東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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中国地方5県、広域避難者支援のネットワーク始動

こんにちは、広域避難者支援担当の橋本です。

先週8月27日、久しぶりに広島へおじゃましてきました。
今回の訪問目的は「広域避難者支援ミーティングin中国2」の実施。

中国地方では昨年の12月11日、広島市にて「広域避難者支援ミーティングin中国」を開催させていただきましたが、このミーティングを一つのきっかけに、中国5県(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)の避難者支援関係者(当事者団体を含む)による広域避難者支援のネットワーク化に向けた話し合いが進められてきました。

昨年から各地域において「つながりの場づくり」を続けているJCNとしては、ミーティングのフォローアップとして、この動きのお手伝いをさせていただこうと、中国地方のみなさんと意見交換を続けてきました。

意見交換の中では「中国5県会議(仮)」という具体的なネットワークの設立という方向に話が進み、顔の見える中国地方の団体に声がけをして、ぜひみんなで「中国地方に必要な広域避難者支援のネットワーク」について、話し合う機会を持ちましょうということになりました。

8月27日の「広域避難者支援ミーティングin中国2」はまさにその話し合いの場として開催させていただきました。

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ミーティングでは20団体(オブザーバーを含む)に参加いただき、ネットワークの役割について、情報交換やモデル的な事業の水平展開、中国地方としての政策提言など色々な意見が出されました。また、ネットワークの在り方として「各県足並み揃えて、全く同じことをするのは難しい。できることを一緒、"ゆるやかな連携"で」というご意見に、ネットワークで取組むヒントを見た気がしました。

今後の動きとして、JCNとのミーティングとは別に独自の財源などを確保しながら、5県の関係者が集まる会議や勉強会などを開催しましょうという具体的なネットワークとしての活動の話も出てきています。

9月25日には鳥取県で今回のミーティングの参加団体の一つでもある「とっとり震災支援連絡協議会」さん主催の東日本大震災復興避難者支援啓発フォーラムが予定されており、そのタイミングに合わせて、中国5県会議(仮)が発足する予定です。

JCNとして、今後もこのネットワークの動きをフォローしながら、他の地域でのネットワークづくりもお手伝いしていきたいと思います。今年度の広域避難者ミーティングは各地域のみなさんと相談しながら、各地域の状況に応じて、これまで以上に柔軟な形で実施していければと考えています。

文責/橋本

2013年9月 2日 16:38