東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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統括より; 一関 団体訪問を開始。いちのせき市民活動センター

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皆さま、こんにちは。JCNの池座です。
今年から宮城担当から地域駐在員統括へと役割が変わり、東北と東京で動く割合が半々となりましたのでよろしくお願い致します。

わたしがJCNの現地駐在員統括として東北で団体訪問を実施する目的は、県域や地域の中間支援的機能を果たしている行政、社会福祉協議会、NPO、企業を定期的に訪問し、情報収集/提供をしながら顔の見える関係づくりをし、各県の地域駐在員が日々の活動をより円滑に行うことができるようサポートすること。また、東北以外に住む人達に見えづらくなっていく東北の現状をきちんと伝えていけるよう、情報と感覚をアップデートしておくことにあります。

ということで、4月8日は、今年度初の東北での活動として岩手県の北上市で、県域の復興支援ネットワークの中核を担う「いわて連携復興センター(IFC)」の皆さんにご協力を頂き、北上から世界遺産「中尊寺」(平泉)を横切り一関市まで南下して「いちのせき市民活動センター」にお邪魔しました。

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いちのせき市民活動センターは、一関駅から徒歩7分、市の地域活性化拠点として建てられた「なのはなプラザ」の4Fにあり、「レスパイトハウス・ハンズ」というNPO法人が市から事業委託として運営されています。このセンターは、コミュニティ活動をしたい人や団体をサポートしたり、市民活動情報を発信したり、人材交流ネットワークの拠点として、市民と市民活動団体や企業、行政の協働の橋渡しの役割などを担っておられます。

また、一関市だけではなく、壊滅的な被害を受けた陸前高田市で「陸前高田まちづくり協働センター」という復興支援中間支援組織を運営し、団体設立、事業運営、助成金申請などの各相談に対応しているほか、陸前高田の地元団体で構成される「陸前高田市まちづくりプラットフォーム」の事務局も務めてらっしゃいます。全国各地域に所在する○○市民活動センター、市民活動サポートセンターと呼ばれる組織は、自治体の委託事業で運営される性質上、その活動はどうしても「受け身」になってしまいがちです。その中でも、一関の「市民活動センター」は、自分達から積極的に団体や地域に出向き、サービスを提供する、活発な中間支援組織のひとつだと思いました。

今後もセンターさんをはじめ、良い活動をしている様々な東北のハブとなる組織を訪問し、皆さまにブログで状況をお伝えしていければと思っています。

文責/池座

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2015年4月11日 21:31