東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

ブログ

世界防災会議 おすすめ情報 福島編

お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。

3/14から仙台で「世界防災会議」が始まったことは報道でご存知かと思います。国際的な防災会議の開催に合わせて、福島市内で3/13に開催された「市民が伝える福島 世界会議」に参加してきました。

Fukushima150313.jpg
fukushima_10lessons.jpg

目玉は何といってもブックレット「福島 10の教訓~原発災害から人びとを守るために~」です。
http://fukushimalessons.jp/booklet.html
国連世界防災会議に向けて活動する「2015防災会議日本CSOネットワーク(JCC2015)」のなかから生まれた「福島ブックレット刊行委員会」が作成。日本語版、英語版に加えて韓国語版、中国語版、フランス語版まであります。さらに多言語への翻訳を予定しているそうです。基本的に無料でダウンロード、および配布されていますが、さらなる拡散・発送のためにも、カンパ(500円~)を呼びかけています。私もささやかながら2,000円ほどカンパさせていただきました。

仙台では「市民世界防災会議」をはじめ、実に様々なイベントが開催されています。私も3/15に仙台市市民活動サポートセンター、勾当台公園、エルパーク、シルバーセンター、メディアテークと駆け足で回ってきました。

勾当台公園にあるJCCによる「ピープルズパビリオン」では無料のオフィススペース、電源、ネット環境、コーヒー&紅茶があります。めちゃくちゃありがたいです。

WCDRRo6.jpg

会場を回れば回るほど痛切に感じることですが、原子力災害の実態を伝える活動は本当に少ないです。本会議の中で堂々と伝えているのは、先に紹介したJCC2015が唯一。本会議以外では、勾当台公園のピープルズパビリオンでの報告会。

ぜひブックレット「福島 10の教訓」を拡散ください。(JCNも実行委員会に参加しています)

さらにさらにおすすめな本があります。土壌スクリーニングの平井有太氏がこの3/11に出版した書籍「福島 未来を切り拓く」(SEEDS出版、2000円)です。原子力災害のあまりに複雑な実態・根本について、実に多彩で魅力的な人たちの言葉で伝えています。「今、一番お勧めしたい本」です。福島駅東口にあるキッチンガーデンの「かーちゃん農園わいわい」でも購入できます。

fukushima_book.jpg

文責/鈴木亮

●ブックレット「福島 10の教訓~原発災害から人びとを守るために~」
日英仏中韓語で無料ダウンロード可、カンパ呼びかけなど。
http://fukushimalessons.jp/booklet.html
●2015防災会議日本CSOネットワーク(JCC2015)公式サイト
仙台市市民活動サポートセンター、ピープルズパビリオン、その他パブリックフォーラムのプログラムの動画を中継、公開しています。英語あり。
http://jcc2015.net/
●第3回国連防災世界会議 本体会議速報ブログ
JCCによる速報ブログ。残念ながら日本語のみ。
http://report.jcc2015.net/
●国連ウェブテレビ
WCDRR本会議のプログラム公式動画サイト。ほぼ全部のプログラムの動画の中継とそのアーカイブ。
http://webtv.un.org/

2015年3月15日 21:34

2015年3月11日 東日本大震災四周年追悼式。

池座です。

2015年3月11日。東日本大震災から4年目を迎え、東北・日本各地で慰霊祭・追悼式が執り行われました。

わたくしは朝から宮城県の沿岸各地を車で巡り、各地域の住民・団体の方とお話をしながら午後の追悼式に向かいました。

途中、亘理町の災害FM(FMあおぞら)では、犠牲になった方、おひとりお一人のお名前を読み上げ、追悼されていました。

KIMG0282.JPG

午後は宮城県山元町の「四周年 山元町追悼式」に参列させて頂き、14時46分からの黙とう、大スクリーンでの内閣総理大臣、天皇陛下の悼辞、会場での献花など、様々な形で哀悼の意が表されました。

追悼式での住民の方のお話や、メディアの報道でも、道路や災害公営住宅などのハード面の復興は計画よりは遅れながらも着実に進んではいるが、住民ひとり一人の生活や心の復興はまさに「これから」という声が多く聞こえてきた気がします。

これから自分に何ができるのか、東北のこと、日本のこと、世界のこと、家族・仲間のこと、自分の人生など、様々考える一日となりました。

文責/池座

2015年3月12日 12:55

第11回現地会議in岩手を開催しました!

IMG_1512.JPG

こんにちは、岩手の中野です!

