こんにちは、岩手の中野です!
岩手は広い。まあ広いです。私は大船渡市というところに住んでいまして、岩手県沿岸の南部に位置するのですが、今回訪れたのはこちら野田村。沿岸の北部に位置するところです。車だと大船渡市から4時間といったところでしょうか。
そんな野田村も津波により甚大な被害を受けましたが、さまざまな人や団体が立ち上がっております。
「NPO法人のんのりのだ物語」は、体験と交流から野田村の活性を目指す団体です。写真はなかなかの山奥にある事務所で、この中がまた素敵な空間になっているのです!
素敵な空間、活動、人、まち。野田村、かなりアツイです。
文責/中野圭
お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。
3/24~25に宮城県仙台市にてJCN被災地駐在員ロングミーティングを開催しました。
国連防災世界会議も終わり、2014年度の最後のケース検討会議に合わせての開催で、岩手、宮城、福島の3担当と統括の4人で約8時間、今年度の振り返りと次年度に向けたブレストを行いました。
個人的な所感ですが、2012年9月から福島担当になり、少しでも俯瞰的、課題解決型の視点をもって団体訪問に力を割いてきた結果、中間支援組織間の連携分担が進み、現場のNPOに役立つ動きをできてきたのかなと感じた1年でした。
いつも悩みや失敗はつきませんが、色々お声掛けをいただけたり、支援要請の手をあげていただけたりすることも増え、5年目も頑張らねば、と心新たに新年度に臨みたいと思います。
以下は議論のメモです。
【2014年度振り返り】
【2015年度の向けて】
危機感を失わず笑顔も忘れず、これからもひと鍬ひと鍬耕すように、復興に取り組んでいきたいと思います。
文責/鈴木亮
皆様、こんにちわ!
宮城担当:三浦です。
3月20日(金)名取市被災者支援連絡会に参加しました。
今回で10回を迎えた連絡会は、被災者に今、必要なを考える機会や支援の重複が起きないようにと支援者の情報共有と交流の場として名取市が開催しています。
応急仮設住宅で起きる課題に備えるための勉強会や被災者に必要な支援を考える支援者連絡会は、支援者がこれから取り組む課題に名取市が講師を招くなどして場を提供するなどしている行政と支援団体の協働の連絡会です。
名取市は閖上地区に住居を希望する役400世帯あり、かさ上げ工事などの都合で、平成30年まで仮設住宅で暮らせなくてはなりません。
仮設住宅での生活が長くなり目標が失いがちになってしまうことがないように、名取市被災者支援者連絡会は被災者に希望と生きがいを見つけてもらい、「自立」を促す支援に取り組んでいます。
文責/三浦
こんにちは!岩手の中野です。
先日開催された現地会議には報告しきれなかった話がありました。今回会議の中で、岩手では初めて「ケーススタディ」を取り入れてみたのです。内容は秘密(?)にしておきますが、「民泊事業に関わる民家を増やすには?」「古民家を活用してどう外国人を呼び込む?」など具体的なケースについて参加者から多彩なアイディアが出されました。
実際にこのケーススタディを通じて出されたアイディアが、カタチになっていくプロジェクトも進行しているようです。被災地の今を共有し、伝え、つながり、次の一歩へ。2011年当初から継続してきた現地会議は、少しずつですが確実に進化しています。
文責/中野圭
お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。
3/14から仙台で「世界防災会議」が始まったことは報道でご存知かと思います。国際的な防災会議の開催に合わせて、福島市内で3/13に開催された「市民が伝える福島 世界会議」に参加してきました。
目玉は何といってもブックレット「福島 10の教訓~原発災害から人びとを守るために~」です。
http://fukushimalessons.jp/booklet.html
国連世界防災会議に向けて活動する「2015防災会議日本CSOネットワーク(JCC2015)」のなかから生まれた「福島ブックレット刊行委員会」が作成。日本語版、英語版に加えて韓国語版、中国語版、フランス語版まであります。さらに多言語への翻訳を予定しているそうです。基本的に無料でダウンロード、および配布されていますが、さらなる拡散・発送のためにも、カンパ(500円~)を呼びかけています。私もささやかながら2,000円ほどカンパさせていただきました。
仙台では「市民世界防災会議」をはじめ、実に様々なイベントが開催されています。私も3/15に仙台市市民活動サポートセンター、勾当台公園、エルパーク、シルバーセンター、メディアテークと駆け足で回ってきました。
勾当台公園にあるJCCによる「ピープルズパビリオン」では無料のオフィススペース、電源、ネット環境、コーヒー&紅茶があります。めちゃくちゃありがたいです。
会場を回れば回るほど痛切に感じることですが、原子力災害の実態を伝える活動は本当に少ないです。本会議の中で堂々と伝えているのは、先に紹介したJCC2015が唯一。本会議以外では、勾当台公園のピープルズパビリオンでの報告会。
ぜひブックレット「福島 10の教訓」を拡散ください。(JCNも実行委員会に参加しています)
さらにさらにおすすめな本があります。土壌スクリーニングの平井有太氏がこの3/11に出版した書籍「福島 未来を切り拓く」(SEEDS出版、2000円)です。原子力災害のあまりに複雑な実態・根本について、実に多彩で魅力的な人たちの言葉で伝えています。「今、一番お勧めしたい本」です。福島駅東口にあるキッチンガーデンの「かーちゃん農園わいわい」でも購入できます。
文責/鈴木亮