東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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福島「ふたすけ」:復興関係者向け!富岡町イベント3連発ご案内

こんにちは、福島地域担当の鈴木亮です。
JCN福島事務所では今年4月から、双葉郡未来会議さんと合同プロジェクト「ふたば地域サポートセンター準備室ふたすけ」を立ち上げて、日々運用しています。

室長兼雑用は、鎌倉生まれ・ニュージーランド育ち、福島暮らし6年目の鈴木亮です。

futasuke_world.jpg
(ふたすけ出前ブース@ふたばワールドinとみおか2017の様子)

さて、今年も残り2か月を切り、お忙しくされている事と存じます。
春の富岡町一部避難解除と同時にオープンしました「ふたすけ」ですが、
この8か月でFacebookページに203人の方から「いいね」をいただきました。
https://www.facebook.com/futasuke/

まだご覧いただいていない方も、ぜひ「いいね」をいただけますと幸いです。
皆様の活動の情報発信を応援させていただくとともに、ふたばの地域団体の情報をお届けさせていただきます。

4月に一部避難解除となった富岡町は、10月21日に常磐線が再開し、いわき駅から富岡駅まで40分ほどで直通運転が再開しました。
駅前には「とみおかホテル」69室もオープンしました。
https://www.tomiokahotel.jp/

至近のご案内でまことに恐縮ですが、今週は富岡町文化交流センター「まなびの森」にて
復興・まちづくり関係者向けのイベントが盛りだくさんです。
ふたすけも参加しておりますので、ぜひお申込みの上ご参加お待ちしております。

★11/16 JCN現地会議in福島~避難解除後の現場から、地域の底力を共に再生する~
@富岡町文化交流センター「学びの森」(13時半~17時)
https://www.jpn-civil.net/2014/blog/2017/10/111613_in.html

★11/17 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト報告会
 ~地域に寄り添った支援をめざして~
@富岡町文化交流センター「学びの森」(13時半~16時半)
http://ifs.fure.fukushima-u.ac.jp/news/1597.html

★11/19 未来会議 vol.17「浜通り合衆国 富岡D.C.首都宣言!臨時政府樹立」
@富岡町文化交流センター「学びの森」(12時半~17時)
https://www.facebook.com/events/504055033302597/

特に、2年ぶりとなりますJCN現地会議in福島は、現場を持つ当事者団体、社会福祉協議会、行政、企業、国際系NGO、中間支援組織など
多種多様な団体がオープンに集まれる貴重な復興会議として、今回で2年ぶり13回目となります。
会議の内容は、現地会議in東京やin近畿として、県外・オンライン上への発信につながってゆきます。

部分参加も可能ですので、ぜひご参加ください。

次回、第14回JCN現地会議in福島は来年2月頃、復興10年の先を見据えた連携をテーマに開催予定です。
また、準備室ふたすけは、来年5月頃、富岡町にオープン予定の情報交流拠点「ふたばいんふぉ」に
合わせて、より充実したサポートセンターとなれるよう日々前進しております。

ぜひ浜通りにいらっしゃる際にはお立ち寄りください。
(2017年度は完全予約制で運営しております)

今後とも、ふたば地域サポートセンター準備室ふたすけを、どうぞよろしくお願いいたします。


【会議概要】

 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

  第13回 現地会議 in 福島

   避難解除後の現場から~地域の底力を共に再生する~

 https://www.jpn-civil.net/2014/blog/2017/10/111613_in.html

【日時】2017年11月16日(木)13:30~17:00

【場所】富岡町文化交流センター「学びの森」
(住所:福島県双葉郡富岡町大字本岡王塚622-1)
 常磐線富岡駅より車で5分、徒歩20分、12時と13時半に駅から役場への町内循環バスあり
 http://www.manamori.jp/access.html 

【入場無料】

【お申込み】こちらのフォームからお申込みください。
 https://www.jpn-civil.net/2014/contact/genchi_kaigi_fukushima

【プログラム】

●開会のご挨拶

 東日本大震災支援全国ネットワーク 共同代表世話人 山崎美貴子

●第一部:現場からの報告
 富岡・浪江・飯舘・川俣の避難解除後の課題と既存の取り組みを共有し、支援ニーズを可視化します。

 ○ 福島県復興局 避難地域復興課
 ○ 一般社団法人 いいたてネットワーク
 ○ 社会福祉法人 浪江町社会福祉協議会
 ○ 一般社団法人 とみおかプラス

●第二部:連携事例報告
 復興創生期間の後半に向け、中間支援組織や官民合同の制度連携を民間から提案します。

 ○ 双葉郡未来会議 代表 平山勉氏
 ○ 東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当 鈴木亮
 ○ 一般社団法人 ふくしま連携復興センター 代表 天野和彦氏