先週金曜、3月6日に「第11回現地会議in岩手」を開催しました。今回のテーマはズバリ人材不足。被災地では本当に課題とされています。が、実際にどのような問題があるのか、具体的に明らかにしていくことを目的として開催しました。

当日の模様はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=TiEO88htvkg
https://www.youtube.com/watch?v=72OIJD_9OHI

多くの参加団体さんとともに、人材について深く考える機会となりました。

文責/中野圭

◊ ◊ ◊ ◊ ◊

---【PR】JCN REPORT をご活用ください ---------------------------------------------------------------
「JCN REPORT」は、「岩手・宮城・福島のいま」を伝え、
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。

2015年3月 9日 12:26

【カタチに】「これから」の会議

事務局の岡坂です。

春です。きのうはひなまつりでした。僕に子どもはいませんが、嫁さんがちらし寿司をつくってくれました(ほんとうは女の子のお祝いだから僕がつくるべきですが)。

IMG_9244 2.JPG

さて先回は意味深な記事を書いていましたが、はやくもコードネーム「これから」のベールをはがすことになりました。きょうはJCNホームページのトップでも掲載している「春の2大イベント」のお話をします。すでにどこかでポスターや中吊り広告をご覧になったかたもあるかもしれません。

  • イベントその1:
    【3/10火@丸の内オアゾ&東京国際フォーラム】
    「東北これから会議2015」~いまこそコミュニケーションの力~
  • イベントその2:
    【5月初旬@都内】「東北応援ビレッジ2015」
    ~もっとツナガリあうことで、これからの東北を支えたい~

ことしは昨年はじめた風化防止プロジェクト「Walk with 東北」を強化するために3月から5月をキャンペーン強化期間として、期間の最初にキックオフイベント「東北これから会議」を、クロージングイベント「東北応援ビレッジ」を実施します。

昨年、Walk with 東北プロジェクトを開始しました。おかげさまでJCN参加内外の団体や企業、個人の方からバナーを貼っていただいたり、SNSのアイコンのスミに入れていただいたり、企業マルシェの看板にいれていただいたり、東京ではタクシーに貼ってあったりします。スタートをあまり目立つ形でうたっていなかったために人知れず始まり、実際に使われ始めたのはどちらかというと昨年の下半期あたりからでした。ことしはそんな反省を込めて、3月から皆さんに見える形で始めようというのがねらいです。

IMG_9246.JPG IMG_9246.JPG

ポスターです。缶バッジです。そして「これから会議」とは東京の情報拠点丸の内でやるトークイベントとキャンドルをともして行う追悼と応援です。詳細はまたきょうの夕方あたりに公開します。

チャンネルはそのままに。

文責/岡坂建

2015年3月 4日 10:29

第11回現地会議in宮城 開催しました

皆様、お世話になっております。宮城担当:三浦です。

2月27日(金)岩沼市市民会館中ホールにて第11回JCN現地会議in宮城を開催いたしました。

被災各地で建設、入居が始まった災害公営住宅。阪神・淡路大震災では災害公営住宅に移転したことでコミュニティが分散され孤立する人や応急仮設住宅を出ることが出来ず取り残される住民の支援が遅れたことで様々な問題が生まれました。阪神・淡路の教訓を活かしこれから多様な支援が必要なステージを地域に根差し地域福祉を担う社協と多様な支援活動を展開するNPOなど異なるセクターの支援者が岩沼に集まり「応急仮設住宅に残される人を支える支援」「移転する住民と受け入れる地域住民とのコミュニティ形成支援」について話し合いました。岩沼市、名取市、亘理町、山元町の社協とNPOが応急仮設住宅から災害公営住宅に移転していく中での課題を共有し、解決のヒントを探りました。

DSC_0707.JPG

基調講演に日野ボランティア・ネットワークの山下弘彦氏をお招きして「住民が主体になり地域を支える活動」を社協、NPO,行政が「緩やかな連携で支える活動」をお聞きしました。

当日は、2市2町(岩沼、名取、亘理、山元)から25団体、66名の支援者が参加して下さり、次の活動につながる交流を図っていました。

DSC_0700.JPG

2市2町の地域間で復興の進捗など違いはありますが課題領域は重なる部分が沢山あります。多様な課題を解決する為には社協、NPOがそれぞれのノウハウとスキルを共有して行う多様な支援が
必要になって来るのではないでしょうか。

文責/三浦

◊ ◊ ◊ ◊ ◊

---【PR】JCN REPORT をご活用ください ---------------------------------------------------------------
「JCN REPORT」は、「岩手・宮城・福島のいま」を伝え、
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。

2015年3月 3日 18:28