東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

ブログ

岩手より 進むかさあげ

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こんにちは!岩手の中野です。

被災地ではかさ上げがどんどん進んでいます。それに伴いかさ上げ予定地の建物の取り壊しも進んでいます。写真は大船渡市復興計画推進委員会のひとコマ。盛り土の奥に見えるホテルも移転となります。飲食店や宿泊施設など、これからも続けるのか、これを機にやめるのか、岐路に立たされているケースもあります。

確実に変わっていくまちの景色と、先の長い復興の道のりが、隣りあわせにある。そんな岩手の今の様子です。

文責/中野圭

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2015年4月16日 21:11

広域避難者支援連絡会in東京の定例会に参加

こんにちは。JCN広域避難者支援担当の津賀です。
4月に入って、参加団体のみなさんも年度末の処理や新年度の準備などお忙しくされていることと思います。

先週、都内の避難者支援団体のネットワーク「広域避難者支援連絡会in東京(以下、東京連絡会)」が毎月開催している定例会に参加してきました。

東京連絡会は、2012年の立ち上げから関わっており、これまでも共同で「広域避難者支援ミーティングin東京」を開催するなどともに歩んできました。定例会にもオブザーバーとして参加しています。

この定例会は、構成している11の団体だけでなく、東京都、福島県、宮城県庁の担当者や県外避難者の支援に関わる復興支援員もオブザーバーとして参加しています。参加した団体それぞれの取組なども適宜共有もされています。

今回の定例会では、2015年度の連絡会の取組内容について話し合われ、定期開催している「広域避難者支援ミーティングin東京」の日程もほぼ固まりました。この段階で来年3月までの予定が決まっていると、やることが明確になって、準備や調整もスムーズになることでしょう。

連絡会では、定期的に取組や支援情報をまとめた「メールマガジン」を発行しています。ご関心ある方はぜひ登録してみてください。

【定例会の様子】

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2015年4月16日 16:49

統括より; 一関 団体訪問を開始。いちのせき市民活動センター

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皆さま、こんにちは。JCNの池座です。
今年から宮城担当から地域駐在員統括へと役割が変わり、東北と東京で動く割合が半々となりましたのでよろしくお願い致します。

わたしがJCNの現地駐在員統括として東北で団体訪問を実施する目的は、県域や地域の中間支援的機能を果たしている行政、社会福祉協議会、NPO、企業を定期的に訪問し、情報収集/提供をしながら顔の見える関係づくりをし、各県の地域駐在員が日々の活動をより円滑に行うことができるようサポートすること。また、東北以外に住む人達に見えづらくなっていく東北の現状をきちんと伝えていけるよう、情報と感覚をアップデートしておくことにあります。

ということで、4月8日は、今年度初の東北での活動として岩手県の北上市で、県域の復興支援ネットワークの中核を担う「いわて連携復興センター(IFC)」の皆さんにご協力を頂き、北上から世界遺産「中尊寺」(平泉)を横切り一関市まで南下して「いちのせき市民活動センター」にお邪魔しました。

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いちのせき市民活動センターは、一関駅から徒歩7分、市の地域活性化拠点として建てられた「なのはなプラザ」の4Fにあり、「レスパイトハウス・ハンズ」というNPO法人が市から事業委託として運営されています。このセンターは、コミュニティ活動をしたい人や団体をサポートしたり、市民活動情報を発信したり、人材交流ネットワークの拠点として、市民と市民活動団体や企業、行政の協働の橋渡しの役割などを担っておられます。

また、一関市だけではなく、壊滅的な被害を受けた陸前高田市で「陸前高田まちづくり協働センター」という復興支援中間支援組織を運営し、団体設立、事業運営、助成金申請などの各相談に対応しているほか、陸前高田の地元団体で構成される「陸前高田市まちづくりプラットフォーム」の事務局も務めてらっしゃいます。全国各地域に所在する○○市民活動センター、市民活動サポートセンターと呼ばれる組織は、自治体の委託事業で運営される性質上、その活動はどうしても「受け身」になってしまいがちです。その中でも、一関の「市民活動センター」は、自分達から積極的に団体や地域に出向き、サービスを提供する、活発な中間支援組織のひとつだと思いました。

