東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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横浜に行ってきました

9月13日金曜日は石川県で一泊、翌日14日は、神奈川県やその近隣に避難されている方々に、ひとときの憩いと交流を楽しんでいただく「第3回ふるさとコミュニティinかながわ」(主催:かながわ避難者支援ネット「ふるさとコミュニティinかながわ実行委員会」)に参加してきました。

当日は69名の方が参加されており、南相馬市小高区 上浦神楽舞保存会による神楽舞いなどの催しごとのほか、足湯、癒やしコーナー、土いじり相談、行政コーナーの談話室もあり、盛りだくさんの企画内容となっていました。

様子を見るだけではなく、「足湯」コーナーで避難者の方からお話をお聞きしました。
「足湯」というのは、足湯につかりながらボランティアと会話を楽しむことで、避難されている方の心身ともに"ホッと"する時間を提供する活動のことです。下記の解説がわかりやすいのでご紹介しておきます。
【参考資料:足湯ボランティアで被災地支援!?PDFファイル】

お話をお聞きしたのは、福島県南相馬市から避難された方と宮城県仙台市から避難された方のお二人。はじめての方と面と向かって話すのはなかなか難しいのですが、足湯につかっていただき、手をさすりながらだと話しやすい雰囲気になります。
お互いちょっとずつ緊張もほぐれて、避難されてからの暮らしや最近気になっていることなど、お聞きすることができました。お一人お一人の事情は違うということはこれまでも聞いていましたが、具体的にそれぞれ避難した理由や暮らしぶりには違いがあることをあらためて実感する機会になりました。

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「足湯ボランティア活動」はちょっとしたレクチャーと設備があればどなたでもどこでもできる活動です。実際には、被災地の避難所や仮設住宅などでも足湯が行われていますし、避難された方を対象にも行われている例もあります。ご感心のある方は、「震災がつなぐ全国ネットワーク」までお問合せください。

2013年9月19日 15:30

石川に行ってきました

広域避難者支援担当の津賀です。

9月13日金曜日、石川県白山市で行われた石川県内で保養プログラムに取組む団体の情報交換会に、中越防災安全推進機構の稲垣さん、日野さんと一緒に参加してきました

石川では、2011年から市民有志が福島の子どもたちのサマーキャンプなどに受入れる取組が行われていました。取組む人たちが、お互いの取組を情報交換して、よりよいものにしようと県内6団体で「3.11こども石川ねっと」というネットワークをつくり、これまで11回の会合を開いてきました。

この日は、6つの団体とその関係者15名が、それぞれ一品持ちより、夕食を食べながら話しながらのフランクな会となりました。それぞれ取組を口頭で紹介するほか、活動動画を編集した「DVD」の鑑賞、中越安全防災推進機構からの取組み紹介、JCNからも各地の避難者・支援の状況なども紹介して、いろんな話で盛り上がりました。

印象的だったことが3つ。ひとつは、参加した子どもたちのためにつくった記録DVDがとても丁寧にわかりやすくつくっていたこと。 ふたつめは、自然体験や演劇ワークショップ、食事づくりなどプログラムが多彩なこと。 みっつめは、ボランティアスタッフや様々な地域の協力を得て一緒にプログラムをつくっていること。プログラムや協力の多様さ、引き出しの多さにはびっくりしました。

DVDを鑑賞しながら
「このライフジャケットは買ったの?」
「そう、買ったの。これは***に保管しているから貸すよ。」
『この企画はおもしろそうだから、来年はとりいれたいね。』
『この遊びおもしろいね、今度、やろうかな。』
など、やりとりがされていて、ネットワークが活かされているなあと感じました。

子どもたちの受入れだけではなく、避難された方の支援も考えていきたいという意見もあり、広域避難者支援担当としても今後の取組もお聞きしながら、他の地域の情報などもお伝えしたいと思います。

石川のみなさん、中越のみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

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2013年9月17日 16:09

中越に行ってきました

広域避難者支援担当の津賀です。

昨日、広域避難者支援事業の打合せのため、新潟県長岡市にある「きおくみらい 長岡震災アーカイブセンター」を訪ねました。ここ新潟では、2007年の新潟県中越地震からの復興の経験を活かして、東日本大震災の大震災直後から被災地への支援、避難されている方を官民協働で支援を続けています。