 〔進行〕栗田暢之(JCN代表世話人・認定NPO法人レスキューストックヤード代表理事)

●第三部:テーマ別分科会(見守り、まちづくり)
 復興フェーズの違いによって生じる課題や分断に対し、当事者団体が持つ現場感・価値観を共有します。

 グループ1:見守り活動の現場から地域の底力を共に再生するために

 ○ 社会福祉法人 浪江町社会福祉協議会
 ○ NPO法人 シェルパ(基幹相談支援センターふたば)
 ○ 東京災害ボランティアネットワーク
 and more...

 グループ2:まちづくりの現場から地域の底力を共に再生するために

 ○ 一般社団法人 いいたてネットワーク
 ○ 一般社団法人 ならはみらい
 ○ 認定NPO法人 レスキューストックヤード
 ○ 川内盛り上げっ課
 ○ 双葉郡未来会議
 ○ 福島県復興局 避難者支援課
 and more...


●閉会のご挨拶

 一般社団法人 ふくしま連携復興センター 代表 天野和彦氏

  ※プログラム、報告団体は変更になる場合があります。

◎終了後、17時半よりで富岡町のスナック「カフェy」にて、懇親会を予定しています。
 宿泊、ご移動のご相談承ります。よろしければご相談ください。

【お申込み】こちらのフォームからお申込みください。(資料準備、名簿配布にご協力お願いします)
 https://www.jpn-civil.net/2014/contact/genchi_kaigi_fukushima

【ちらしダウンロード】会議概要はこちらをご覧ください。
 https://www.jpn-civil.net/2014/blog/2017/10/111613_in.html

【主催】東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

【共催】一般社団法人 ふくしま連携復興センター、双葉郡未来会議

【お問い合わせ】
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル245 JNPOC気付
Tel. 03-3277-3636  メール:chiiki@jpn-civil.net   https://www.jpn-civil.net/



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「JCN REPORT」は、「岩手・宮城・福島のいま」を伝え、
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。

2017年11月13日 15:20

RSY 被災地学習・交流日帰りバスツアー



みなさんこんにちは
JCN宮城担当:三浦です。
先月末にレスキューストックヤード(RSY)七ヶ浜「被災地学習・交流バスツアー」南三陸町へ
参加してきました。

RSYが発災後、七ヶ浜町の支援活動を行っているのはみなさんご存知だと思いますが現在は
専従スタッフ(地元人)を置いて「きずなハウス」を拠点に活動しています。
その活動の一環として、今年9月に地元活動グループによる自主的なネットワーク「きずなネット」立ち上げ、活動をサポートしていますが今回のツアーの目的は「きずなネット」の学びと出会い。
JCNは今回の南三陸町ツアーの訪問先として「一般社団法人復興みなさん会」を紹介させていただきました。
代表理事の後藤さんから設立の経緯を説明、理事の工藤さん、畠山さんから現在までの活動の話を。「きずなネット」の活動紹介後、意見交換を行いました。
これから七ヶ浜町の復興の町づくりを支える「きずなネット」メンバー。モチベーションアップや、悩みを相談したりお互いの近況などを伝え合える新たな繋がりづくり、学びの機会になったと常務理事:浦野さんが語ってました。
これからの「きずなネット」の活動が楽しみですね。

現在「きずなネット」は7団体です。
・はまのわ:20代若者が七ヶ浜の魅力を写真展やブックカフェ等で伝える
・向洋中Fプロジェクト:震災後、生徒有志によって復興支援のボランティアグループとして発足。語り部、災害公営住宅での交流、 防災学習等を行なっている。
・松ヶ浜きずな喫茶:松ヶ浜災害公営住宅住民の会。週1回のお茶飲み会や周辺にある荒地公園に花壇を作る活動をしている。
・きずな工房:裁縫・刺繍等物づくりが好きな女性たちの集り。
・ボランティア友の会:高齢者の見守り活動を目的。全て女性で会員は町内に300人程度いる。
・ななはまっこ:子育てママが運営。外遊びを中心としたレクレーションを行なっている。
・セブンビーチプロジェクト:菖蒲田浜海水浴場でのイベント、草木染や木工教室などを通じて、住民の集いの場や世代間交流を目的 としている。

