東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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宮城より:JCNレポート、人の話を聴くということ。

みなさん

こんにちは。杉村@宮城担当です。


今年度のJCNレポートのテーマは「人」なんですが、現在、沢山の人に、取材させてもらったり、執筆してもらっています。特に取材させてもらうのが、個人的には好きなのですが、何がいいかというと、その人の思いや価値観をじっくり聞けたり、震災復興や地域の人との向き合い方などを知ることができます。


あ〜、そういう思いで活動しているんだとか、そんなことがあって、今に至っているだ〜と、その人の背景を少し共有させていただくことで、その人との距離が近くなるというか、理解が進む感じがします。


改めて、人の話を聴くって、すごく大事なことなんだな〜と思いましたし、レポートに限らず、人の話に耳を傾けながら、活動したいと思います。


そんな、JCNレポートVol.1011月中頃にみなさんにお届けできると思います。
今年度からは、岩手、宮城、福島、広域避難者支援で活動している人々4名ずつ合計16名をご紹介いたします。

楽しみに待っていてくださいね!

写真は、仙台市若林区荒浜地区で活動しているRerootsの広瀬さんを取材した後に、案内してもらったわらアートです。Rerootsさんが農業による地域おこしの一環で制作されている藁でできた恐竜たちです。

思いのほか、でかくて、ビビりました(笑)
機会があれば、訪れてみてください!!


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2018年10月29日 11:00

岩手より;関係人口ってなんだ?

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こんにちは!岩手の中野です。

「関係人口」って最近出てきた言葉ですが、東北ではかなり注目されています。現地に移住するでもなく、観光でふらっと訪れるだけでもなく、明確に関わる要因をもって訪れるorアクションを起こす人々。厳密には定義は違うと思いますが、ざっくりそんな解釈で許してください。



岩手でも「いわて連携復興センター」が「関係人口交流会」を開催しておりますが、地域での関心の高さを実感します。いや、私としても東北復興の爆発的なキーファクターになる概念だと思っています。



「震災があって失ったものは大きかった。だが得たものも大きい。」



得たものって結局「人」だったと思います。それが今関係人口と呼ばれるものになってきたのかなと思ったりします。JCNは全国につながりがある組織。その縁を活かすのは、今です。多分、残念ながら殺しちゃうのも今。絶対に活かしたい。現地会議という場がそうなっていったらいいなと、強く願い準備を頑張っています!これから名古屋、大阪で開催、ぜひお越しくださいませ!



※写真は現地会議in東京の様子



文責/中野圭

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「JCN REPORT」は、「岩手・宮城・福島のいま」を伝え、
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。

2018年10月25日 11:05

語り直すこと

こんばんわ、広域避難者支援担当の津賀です。
すっかりブロクが更新できないままになっていて、申し訳ございません。

10月9日広域避難者支援ミーティング全国版では、各地から参加者、話題提供者をはじめ約100名で現状やこれからのことを話し合う機会になりました。
参加していただいたみなさま、ご支援いただいた真如苑はじめ、関係者のみなさまに御礼申し上げます。

このミーティングでは、避難当事者、ジャーナリスト、支援者、研究者からそれぞれ話題提供いただきましたが、その中でも「制度の限界」「避難者の不可視化」「語りにくさ」という3点の指摘が印象的でした。
特に、3点目の「語りにくさ」=避難者自身がかなりにくくなっている状況は、これからの支援を考える上で大事な要素だと感じた次第です。

ところで、僕は以前から「暮しの手帖」が好きで、最近は毎号目を通すようになっています(特に澤田編集長になってから面白い!)
最新の、創刊70周辺記念号・96号、文・荻上チキ☓絵・ヨシタケシンスケの連載「みらいめがね」のタイトル「生きづらさを取り除け」では、萩上さん自身の経験から、ライフヒストリーの語り直しすこの必要性を書かれていました。

〜 ライフヒストリーをどのように語るのか。過去をどう捉え、今をどう評価し、未来に何を望むのか。そのイメージが崩れたとき、人は危機に瀕する。今までの自分や、世間の「べき論」と比べることで、否定のループに陥っていく。 その時に必要になるのか、ライフヒストリーの語り直しだ。自分がどんな人間なのか。新しく「語り直す」ための言葉を手に入れること。 (略) 社会への貴族意識や居場所感を喪失し、ゆるやかに生命力を削っていった時。それを立て直してくれたのは、それまで遠ざけてきた「人間関係」だった。 〜

連載に書かれていたことは、被災者・避難者にも共通するものがあるように思いました。ただし、すべての人というわけではなく、どなたかしらという意味です。
被災者や避難者の中には、震災をきっかけに、これまでに持っていた暮しのイメージが壊れてしまい、どうしたらよいのかわからないまま、決断だけを迫られるようなこともあったのではないでしょうか。そして、その話をすることすら、躊躇しなければならないような雰囲気も感じた人もいるように思います。

荻上さんの言葉や考えをくみとるとすれば、「生きづらさ」を感じている人の気持を少しでも解消するためには、被災者や避難者に関わる人たちは、被災者・避難者の中で、語り直そうとすることを、あたたかく見守ることや耳を傾けること、被災者・避難者にとって身近な存在になることが求められているのかもしれません。
ひとりひとり感じているものも違うでしょうから、これが正しいというわけではなく、考えの一つとして書いてみました。