打合せ前に、センター内の震災MAPを眺めたり、シアターで発災から復興の映像見たり、少しだけ見学しました。新潟県中越地震からの復興の経験を持つ中越地域には、東日本大震災の被災地、被災者支援の活動のヒントががいろいろあると感じました。新潟・長岡方面に行かれるのでしたら、きおくみらい 長岡震災アーカイブセンターをはじめとする施設や公園『中越メモリアル回廊』を訪ねてみてはどうでしょうか。

見学後には、中越防災安全推進機構の稲垣さん・日野さんと、新潟での取組、これからの展開などについて話し合い、有意義な打ち合わせとなりました。
そして、打合せの結果、急きょ明日(9月13日)は石川に行くことになりました。詳しくはまたレポートします。

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【きおくみらい 長岡震災アーカイブセンター】
住所 〒940-0062 新潟県長岡市大手通2-6 フェニックス大手イースト2階
開館時間 〔入館無料〕10:00〜18:00
休館日 毎週火曜日 年末年始
http://c-marugoto.jp/facility/nagaoka.html 

2013年9月12日 21:56

第8回ケース検討会をしました

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こんにちは、岩手の中野です!
タイトルの通り第8回ケース検討会を開催しました。ケース検討会はこのブログではお馴染みのネタになりましたが、今回は岩手県北上市、NPO法人いわて連携復興センターさんの事務所をお借りして開催しました。
震災から2年半が経過しました。フェーズの変化とともに、状況も課題も変わっております。その課題解決に少しでも役立つことができたらと思います。

文責/中野圭

2013年9月12日 19:38

明日9/13、会津大学で「現地会議in福島」開催

福島担当の鈴木亮です。
お世話になってます。

7回目となる福島での現地会議が、いよいよ明日、会津大学にて開催されます。

2011年11月に二本松、2012年3月にいわき、6月に南相馬、そして今回9月に会津若松での開催となります。
東北の人々がいかに復興に向けて頑張られておられるかを知り、今できる事を学び、そして新たな出会いを重ねていく、それ福島の現地会議の基本スタンスです。

それぞれの地域、それぞれの組織、県民一人一人の事情が違いが復興を難しくしていますが、「対話と避難と再生のための努力」を丁寧に重ねる事をしていきたいと思います。

今回も地元会津地方の方々に多大なる協力をいただき、渾身の内容となっております。

当日参加も可能ですので、奮ってご参加ください。
会津から見える福島の課題。会津でお待ちしております。

●第7回 JCN現地会議 in 福島 ~会津から見える福島の課題~
 https://www.jpn-civil.net/2014/blog/2013/08/_infukushima.html

●動画配信(回線の状態によっては音声のみ、あるいは後日の再配信となります)
 http://www.ustream.tv/channel/jpn-civil

プログラム(予定)詳細、お申込みはウェブサイトをご覧ください。
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▼テーマ1「知る」― 住民と支援組織の地域課題 ―
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会津地域で活動している団体・機関の活動の事例を
避難者支援と、地域づくりの視点から整理します。

[スピーカー]
鈴木  康 氏(社会福祉法人 会津若松市社会福祉協議会 福祉課長補佐)
渡辺 敏正 氏(楢葉町宮里仮設住宅自治会 会長)
稲村 久美 氏(株式会社まちづくり会津 サポートマネージャー)


▼テーマ2「学ぶ」― 福島の課題と支援のヒント ―
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テーマ1の事例を踏まえ、支援のヒントとなる取り組みについて共有します。

[コーディネーター]
栗田 暢之(JCN代表世話人)

[パネリスト]
蛭川 靖弘 氏(NPO法人まちづくり喜多方 代表理事)
菅野 雅弘 氏(葛尾村 総務課 復興対策係長)
尾崎 嘉洋 氏(NPO法人 苧麻倶楽部 事務局長)
ほかテーマ1スピーカー

▼テーマ3「つながる」― 参加者を交えた意見交換・情報交換 ―
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登壇者と参加者でグループディスカッションをおこないます
[グループ]
1 避難者支援
2 まちづくり
3 行政との協働
4 子育て支援
※後半は名刺交換などフリータイム

[ファシリテーター]
徳田 太郎 氏(NPO法人日本ファシリテーション協会)

2013年9月12日 07:35