文責/三浦圭一

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高台の志津川中学校から沿岸部を見る参加者

報告会.JPG
「復興みなさん会」との報告会

2017年11月 3日 12:54

JCN事務局会議を開催しました。

みなさん、こんにちは。
JCN広域避難者支援担当の橋本です。
本日はJCN事務局会議を開催しました。
月に1回、第4火曜日に事務局が全員集まります。
今日の主要なお題は「2018年度 JCNの方向性」。
組織運営としての課題と活動するフィールドにおける課題を各自整理して、
共有して、「揉む」という作業です。
写真でも伝わるかと思うのですが、財源の話は、どんよりします。
とはいえ、月に1度しか全員が集まれないので
「ここ、やばい」をしっかり共有するのは
大切だなと改めて思った次第です。

事務局会議では最後にイベント関連の確認をしました。
ということで、11月には以下の2つが控えております。
みなさまのご参加をお待ちしております。


■2017年11月16日(木)開催@福島県富岡町
第13回 現地会議 in 福島
「避難解除後の現場から〜地域の底力を共に再生する〜」
 詳細はこちら → https://www.jpn-civil.net/2014/blog/2017/10/111613_in.html

■2017年11月26日(日)開催@仙台市
検証ワークショップ
「東日本大震災・市民セクターの果たした役割とこれからの展開」
 ※本プログラムは「防災推進国民大会 2017」の団体別セッションとして開催します。
 ※本プログラムは「赤い羽根福祉基金」の助成を受けて実施します。

 詳細はこちら → https://www.jpn-civil.net/2014/blog/2017/10/20171126.html

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2017年10月31日 16:04

【11/16開催】「第13回 現地会議 in 福島」開催のお知らせ

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11月16日(木)、福島県双葉郡富岡町にて「第13回 現地会議 in 福島」を開催いたします。

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)では、被災地・被災者を支援している団体間の連携を促し、支援活動を続けるうえで抱える問題や課題を共に考える場「現地会議」を、宮城県・岩手県・福島県にて定期的に開催しています。

← ダウンロードしてご利用ください。




開催概要

震災から6年半が過ぎ、5年間の復興創生期間も2年目の半ばを超えつつあります。2017年春の飯舘・川俣・浪江・富岡の解除後、徐々に帰還率も増えつつあります。福島県全体における復興のフェーズと、浜通り、特に避難解除が1年未満の地域における復興のフェーズの差は相当大きくなっています。同じ避難12市町村内においても、課題やフェーズの差異は大きく、特に東京電力福島第一原発を挟んだ南北の浜通りの連携は、ようやく点と点から線と線になる段階の入り口についたところです。

13回目となる現地会議in福島では、大きく違う復興フェーズの全体像を更新し、改めて避難解除が進んだ地域の課題の複雑性を可視化する事で、既存の団体が持つリソースや地域に再生しつつある社会資源の共有化を進める事を目的として開催します。開催にあたっては、中間支援組織や官民合同による「制度連携」を強化する事に配慮するとともに、地域の当事者団体が持つ現場感・価値観への共感を大切にしたいと思います。

前例なき原子力災害からの復興の現場から。いかにして地域の底力を再生できるか。共に考えましょう。

【タイトル】
第13回 現地会議 in 福島「避難解除後の現場から〜地域の底力を共に再生する〜」
【日時】
2017年11月16日(木)13:30-17:00
【会場】
富岡町文化交流センター「学びの森」
(福島県双葉郡富岡町大字本岡王塚622-1)
富岡駅より車で5分
【入場】
無料
【主催】
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
【共催】
一般社団法人 ふくしま連携復興センター

プログラム

●開会のご挨拶
東日本大震災支援全国ネットワーク 共同代表世話人 山崎美貴子
●第一部:現場からの報告

富岡・浪江・飯舘・川俣の避難解除後の課題と既存の取り組みを共有し、支援ニーズを可視化します。

  • 福島県復興局避難地域復興課
  • 一般社団法人 いいたてネットワーク
  • 社会福祉法人 浪江町社会福祉協議会
  • 一般社団法人 とみおかプラス
●第二部:連携事例報告

復興創生期間の後半に向け、中間支援組織や官民合同の制度連携を民間から提案します。

  • 双葉郡未来会議 代表 平山勉氏
  • 東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当 鈴木亮
  • 一般社団法人 ふくしま連携復興センター 代表 天野和彦氏

〔進行〕栗田暢之(JCN代表世話人・認定NPO法人レスキューストックヤード代表理事)

●第三部:テーマ別分科会(見守り、まちづくり)

復興フェーズの違いによって生じる課題や分断に対し、当事者団体が持つ現場感・価値観を共有します。

グループ1:見守り活動の現場から地域の底力を共に再生するために

  • 社会福祉法人 浪江町社会福祉協議会
  • NPO法人 シェルパ(基幹相談支援センターふたば)
  • 東京災害ボランティアネットワーク

and more...

