のヒント ―
- テーマ1の事例を踏まえ、支援のヒントとなる取り組みについて共有します。
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- [パネリスト]
- 蛭川 靖弘 氏(NPO法人まちづくり喜多方 代表理事)
- 菅野 雅弘 氏(葛尾村 総務課 復興対策係長)
- 尾崎 嘉洋 氏(NPO法人 苧麻倶楽部 事務局長)
- [コーディネーター]
- 栗田暢之(JCN代表世話人)
- テーマ3「つながる」― 参加者を交えた意見交換・情報交換 ―
- 登壇者と参加者でグループディスカッションをおこないます
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- [ファシリテーター]
- 徳田 太郎 氏(NPO法人日本ファシリテーション協会)
- 【その他】
- 当日は、マスコミ等の取材があります。
- 一部の時間帯に限り、Ustreamによる動画配信を予定しています。 JCN Channel - Ustream
- ※会場の回線状況により音声のみの配信となる場合があります。ご了承ください。
- 【主催】
- 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
- 【共催】
- NPO法人 うつくしまNPOネットワーク
- 一般社団法人 ふくしま連携復興センター
- 災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
- 【協力】
- NPO法人日本ファシリテーション協会
- 認定NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)
- NPO法人メディアージ
- 社会福祉法人 福島県社会福祉協議会
参加いただきたい方々
- 福島県で活動しているボランティア団体・住民グループのみなさま
- 復興支援に取り組んでいる団体・企業のご担当者のみなさま
- 行政機関・社会福祉協議会の職員のみなさま
- その他、支援活動に関心のある全国の支援団体のみなさま
参加方法
申込フォームからお申込みください。※おひとりずつお申し込みください。

第7回ケース検討会を開催しました
みなさまこんにちは。福島担当の鈴木亮です。
8月8日に7回目となる「ケース検討会」を仙台市にて開催しましたので、報告させていただきます。
JCNでは月に2回のペースでJCN被災地支援担当3人が集まり
被災地で活動する団体や連携会議を訪問する中でみえてくる個別課題・地域課題を持ち寄り、解決策を探っています。
支援者を支援するネットワーク型組織として、どのような取り組みが有効か、様々な角度から議論しています。
現地担当としては、重要な学びの機会とさせていただいています。
まず岩手、宮城、福島の3担当から団体訪問レポートと、そこから見えてくる被災者・支援者の状況を共有し、
支援リソースを共有したり、参考になりそうな事例を出し合ったりします。
今回は多発する水害対応の状況、夏祭りシーズンにおけるNPOの動き、新たなネットワーク協議会やまちづくり協議会の発足などが特に共有されました。
後半はJCN現地会議の企画について議論します。
宮城は8月23日に陸前高田にて、福島は9月23日に会津若松にて開催する方向で具体化しています。
毎回調整に苦戦しますが、少しでも現場性を高め、かつ多様な支援者の参加をいただけるよう工夫するのはワクワクする作業です。
このケース検討会もまだまだ進化させていきたいと思います。
次回は8月21日、東京での開催予定です。
どうぞよろしくお願いします。
文責 鈴木亮(福島担当)
フリーペーパー「吹く島(ふくしま)」
事務局の岡坂です。
先日、ふくしま連携復興センターさんから、福島ライフエイドさん発行のフリーペーパー「吹く島」
が送られてきました。
第7号の今回の特集は『震災から3年目、「保養」について考える』です。保養は主に子どもを対象に、一時的に線量の低いところに移って数日から数週間すごして帰ってくるプログラム。屋外でおもいっきり遊べたり、親御さんの負担軽減にもなります。
一方で、実施する団体は先細りしていく中で資金集めなど支援を求めています。受益者負担にできないスキームのなかなか難しいところです。
文責/岡坂 建