今後もセンターさんをはじめ、良い活動をしている様々な東北のハブとなる組織を訪問し、皆さまにブログで状況をお伝えしていければと思っています。

文責/池座

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2015年4月11日 21:31

水墨画体験交流会IN名取

みなさん!こんにちわ。宮城担当:三浦です。

全国に、桜の便りが聞こへ宮城(仙台)でも4月3日(金)観測史上2番目の早さでソメイヨシノが開花しました。そして開花の知らせと共に嬉しいお知らせが届きました。

2月27日(金)に開催した「第11回 現地会議 in 宮城」がきっかけになり、名取市で社協、NGO、NPO共催の交流会が開催されることになりました。

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応急仮設住宅、みなし仮設、復興住宅入居者すべてを対象にして行われる交流会では、「国際墨画会」の協力で一筆書きを体験し水墨画に触れ、参加者全員で茶話会を楽しみます。

文責/三浦

2015年4月 7日 12:26

女性の視点を防災に!「国際地域女性アカデミーinTohoku」

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5年に1度開催される「国連防災世界会議」が先月3月に仙台で開催され、世界187カ国・地域の代表が集まり向こう15年の世界の防災・減災行動指針となる「仙台防災枠組」が採択されました。

同時に、政府間の協議の裏でも、全国各地でNPO/NGO/企業や市民団体を中心に数多くの防災に関するプログラムが実施されました。

その中に、女性の視点を防災の取り組みの中に入れていこうという「国際地域女性アカデミーinTohoku」というプログラムがあります。

このプログラムは、災害に強いしなやかな地域社会づくりのため、東北と海外から復興や防災の活動に携わる女性たちが30名ほど集い、体験や知恵を共有し、市民社会側からの行動を提案することを目的としています。

2月に東北(岩手、宮城、福島)で活躍する女性達が仙台で合宿形式で各々の取り組みや人となりを理解し合い3月の本番に向けた話し合いを行いしっかりと準備を整え、3月には2日間をかけて海外からの女性リーダーと東北の女性リーダー達とで親睦を深めたり、お互いの取り組みを学び合い、地域や国を越えた今後の女性の視点を入れた防災について語り合いました。

わたくしは微力ながら女性アカデミーの実行委員として、当プログラムに参加者する女性リーダー候補を紹介をさせて頂き、JCNとしても「後援」という形で応援しました。

3月12日(木)の最終日には、プログラムの成果を発表する「オープンフォーラム」が南三陸町ベイサイドアリーナで開催され2月、3月で行われたプログラムの成果発表と、登壇者と会場に集まった全員が「わたしコミット(災害時にわたし、家族、地域を守るために今できること)」を連防災世界会議に向けてアピールしました。

当日は、このプログラムを牽引してきたウィメンズアイ代表の石本さんの強い想いに突き動かされて、フィギアスケート安藤美姫さんや堂本暁子さん、南三陸町の佐藤仁町長もゲストとして会場に駆け付け、プログラムに参加した東北3県と海外の女性達と一緒に防災について対話し、最後に「わたしのコミット(災害時にわたし、家族、地域を守るために今できること)」を宣言しました。このメッセージは南三陸町の中学生から国連防災会議に出席する人たちに託され閉会しました。

いまだに日本社会全体が「男性の視点」を中心に動いている中で、とくに防災の世界はジェンダーバランスが悪いと言われる中で、プログラムの内容も去ることながら、社会へのアピールという意味でもとても重要な会議であったと強く感じました。

このプログラムに関わらせて頂いたことをこの場をお借りして関係者一同に感謝申し上げます。

文責/池座剛

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国際地域女性アカデミー http://watohoku.com/
ウィメンズアイ http://womenseye.net/
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2015年4月 5日 10:40