東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

ブログ

それぞれの想いを大切に

JCN広域避難者支援担当の金子です。

今年度JCNでは、3.11ユースダイアログと題して、震災当時学生だった若者たちを招き、震災当時からの状況や想いを伝える機会を作っています。震災からの時間経過とともに風化が云われていますが、その会の中で「未だに自分の気持ちが整理できていない」という声がでました。こういった声は、今まで聞けなかった貴重な声でした。

ここにきてやっと、様々な団体から若い人たちの声を聞いて伝えるような動きが出てきたように感じます。

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私がJCNとは別に関わる「おせっぺとみおか」という事業でも、5年間の活動の中、学生たちとコミュニケーションし続けることで、やっと彼らの本音が聞けるようになってきました。「おせっぺとみおか」の学生たちは、聞き書きという手法で、同じ富岡町の年長者の人生や想いを書き残してきました。そのやりとりを通じて、少しずつ自分の気持ちを整理してきているのだと思います。

先日もこれまでの活動の振り返りとこれからを考えるワークショップを行いましたが、その中で、今度は同じように悩む仲間や家族をサポートするために、自分にも力になれることがあるんじゃないかという学生たちの想いを聞くことができました。

活動を行う中で、やっと語れるようになった若い人たち一人ひとりの想いを、これからも大切にしていきたいと感じた瞬間でした。

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2019年9月 1日 18:12

東日本大震災の今をご存知ですか?

みなさま

こんにちは。JCN事務局の杉村です。

東日本大震災から8年が経過しますが、東日本大震災の現状をご存知でしょうか?
災害公営住宅や様々な施設が建設されるなど復興が進んでいる一方で、まだまだたくさんの課題も残っていますし、地域によって抱える課題は異なります。メディアだけの情報や外からぱっと見ただけでは、わからないことも多く、話を聞かないとわからなこともたくさんあります。

このような背景を踏まえて、全ては難しいかもしれませんが、東日本大震災の現況を知っていただき、何か関わるきっかけや考える機会になればと思い、JCNでは「3.11の今がわかる会議in東京」(9月9日)を今年も開催することにしました。

詳細は、こちらのURLでチェックください。
https://jpn-civil.net/2014/blog/2019/07/311_in_99.html


・以前、東日本大震災の支援やボランティアにいったけど、今はどうなっているんだろう?
・今も支援に定期的にいっているけど、他県はどのような取組をしているのだろう?
・ボランティアや支援にいったことはないけど、前から気なっている...
・改めて、防災や災害というものを考えたい
など東日本大震災に関心・興味のある方ならどなたでも参加できます。

東北から6名のゲストと東京から1名のゲストに登壇いただき、生の声を聞ける貴重な機会です。
みなさまからのお申込みをお待ちしております。


写真は昨年、名古屋で開催された「3.11の今がわかる会議in名古屋」の様子

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2019年8月16日 17:21

3.11の今がわかる会議 in 名古屋(9月27日)開催のお知らせ

開催概要

2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年が経過しますが、復興は道半ばにあり、コミュニティ形成や見守り、過疎化・人口減少を踏まえた復興まちづくり、震災で傷ついた子どもの支援、避難指示解除後の生活再建など共通課題から各県の個別課題がいまなお残っています。これらの課題を考えることは、これから日本が抱える社会課題を考えることにもつながり、また、各地で発生している次災害への教訓や知見を生み出す機会でもあると考えています。今、東日本大震災で起きていること、課題となっていることについて、岩手県、宮城県、福島県ならびに開催地である愛知県からもゲストを迎えて多くの方と考える機会にしたいと考えています。

名称・テーマ

3.11の今がわかる会議 in 名古屋「東日本大震災の今と関わり方を考える」

開催日時・場所

2019年9月27日(金)13:30-18:00(13:00受付開始)
会場:名古屋会議室プライムセントラルタワー名古屋駅前店 13階(第2、3会議室):地図

参加費 無料
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 認定NPO法人レスキューストックヤード
助成 復興庁コーディネート事業

対象

東日本大震災の復興支援に関わりたい団体・企業・個人(100名)

プログラム

13:00 受付開始
13:30 オープニング:開会挨拶と趣旨説明
13:45 1部:話題提供とパネルディスカッション「孤立・孤独をいかにして地域で見守るか」

●岩手県
東梅麻奈美 さん
NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長

●宮城県
新井信幸 さん
NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事

  ●福島県
米倉一麿 さん
NPO法人 相双に新しい精神科医療保険福祉システムをつくる会
(相馬広域心のケアセンターなごみ)センター長

●愛知県
名畑 恵さん
NPO法人 まちの縁側育くみ隊 代表理事

15:25 2部:各県からの報告とディスカッション

●3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
岩手県:岡本翔馬さん(認定NPO法人 桜ライン311 代表理事)
愛知県:大原一哲さん(第3回三陸&東海防災フェスティバル「伝」実行委員)
【コーディネーター】東日本大震災支援全国ネットワーク 岩手担当

●津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
宮城県:天澤寛子さん(NPO法人 浜わらす 事務局)
    伊藤一美さん(NPO法人 子ども&まちネット 理事長)
【コーディネーター】東日本大震災支援全国ネットワーク 宮城担当

●避難指示解除区域の現状と課題
横山秀人さん(一般社団法人 いいたてネットワーク 代表理事)
鈴村ユカリさん(アロマハンドトリートメントボランティア/富岡町から避難)
【コーディネーター】東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当

※登壇順は変更になる場合があります

17:45 クロージング:総括と閉会挨拶

参加方法

申込フォームからお申込みください。
(※複数名で申し込まれる場合は、お手数ですが、お一人ずつお申込みください)

