東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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福島より;3.11被災者を支援するいわき連絡協議会/みんぷく支援者会議にご参加を

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いつも大変お世話になっています。
JCN事務局、福島担当の鈴木亮です。

2012年9月に福島市に移住をしてかれこれ3年半になります。
雪国の冬も回を重ねますと楽しみ方も板につくもので、春の訪れの喜びひとしおな今日この頃です。

この3年間、継続的に参加させていただいている会議に、「みんぷく支援者会議」があります。
毎月第三火曜日の1時半、いわき市で開催される「3.11被災者を支援するいわき連絡協議会」通称「みんぷく」が主催するオープンな会議です。
いわき市は自らも地震・津波・原発事故により被災しながら、避難自治体の受け入れを最も多く行った自治体です。
そんないわき市で最前線に立ち続けた協議会が「みんぷく」であり、まだまだ続く復興に向けて常に試行錯誤しながら開催されているのが、みんぷく支援者会議です。
(円卓会議など名称は何度か変わっている模様ですが)

参加者の構成はみんぷく関係者、地元団体、外部支援者、その他ケースバイケースで多様です。
事務局からの報告、参加団体の共有、テーマ別の議論などが基本です。
復興のフェーズが刻々と変化する中で、みんぷくが福島県から県域の「復興公営住宅コミュニティ交流員事業」を受託した事もあり、最近はコミュニティ支援のテーマに重きが置かれています。

私見ですが、みんぷくといえばなんといっても会報誌「一歩一報」とサロンネットワーク「まざり~な」でしょう。
震災以降、一つのテーブルの上で、13個のジグゾーバズルを同時に大勢で解くような現場にあって生まれた、「みんなが復興の主役」と言える取り組みです。
ぜひバックナンバーや報告書をご覧いただき、今後も支援に取り組まれる方はみんぷく支援者会議にご参加ください。

次回は4月19日(火)13時半~15時、いわき市文化センターの予定です。
ご参加される方は、みんぷくにご連絡の上、お越しください。

参加の形としては、以下の3つです。
(1)正会員は年会費団体一口5,000円(一口以上)とする。
(2)賛助会員は年会費団体一口20,000円(一口以上)、個人一口1,000円(一口以上)と
(3)支援団体・企業・個人として個別に協力関係を結ぶ、寄付をする


●みんぷく(3.11被災者を支援するいわき連絡協議会)
http://www.minpuku.net/
[住所]〒970-8026福島県いわき市平字菱川町1番地の3
 いわき市社会福祉センター4階
[電話]0246-38-7359

●いわき市文化センター
 http://gakusyuplaza.city.iwaki.fukushima.jp/manabi_bank/shisetsu/bunka/bunka01-01.html

●会員登録
 http://www.minpuku.net/publics/index/13/

●会報誌「一歩一報」バックナンバー(2015年12月で終了)
 「まざり~な」の活動も多数掲載されています。
 http://www.minpuku.net/publics/index/39/


[参考情報]
●外部支援者向けの会議情報など。ご関心ある方は、ぜひご連絡ください。

4月11日(月)18:30~21:00 震災支援を振り返る集い
@秋葉原クリエイティブOne・ラーニングカフェ
http://ameblo.jp/suzumenomiraichi/

4月17日(日)10:00~12:00 ふくしま暮らす交流会@チャンネルスクエア
 テーマは「免疫力と発酵、福島の食について」
https://www.facebook.com/events/1156243151052641/

4月22日(金)13:30~15:00 おだかぷらっとほーむ定例会@ほーむ
http://3bplus1-odaka.jp/

4月23-24日(土日)10:00~17:00 アースデイ東京2016出展
http://www.earthday-tokyo.org/

5月11日(水)18:30~20:30 結イレブンvol.29「なじょすっぺふくしま再エネ編」 
@秋葉原クリエイティブOne・ラーニングカフェ

6月11日(土)14:00~17:00 結イレブンvol.30「浪江町復興と広域避難支援」
@場所未定

7月9-11日(金~日) オックスファム・トレイルウォーカー東北2016
@福島県二本松市岳温泉~安達太良山~郡山石筵~磐梯熱海温泉~岳温泉
(※7/11には結イレブンvol.31も岳温泉で開催予定です)
https://oxfam-mng.com/web/web.html


鈴木

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2016年4月 5日 14:59

岩手より;社協とNPOの連携を考える合宿、開催!

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こんにちは!岩手の中野です。
JCNでは今年度支援P(災害ボランティア活動支援プロジェクト会議)とともに「社会福祉協議会とNPOの連携を促進する」プロジェクトを実施してきました。今回3月17日~18日にかけて、そのプロジェクトはどう役割を果たし、また今後何を行っていくべきかを考える合宿を行いました。県内の社協およびNPOのスタッフなど20名ほどに参加いただき、昼も夜も熱い議論を交わしました。

そしてこれまで非常にお世話になってきた支援Pの、東日本でのプロジェクトがこれで終了になります。本当にありがとうございました、とは言いつつなんだかんだこれからもよろしくお願いします!

