東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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支援を継続するためのコツとヒント!

JCN被災地支援 宮城担当の池座です。

先週の12月4日(火)「第5回 現地会議 in 宮城」を開催しました。
仙台市での開催ということもあり、沿岸部で活動する方々にとってはご来場もままならないと思っていたのですが、当日は、気仙沼、南三陸、登米、牡鹿、石巻、東松島、塩釜、多賀城、七ヶ浜、名取、岩沼、亘理、山元など、県内各地からの沢山の方々で会場はいっぱいになりました。本当にありがとうございます。

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山元町での生活支援員の人材育成のやり方について質問する、東松島の支援者

今回のテーマは、宮城県でも課題となっている「継続的な支援活動の困難さ」に着目し「支援を継続するためのコツとヒント」としました。
前半は、日本NPOセンター、経団連事業サービス、復興庁の方々に、助成金・企業支援・行政支援の切り口で、その活用のコツを体系的に30分ずつお話しをいただきました。
後半は、今回の震災において上記の支援を実際に活用している、あるいは提供している「実践者」の方々から、経験談などを語っていただき、最後にはパネルディスカッション、参加者と登壇者の質疑応答などをおこないました。
どの登壇者のお話も、聴きごたえのある深い内容で、大変有意義な会議になったと思います。

JCNの現地会議は、2011年5月から3か月から4か月に1回のペースで開催しています。被災地で活動するNPO・NGO、ボランティア、社会福祉協議会、企業、自治体、政府など、復興支援に関わる方々であれば、セクターや立場で分けることなく誰もが集まれる、数少ない場のひとつとなっています。
主催者としては、多くの方々にお越しいただけるよう、プログラム内容には毎回頭を悩ませるのですが、限られたタイムテーブルの中、登壇者と参加者との双方向性をうまく引き出せていないことを、今後の課題と考えています。

さあ、ほっとするのもつかの間、また現場の関係者から意見を聞きながら、次回の現地会議(宮城は3月?)の企画の旅をはじめます。

現地会議のレポート・映像記録・配布資料等はJCNの活動|現地会議のページに掲載されます。

文責/池座剛

2012年12月 7日 11:51