お問合せ

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: office@jpn-civil.net

2019年8月16日 13:15

ふくしま連携復興センターです。福島県の地域担当になりました。

今年度、福島県の地域担当となりましたふくしま連携復興センターです。よろしくお願いいたします。長い梅雨が明けてから猛暑が続き、熱中症にかかられる方も多いようです。また一方では、大型の台風10号が西日本を縦断し、各地に被害をもたらしております。お盆休みを取られている方も多い時期ですが、皆様どうぞ十分に対策を取るなどお気を付けください。

ふくしま連携復興センター(以下、「ふくしま連復」と略します)は今年度はじめてJCNの福島担当となりました。今回のブログでは、簡単に団体の紹介をさせていただきます(初回なので少し硬めの文章ですが、ご容赦ください)

私たちふくしま連復は、東日本大震災が発生した2011年の7月に発足しました。文字通り「連携」というキーワードをもとに福島の復興のための取組を行う団体で、現在NPOをはじめ150を超える会員の皆様や、国や自治体行政、社会福祉協議会、企業など様々なセクターの支援者と協力しながら活動しています。その中でふくしま連復は、復興の現場で被災者の生活再建や被災地の地域再生のための活動を行っている担い手の皆さんの活動を後方から支える「中間支援」としての役割を果たすべく日々努力しています。

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私たちの活動の事例として、今回は先月実施したワークショップについてご紹介します。

712日に富岡町「学びの森」で、復興庁や県内11の市町村の担当者にお集まりいただき、東日本国際大学副学長の福迫昌之先生にファシリテーションをお願いして、各自治体がこれまで行ってきた「コミュニティ形成」事業を振り返り、共有しながら今後どんな取り組みが必要かを語り合うワークショップ「第3回 市町村事例共有会」を行いました。

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従来より多くの自治体が抱えていたコミュニティの再構築という課題に対し、参加自治体などがどのような事業を行っており、どんな成果や問題点があったかを共有しながら参加者それぞれに今後の取組へのヒントを掴んでいただくために、この「市町村事例共有会」は2年前から始めました。

なお今年は、震災発生から節目になる10年が近づいてきたこともあり、これまでの活動を振り返っていただくことにも致しました。そして、コミュニティの再生を登山に例え「現在何合目まで登ったか?」を示していただきましたが、概ね「5合目あたり」という職員の方が多かったようです。

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原子力災害の影響も大きい福島県が復興のために取り組まなければならないことは数多くありますが、コミュニティの再構築は、地域の再生から被災者の生きがいづくり、孤立防止など、復興に向けての取組に幅広く関わってきます。私たちふくしま連復は、こうした事業が復興のために有効活用されるように担い手となるNPOとの連携調整や、その他必要な社会資源とのマッチングなどをこれからも続けていくとともに、地域再生のための連携体制づくりなどにも注力していきたいと思います。今後とも、是非よろしくお願い申し上げます。


2019年8月15日 15:16

3.11の今がわかる会議 in 東京(9月9日)開催のお知らせ

開催概要

2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年が経過しますが、復興は道半ばにあり、コミュニティ形成や見守り、過疎化・人口減少を踏まえた復興まちづくり、震災で傷ついた子どもの支援、避難指示解除後の生活再建など共通課題から各県の個別課題がいまなお残っています。これらの課題を考えることは、これから日本が抱える社会課題を考えることにもつながり、また、各地で発生している次災害への教訓や知見を生み出す機会でもあると考えています。今、東日本大震災で起きていること、課題となっていることについて、岩手県、宮城県、福島県ならびに開催地である東京からもゲストを迎えて多くの方と考える機会にしたいと考えています。

名称・テーマ

3.11の今がわかる会議 in 東京「東日本大震災の現状と課題を全国で考える」

開催日時・場所

2019年9月9日(月)13:30-18:00(13:00受付開始)
会場:TKP東京駅セントラルカンファレンスセンター ホール12A:地図

参加費 無料
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 東京ボランティア・市民活動センター
助成 復興庁コーディネート事業

対象

東日本大震災の復興支援に関わりたい団体・企業・個人(100名)

プログラム

13:00 受付開始
13:30 オープニング:開会挨拶と趣旨説明
13:45 1部:話題提供とパネルディスカッション「孤独・孤立をいかにして地域で見守るか」

●岩手県
東梅麻奈美 氏
NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長

●宮城県
新井信幸 氏
NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事

  ●福島県
米倉一麿 氏
NPO法人 相双に新しい精神科医療保険福祉システムをつくる会
(相馬広域心のケアセンターなごみ)センター長

●東京都
森田眞希 氏
NPO法人 地域の寄り合い所 また明日 代表

  【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 代表世話人 栗田暢之】

15:25 2部:各県の現状や課題について

●岩手県:3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
菊池のどか 氏
株式会社かまいしDMC/地域創生事業部鵜住居トモス運営課
【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 岩手担当】

●宮城県:津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
天澤寛子 氏
NPO法人 浜わらす
【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 宮城担当】

●福島県:避難指示解除区域の現状と課題
横山秀人 氏
一般社団法人 いいたてネットワーク 代表理事
【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当】

※各県の話題提供のあとに、参加者のみなさまと話し合う時間を設けます。

17:45 クロージング:総括と閉会挨拶

参加方法

申込フォームからお申込みください。
(※複数名で申し込まれる場合は、お手数ですが、お一人ずつお申込みください)

お問合せ

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: office@jpn-civil.net

2019年7月31日 16:54