文責/中野圭

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2016年3月30日 17:13

福島より;おだかぷらっとほーむ定例会が始動

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いつも大変お世話になっています。
JCN事務局、福島担当の鈴木亮です。

JCN福島オフィスが昨年10月から南相馬市小高区へ移転となり、はや半年が経ちました。

小高区は未だ避難区域ですが2016年4月の避難解除(一部)が延期となり、早くとも6~7月頃、もしかしたらそれ以上もありえる、という状況です。かなか落ち着かない日々、、、ですが春の訪れに喜びを見出して頑張っています。

JCN福島オフィスが入居している「おだかぷらっとほーむ」は、この4月から新体制となります。
運営団体が「小高ワーカーズベース」から「小高を応援する会 3B+1」が直接契約する形となり、登録団体による企画をどんどん展開していきます。た、月に一度、「おだかぷらっとほーむ定例会」という形で、運営についてオープンに話し合う機会も持ちます。

参加の形としては、以下の3つです。
① 正会員(月額10,000円で机ひとつのスペースを持つ団体。他は賛助会員と同じ)
② 賛助会員(月額1,000円で運営会議に参加できる、単発/継続の企画をやれる)
③ 協力団体(費用負担なし、個別に協力関係を結ぶ)

まだまだ手探りではありますが「小高を応援する会 3B+1」の発起人、廣畑さん、久米さん、小林さんと一緒に、小高での活動を続けていきます。

電源・WiFi・プリンタあり、お茶菓子あり、無料駐車場あり。
ほぼ毎日10時から15時までオープンしていますが、遠方からの訪問の際には電話にてお確かめください。

●おだかぷらっとほーむ
http://3bplus1-odaka.jp/
[住所]〒979-2121福島県南相馬市小高区東町1丁目59
[電話]0244-26-5856
[メール]3bplus1[at]3bplus1-odaka.jp ※[at]を@に変換してください。


●外部支援者向けの会議情報など。ご関心ある方は、鈴木までぜひご連絡ください。

4月11日(月)18:30~21:00 震災支援を振り返る集い@秋葉原クリエイティブOne・ラーニングカフェ(東京)
http://ameblo.jp/suzumenomiraichi/

4月19日(火)13:30~15:00 みんぷく支援者会議@いわき市民文化センター(いわき)
http://www.minpuku.net/

4月22日(金)13:30~15:00 おだかぷらっとほーむ定例会@おだかぷらっとほーむ(南相馬)
http://3bplus1-odaka.jp/


文責:鈴木

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2016年3月29日 15:01

岩手より;宮古で高校生と未来をかだる

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こんにちは!岩手の中野です。
先日岩手県宮古市にある宮古北高校にて、NPO法人未来図書館さんが取り組んでいる高校生と大学生や社会人が語り合うプログラム「かだる」に参加してきました。被災地の中では高校進学率の低下(中卒の増加)や高校中退率の増加が課題となっている地域があるそうです。

「もちろんそれが単純に『悪いこと』ではありませんが、若い人に将来への選択肢をもっと提供していかなければいけません」

被災地でこども支援に取り組むNPOスタッフがそうおっしゃっていました。高校生にとっては身近な大人が親か先生に限定されがちですが、そうではない大人と自分の考えを「かだる」機会となり、非常に活発な場となっていました。
震災から丸5年が経過しました。

文責/中野圭


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2016年3月16日 10:15

3.11によせて

あの日はたぶん忘れない。
でも「いま」を気にかけるのは、意識していないと忘れてしまう。

事務局の岡坂です。
ご無沙汰しております。

きょうは3.11です。テレビ・新聞・ラジオから震災関連のことが数多く報じられています。

昨年に続き、キャンドルイベントをあえて3.11の前日(昨日=3月10日)におこないました。

これは、3.11当日になると、津波の映像や直後のエピソードなどが多く報道されるため、実は「いま」を考えることが少なくなってしまわないかと考えたからです。


社会課題はいまも変化し続け、まるで生きているかのように地域をあるきまわり、目の前にあらわれて行く手を阻みます。

そんな中、ときに立ち向かい、乗り越え、創意工夫をこらして新しいなにかを創りだすひとがいます。
まるで行く手を阻むそれと同じく、変化し続け、地域を歩きまわり、目に見えるカタチにしてかかわる仲間を増やしています。

「転んでもただでは起きぬ」―地べたに手をつき、立ち上がろうとした時、私たちがするのは、もはや手を差し伸べることではなく、隣で自分も手をついて一緒に立ち上がることなのかもしれません。

どうか、きょうは3.11を思い出すのと同じように、いまの現地や当事者のみなさんのことをイメージしてみてください。
詳しい人がいれば今の姿をききましょう。ネットで検索してブログにある生の声をよみましょう。
連休に遊びに行く計画を立ててもいいし、近所でしているかも知れない物産展やアンテナショップをさがしてみましょう。寄付をしても、ボランティアをしても「いまさら...」なんて誰も言いません。

「Walk with 東北」今だからできることがある。
http://walkwithtohoku.jp


【ご報告】

東京代官山Tサイトで昨日開催した今年のキャンドルイベント「Walk with 東北 キャンドルセッション2016」は無事終了しました。
4時間ほどで来場者520人(定時カウントによる速報値)、いただいたご寄付は20,700円となりました。

キャンドルに巻き付けたメッセージも多数いただき、スライドやライブ、JCNレポートやパネルなどをとおして、ご来場の皆さんに「いまの」東北を考えていただく場となりました。

ご来場の皆さん、イベント開催にご理解ご協力をいただきましたみなさん、準備と運営をされたスタッフのみなさん、遠くから見守っていただいたみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。

2016年3月11日 13:19