東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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統括より; いわき市 「みんぷく支援者会議」に参加しました。

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皆さん、こんにちは。JCNの池座です。今回は福島県のいわき市にて、JCN福島担当の鈴木氏と一緒に、いわき市の「みんぷく支援者会議」に参加しました。

この会議は、みんぷく(3.11被災者を支援するいわき連絡協議会)が月に1回の頻度で開催しており、いわき市で活動する仮設住宅の自治会、NPO/NGO、社協など様々な団体が、支援に関する情報交換をしたり、協働の取り組みを生み出す場となっています。

4月21日(火)の会議では、みんぷくさんの事務所移転の話にはじまり、福島県全域の復興公営住宅の支援にあたっている「コミュニティ交流員からの報告」、今年の秋い開催される「交流サロンフェスタ」(市内の被災者支援サロンの運営者と利用者が一堂に会する交流促進イベント)などについて話し合われました。

主な話題としては、災害復興住宅の移転が各地ではじまっており、入居してきた人達が隣同士であったとしてもお互いの顔が分からない状況なので、各住宅で顔合わせ会を実施していくことや、住民から仮設住宅の時よりも「静かすぎて寂しい...」という声が聞かれること、借り上げ住宅の状況が把握しづらいことなどが挙がりました。

いわき市では、市内35か所に設置された仮設住宅、借上げ住宅等に約17,800人が生活しており、いわき市民、楢葉町民、富岡町民、大熊町民、広野町民、浪江町民、双葉町民といった様々な自治体の住民の混在も影響して個々の住民が抱える悩みや課題は多種多様です。

住民が抱える問題を解決しよう!という応援の機運は、5年目を迎えて益々薄れていることを肌で強く感じる今日この頃ですが、岩手県、宮城県の団体同様、長期化・複雑化する復興プロセスの前に、みな日々葛藤しながらも、互いの考えを可能な限り尊重し、強みを活かしながら、本当に辛抱強く活動に取り組んでおられます。

これからの復興まちづくりには、県内外を問わず多様なアイデア、チカラが必要です。JCNでは、引き続き、全国の応援者と地域の住民・支援者の長期的な繋がりをつくるお手伝いをしていますので、個人、団体、企業等、気持ちがある方は、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
chiiki@jpn-civil.net

※みんぷく(3.11被災者を支援するいわき連絡協議会)
http://www.minpuku.net/

文責/池座

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2015年4月26日 22:09