2018年10月22日 20:24

JCNツアー in 東北 2018 「答えは東北にある!」

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岩手、宮城、福島で現地で活動されている団体や施設、震災遺構などを訪問し、団体との対話を通じたツアーです。話を聞くだけ、施設や震災遺構を見るだけでなく、現地団体との対話や交流と現場視察を通じて被災地の現状を知り、被災地のニーズに対してより具体的な関わり方を見出すツアーになります。

※各県ともに、1泊2日で6〜8団体・箇所まわる予定です。詳細は下段をご確認ください。

開催概要

参加条件

東日本大震災に関わりたいと考えている企業、団体

  • 子ども、若者、女性、困窮者支援、障がい者支援のあり方をともに考えたい
  • 福農連携のあり方を考えたい
  • CSRやSDGsを東日本大震災の団体と一緒に考えたい
  • 商品や販売ルートを一緒に考えたい
  • 資金援助を考えたい
  • プロボノとして、組織運営に関わりたい
  • 研修先として、東日本大震災の現場を考えたい
  • まちおこしに協力したい

など

※企業、団体からの申込みを優先させていただきます。個人でのお申込みはご相談ください。

参加費

無料(集合場所までと解散場所からの交通費、滞在中の宿泊費もJCNにて負担します。ただし交通費は上限があるため、お問い合わせください。)
※現地での移動はバスになります。
※食事代は自己負担となります。

ツアー行程

岩手県【11月7日(水)〜8日(木)】

  • 集合:11/7(水)10:00 JR盛岡駅
  • 解散:11/8(木)15:00 JR水沢江刺駅
日程 行程・視察(滞在)場所
11/7(水) 盛岡駅 → 宮古市 → 山田町 → 大槌町 → 釜石市・懇親会(宿泊)
11/8(木) 釜石市 → 大船渡市 → 水沢江刺駅解散

※途中の行程は変更になる場合がございます。

主な訪問先
  • 地域活性化や若手人材の育成をしている団体
  • 里・くらし体験を実施している団体
  • 観光・交流の促進をしている団体
  • 商業施設を拠点に、地域課題の解決に向けて活動している団体 ほか

宮城県【11月13日(火)〜14日(水)】

  • 集合:11/13(火)9:30 JR仙台駅
  • 解散:11/14(水)18:00 JR仙台駅
日程 行程・視察(滞在)場所
11/13(火) 仙台駅 → 若林区 → 石巻市 → 気仙沼市・懇親会(宿泊)
11/14(水) 気仙沼市 → 南三陸町 → 仙台駅解散

※途中の行程は変更になる場合がございます。

主な訪問先
  • 農業によりう地域活性と若者支援をしている団体
  • 子どもの居場所、遊びづくりをしている団体
  • 大川小学校視察と語り部の話
  • 農福連携として、就業が難しい方々とホップや野菜栽培をしている団体
  • 乳幼児の子育てママを雇用というカタチで支援している団体
  • 地域で女性支援をしている団体 ほか

福島県【11月20日(火)〜21日(水)】

  • 集合:11/20(火)10:00 JRいわき駅
  • 解散:11/21(水)18:00 JRいわき駅
日程 行程・視察(滞在)場所
11/20(火) いわき駅 → 広野町 → 楢葉町 → 富岡町・懇親会(宿泊)
11/21(水) 富岡町 → 大熊町 → 浪江町 → いわき駅解散

※途中の行程は変更になる場合がございます。
※放射能に関しては自己の判断にてご参加ください。

主な訪問先
  • 広野町防潮堤視察
  • 楢葉町の現状視察
  • 復興まちづくりをしている団体
  • 富岡町の現状視察
  • 浪江町のまちづくりをしている団体 ほか

お申込み

お申込み受付は終了いたしました。

お問合せ先

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: office@jpn-civil.net
担当:杉村

2018年10月 8日 11:50

広域避難者支援ミーティング・全国(10月9日)開催のお知らせ

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開催概要

広域避難者支援に関わる様々な担い手が一堂に会し、相互理解とゆるやかなネットワークの拡充につなげるための機会とします。法律家、避難当事者、ジャーナリスト、研究者、支援団体からの話題提供と参加者の意見交換を予定しています。

開催日時・場所

2018年10月9日(火)14:00-17:30
会場:全国社会福祉協議会 会議室3,4,5(東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル:地図

プログラム

14:00〜 開会挨拶・趣旨説明/オリエンテーション
14:10〜 キーノートスピーチ
「広域避難者支援の経過と現状の課題」
福田健治(福島の子どもたちを守る法律家ネットワークSAFLAN)(敬称略)
14:30〜 リレートーク
●進行:栗田暢之(JCN代表世話人)
●話題提供者(敬称略)
  • 桜井野亜(福島避難者のつどい沖縄じゃんがら会)
  • 森松明希子(東日本大震災避難者の会 Thanks & Dream)
  • 松崎真希子(ふれあいフェスティバル実行委員/板橋コスモス会)
  • 吉田千亜(ジャーナリスト・『ルポ 母子避難』著者)
  • 瀬戸大作(避難の協同センター)
  • 清水奈名子(宇都宮大学国際学部准教授)
16:20〜 全体セッション
参加者同士による意見交換
17:10〜 閉会
参加者からの感想/挨拶

*本ミーティングは真如苑等のご支援により実施します。

告知チラシ

参加方法

受付は終了いたしました。お申し込みありがとうございました。

お問合せ

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: kouiki@jpn-civil.net
担当:津賀・橋本

2018年9月19日 14:13