東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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第三者のかかわり

こんにちわ。事務局の津賀です。

すっかりブログの更新ができていませんでした。。。師走にはいって慌ただしい日々です。


今回も検証ネタです。
広域避難者支援活動を進めながら、検証事業も担当しています。そのため、自らが取り組んできた広域避難者支援活動の検証のためには、自己評価のみならず、やはり第三者による評価が必要になります。
広域避難者支援というのは、過去にも阪神・淡路大震災などでも見られましたが、原発事故の影響や全国各地での継続的な支援活動という点では過去に類を見ないものといえます。
そのため、あらためて広域避難者支援活動を取り組んだ経緯、どういった意図や考えをもって、何をしてきたのかを、研究者に聞いていただく機会を設けました。

これまで話を聞く立場が圧倒的に多く、話をする(調査対象)ということがあまりありませんでした。
実際に話しをする立場になってみて、だまって聞かれるよりは、気になることを反芻してもらったり、途中まで聞いたことの感想などなどはさんでもらえると、考えを整理して話しやすくということがわかりました。

また、広域避難者支援活動を一緒に取り組んだ各地の団体からも話を聞く機会(グループインタビュー)を設けました。担当(自分自身)がいると参加した人は話づらくなるので、この機会も研究者やファシリテーターに話を聞いていただきました。
詳細は確認していませんが、自分たちが直接聞いたらお聞きできない忌憚ないご意見をいただくことができたようです。
いただいた意見の中には、これまで模索しながらやってきたことに自信を持つこともできる言葉があったり、これから取組む中で意識したり、具体的な対応を考えることに役立てられそうなこともありました。


支援に取組むみなさんは、そろそろ来年度どうしていくのか検討される時期と思います。
検証とに取り組んでみて、自らの取組をふりかえって、いまどこにいるのかを確認することは、これから何を目指していくのか考えるために大事な作業だと思いました。
ふりかえりをする際には、自分たちだけでやるだけではなく、自分たちのことも知っている仲間、第三者に関わってもらえると、新たな気付きが見つけられやすくなるようです。
ちょっとした工夫、関わりをつくることで、少し違った風景が見えてくるかもしれません。


年末仕事納めまで、もうひとふんばりしましょう!

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グループインタビューの様子

2017年12月19日 14:19