皆さん、こんにちは。
JCN宮城担当の池座です。
とっても遅くなってしまいましたが
昨年末に、発送作業で大変お忙しい中、ジャムが詰まった段ボールいっぱいの部屋で
お話をしてくださった気仙沼の地元団体「ピースジャム」さんの紹介です。
「ピースジャム」と言うとてもキャッチー名前は
"どこかで聞いたことがある!"という方も多いのではないでしょうか?
ただ、この団体は単に美味しいジャムを販売している団体ではありません。
この団体の創設者は、仙沼市幸町のブルースバー「ルードジャム」のマスター佐藤さんという方で
震災後に「赤ちゃんとママを救済する」ことを目的に
「とにかく赤ちゃんのおなかは減らさない!」をモットーに立ち上がり
当初は、気仙沼市、南三陸町、陸前高田市を中心にニーズ調査、要支援赤ちゃんとママにベビー用品を手渡していたそうです。
そして、物資支援が落ち着いてきた2011年10月ごろから、活動を子育てをするママさんへの「仕事づくり」に移行し、ジャムづくりを開始。
この素敵な名前の由来がまた素敵で、代表の佐藤さんが震災前から気仙沼でブルースバーを経営されており
「JAM(セッション)」というイメージと、震災後の著名な料理家との出会いが重なり
「ジャム」というコンセプトがうまれたと言う、まさに奇跡のコンビネーション♪
2012年3月からは縫製事業も開始し、有名な刺繍家さんに指導を受け、その質がLondonのベビー用品メーカーにも認められ
タイアップしながら販売を展開しているそうです。
「売れる秘訣!?」をお聞きしたところ
もともとは復興のため、被災者の仕事づくりのために作りはじめた商品でしたが
はじめから「とにかく一般商品として恥ずかしくないものを作る」という心掛けが良かったのかも、と仰っていました。
また、ピースジャムは、その名前の良さ、商品の質はさることながら、
Facebook、Twitter、HPなどメディアの活用も上手で、そこから広まる口コミ情報が企業関係者や支援者の目にとまり
それがまた新たな事業展開を生んでいく、という好循環がうまれているようにも感じました。
発送作業をしながらも、お忙しい中、とっても丁寧に対応してくださった
事務局スタッフの高橋さん、齋藤さん、本当にありがとうございました!
===========================================
ピースジャム
http://www.peace-jam.jp/(ホームページ)
http://peacejam-shop.ocnk.net/(ジャムショップ)
===========================================
文責/池座剛