グループ2:まちづくりの現場から地域の底力を共に再生するために

  • 一般社団法人 いいたてネットワーク
  • 認定NPO法人 レスキューストックヤード
  • 川内盛り上げっ課
  • 双葉郡未来会議

and more...

※プログラム、報告団体は変更になる場合があります。

●閉会のご挨拶
一般社団法人 代表 天野和彦氏

参加方法

受付は終了いたしました。お申し込みありがとうございました。

2017年10月30日 19:24

JCN復興サロンを開催しました!

みなさま こんにちは、JCN事務局の杉村です。

このブログでも案内させていただいたJCNの初の試み、「JCN復興サロン」を10月10日(火)にYahoo LODGEで開催しました。テーマは「大船渡にUターンした30代」が今を語る〜ワイナリー経営者と漁師の場合〜」。その様子をお届けします。

当日は、ゲストのワイナリー経営者の及川さん(株式会社スリーピークス代表取締役社長)と漁師でもあり、JCNの岩手担当でもあり、IFCの理事でもあり、NPO法人wiz.の代表でもあるいくつもの顔をもつ中野さんに、Yahoo!基金の田村さんからお話を聴くというトークスタイルで始まりました。

トークの一部を抜粋してお届けしますが、お二人のアイデアや考えはこれからの復興へのヒントや示唆を示すものでもあり、その熱意は地域を活性化するエネルギーでもありました。


---(田村)
大船渡へUターンしたきっかけを教えてください。

(中野)
地元が好きでなく、東京に憧れがあり上京したが、震災を機にボランティアをしに、地元に戻った時に、友だちと過ごした時間が大切な思い出あったことに気づき、Uターンすること決めた。

(及川)
漠然と三陸をなんとかしたいという思いがあり、ワイナリーを復興に活用できないかと考え、震災2年後に戻ることにした。1人でも多くの人が地元に戻るということが必要と感じた。

---(田村)
今はどのような活動や仕事をされていますか。

(中野)
漁師をしているが、夜の12時に起きて、朝4時30分には出荷している。漁師というと、沖合に出るイメージがあると思うが、ホタテの養殖をやっている。ホタテの養殖は自分の父親が始めたが、それまでの沖合の漁とは違う、新しい漁師の形を作りたいという思いがあった。自分も父親を見習い新しい漁師や漁業の形を考えたい。

(及川)
ゼロからぶどう農園を作り始め、今年ようやく収穫できるまでになった。りんご園もやっているが、廃業する農園を借りて始めた。自分がワイナリー経営を学ぶために留学していたニュージランドの気候と三陸の気候が似ていることもあり、出身地である大船渡でワイナリー経営を始めた。今は、自分で育てたワインがどのような味になるか楽しみです!

−−−(田村)
中野さんは漁師の他にも活動をしているときいていますが、どのような活動をされていますか。

(中野)
漁師の他にも、NPO法人Wiz.の代表をしているが、やれば変わるという実感をみんなと共有したいという思いで法人を立ち上げた。将来、何かをやるときの選択肢に岩手が入って欲しい。

−−−(田村)
及川さんからギザギザネットワーク(仮称)のお話を聴いたときはびっくりしましたが、少しおきかせいただけますか。

(及川)
世界各地にリアス式海岸が多くあります。そこではワイン作りをしているとところが多く、ワインをキーに、リアス式海岸のネットワークを作り、ツーリズムもやってきたいと思っている。

−−−(田村)
最後になりますが、みなさんに伝えたいことはありますか。

(中野)
復興したとは言えないが、復興はしている。震災前からの課題に向き合うことが復興には必要と感じている。今後は漁業を通じて、岩手のみならず、東京などでも多くの人を交流させていきたい。

(及川)
徐々に震災復興から地域復興に変わっている


長文におつきあいいただき、ありがとうございます。
次回の企画が決まりましたら、ご案内いたしますので、ぜひご参加ください。

文責/杉村
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2017年10月20日 18:27