6月より宮城地域担当になりました三浦隆一と申します。
東日本大震災支援全国ネットワークの宮城の目となり耳となり、手となり足となる役割をどこまで果たせるかドキドキしています。「できることを、できる範囲で、全力で!」をモットーに頑張ります。ご挨拶遅くなりましたが、改めてよろしくお願いします。
私、個人としては2011年に発災後、宮城県内の災害ボランティアセンターの運営スタッフを経験し、その後、宮城県域のいわゆる中間支援者としての役割を8年間担ってきました。これまで宮城県内の復興支援活動を後方から見ていた経験をJCNの地域担当として活かせればと思っています。
そんな私が宮城地域担当として日ごろ何をしているのかご紹介したいと思います。
地域担当は地域で活動する団体や支援者、住民のみなさんを巡回訪問しています。市町村毎に支援者の連絡会議などあれば積極的に参加して、各団体のみなさまにご挨拶したり、近況をお伺いしたり、その中で気になる団体や情報などあれば、直接訪問させていただいて活動の現状と課題などをお聞きします。
話を聞く中で課題解決に繋がる外部リソースを紹介したり、他の市町村の成功事例、失敗事例を共有したり、時には一緒に悩んだり・・・
訪問を通じ、宮城県域全体の復興の状況を把握して、311の今を伝える会議の企画や登壇者の調整、JCNレポートの執筆の依頼、執筆調整などに活かしています。
最近訪問した団体をご参考までにご紹介します。
昨年311の今を知る会議にもご登壇いただいた移動支援Reraさんのスタッフミーティングに参加させていただきました。
Reraさんは、月に一回スタッフ全員が集まり、スタッフが担当しているプロジェクトや組織として今何に優先で取り組んでいるのかなどの状況を全体で共有しています。最近は移動を支援するだけでなく、買い物や草取り、共同農園やお墓参りなどの生活支援も始められたそうです。
月一回のミーティングは研修の要素もあり、先日は送迎に関する安全講習が行われました。車いすの利用者を送迎する際、万が一にも事故が起きないように一挙手一投足をみんなで確認し、不安全要素がないか確認します。
雇用される側と雇用主という一般的な就労の関係性だけではNPOの組織運営は続けられません。
なぜその仕事をしているのか「想い」がとても大切です。組織としての方向性を丁寧に示しつつ、スタッフ全員の想いを受け止めるこのようなミーティングを、毎月1回、4年も継続されているそうです。
気仙沼の支援者連絡会議に参加した際は、連絡会が始まる前に2019年3月にオープンした気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館をみんなで訪問し、当時の話を語り部から聞いてから、伝承館で連絡会が開催されました。
私自身、前職在職中の2011年から連絡会に参加しており、8年経過した今、震災の経験を伝承する施設で連絡会が今も継続されていること、時間の経過を実感し感慨深かったです。
伝承館は旧気仙沼向洋高校を保存展示し活用されています。震災直後の街の風景がどのようなものだったのかを実際に目で見て感じることができる遺構は少なくなってきています。東日本には多くの伝承施設が作られています。今年度のJCNツアーの宮城の訪問先として訪れたいと思っていますが、みなさまも機会があれば是非訪れてみてください。
気仙沼や南三陸など連続で訪問する際は仙台まで戻ると効率が悪いので宿泊することもあります。そうなると楽しみは夜のお食事になります!私のお気に入りのパターンは気仙沼の「居酒屋ぴんぽん」で酒と魚を楽しみ、「喫茶マンボ」で締めのラーメンを食べるというパターンです。
ぴんぽんはいつもにぎわっていてにぎやかなお店ですが、魚が安くておいしくて・・・
刺し盛りはぴん1000円、ぽん2000円、ぱん4000円ですが、ぽん2000円を頼むとこうなります。
喫茶マンボは大正、昭和のにおいがプンプンする純喫茶です。純喫茶なんですが、お勧めはラーメンです。落ち着いた店内で食べる締めのあっさりラーメン。大好きです。
食べなくてもよい方はジャズ喫茶ヴァンガードもお勧めです。
とりとめのない話になりました。
これからも地域のみなさんとの出会いを大切に、地域の味も楽しみつつ、全国支援ネットワークの槍の矛先として、しっかり地域を巡回し情報発信していきます。
よろしくお願いいたします。
宮城地域担当 三浦
東日本大震災から8年。今だから、話せること。
震災当時、高校生・小学生は、どんな体験をして、
震災からこれまでどのようなことを感じながら
日々を暮らしてきたのか。
私たちはその話から何を学び、学んだことを
どう活かしていけばいいのか。
ぜひ、同世代のワカモノに聴いて、感じてほしい。
■内容:
東日本大震災の発災当時、高校生と小学生だったお二人に
東日本大震災の経験をお話しいただきます。
●松崎理沙(まつざき りさ)さん
1992年生まれ。
震災の年の3月1日に福島県立双葉高校卒業後、
4月から東京女子医科大学看護学校に入学。
卒業後は同大学病院に勤務する。現在は他の病院に勤務している。
●成沢新奈(なりさわ にいな)さん
1999年生まれ。
宮城県石巻市釜小学校の6年生のときに東日本大震災を経験しました。
高校卒業までは宮城県石巻市で過ごし、現在は岐阜女子大学に在籍。
震災から早8年。毎日楽しく過ごしています。
開催日時 | 2019年7月16日(火)19時〜20時30分 |
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開催場所 | 飯田橋セントラルプラザ12階 東京都新宿区神楽河岸(かぐらがし)1-1 最寄駅:JR総武線・地下鉄「飯田橋駅」 |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名(先着順)※どなたでも参加できます。 |
主催 | 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) |
共催 | 東京ボランティア・市民活動センター/東京災害ボランティアネットワーク |
助成 | 復興庁コーディネート事業 |
チラシのダウンロード【PDF: 約172KB】
お申し込み受付は終了いたしました。
東日本大震災の現状を知り、関わりを考えることが、日本の未来を創り、今、日本各地で起きている災害復興の希望となると考えています。いまだに残る仮設住宅のこと、災害・復興公営住宅のこと、2020年度問題のことなど、間もなく8年目を迎える東日本大震災で起きている現状を知り、登壇者と一緒に東北との関わり方を考えませんか。
2019年2月19日(火)13:30-17:30(13:00受付開始)
会場:神戸クリスタルタワー クリスタルホール3階(神戸市中央区東川崎町1-1-3):地図
参加費 | 無料 |
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主催 | 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) |
助成 | 復興庁コーディネート事業 |
協力 | ひょうごボランタリープラザ 富士ゼロックス株式会社 復興推進室 |
定員 | 100名(申込制・先着順) |
参加費 | 無料 |
東日本大震災に関心のある企業・団体・個人どなたでもお申込みいただけます。
第1部 | 話題提供「知る」 〜災害公営住宅の課題やコミュニティ形成への取り組み事例報告〜 【東北より】
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第2部 | パネルディスカッション「学ぶ」 〜8年目を迎える東日本大震災の現状と課題〜 【東北より】
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第3部 | フロアーセッション「考える」 〜東日本大震災の現状や課題を学び、「全国からの東北への関わり方」を考える〜 コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク |
お申し込み受付は終了いたしました。ありがとうございました。
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: office@jpn-civil.net