東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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全国消費者団体連絡会さんの学習企画に登壇しました。

事務局の岡坂です。

昨日、全国消費者団体連絡会さんの主催する学習企画にお呼びいただきました。
登壇者は日本青年団協議会の尾路さん、陸前高田市米崎中学校仮設の大坪さん、と僕の3者でした。
司会は(JCNでも常任世話団体としてお世話になっている)日本生協連の山内さん。

日本青年団協議会の尾路さんからは、同会が発行された冊子「生きる」についての経緯や内容についてお聞きしました。地元の青年団のメンバーが生々しくその時のことを綴ったものです。「この冊子はただの記録ではない。読んで議論してほしい、感じたことを話してほしい、という想いで作ったんです」と尾路さん。

陸前高田市米崎中学校仮設の大坪さんは、仮設の暮らしや、生活上の不便、高齢者の置かれた状況、高台移転への住民さんの考えの相違、など、今起こっていることをお聞きしました。

僕はJCNの紹介と、ニーズと支援の移り変わりを解説しながら、今回の支援のいくつかのキーワードに触れながら、あらたな視点として広域避難のかたのお話もしながら、今後の支援を皆さんと考えました。

偶然にも大坪さんと結びの一言が一致しました。
何よりも「忘れない」こと、「忘れていない」と伝えること。
忘れないでいるためには何かをしながらでないとなかなか忘れてしまうものです。

(あ、写真を撮ってくるのをまた忘れました。
主催さんからいただければ後日載せるかもしれません。)


文責/岡坂 建

2012年5月18日 20:32

被災地の記録|大船渡市|2012年04月15日

岩手の中野です。

岩手からのブログは地域情報の発信に力を入れていきたいと思います。

20120415.jpg

写真は大船渡市の様子。(2011年4月中旬)
河口水門より街にむけてのアングルです。

ここから見える景色は本来、住居・漁業施設・商店などが立ち並ぶ都会(?)でした。
瓦礫だらけになったこの地はいま更地となりました。

そして住民の運動により、この地を牧場にするという試みがなされております。
この地が移り変わる様子を発信していきたいと思います。


文責/中野圭

2012年5月18日 18:56

「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」自主・連携事業の中間協議をしました。

事務局の岡坂です。

JCNは「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」の自主・連携事業として、「被災地支援に取り組む団体間のネットワークと情報受発信事業」を行っています。今日は事務局である日本NPOセンター担当者のスタッフさん3人と、中間協議をしました。

スタッフの方から質問をうけたり説明をしたりしているうちに、僕個人はこの半期ほどの活動をふりかえって、アタマの中を整理するいい機会になったと感じています。

「タケダ・いのちとくらし再生プログラム」は東日本大震災により被災した地域の復興のため、認定NPO法人 日本NPOセンターが武田薬品工業株式会社から、アリナミンの収益の一部を寄付金として受け、主に岩手県、宮城県、福島県を対象に実施しているプログラムです。(詳細は下記のリンクを参照ください。)

[参考リンク]

僕は詳細を書きたかったのですが、このブログの編集長である事務局のS氏が、「オカサカさぁん!ブログは続くようにやるんだから、ネタは分けて書いてくださいよぉ」というので、中途半端かもしれませんが、今日はこの辺でとめておきます。詳細はまた後ほど...。

文責/岡坂 建

2012年5月16日 23:52

広域避難者支援の担当も少しずつ

こんばんは。JCNで広域避難者支援を担当している橋本です。
広域避難者支援の担当も少しずつ投稿していきます。
もうひとり相棒がいるのですが、次回あたりに登場するはずです。

さて、このブログでは広域避難者支援に向けて、
私たち担当が何を感じどんな活動をしているのか、
そんなことが少しでもお見せできたらなぁと思います。
今日は初めての投稿ということで
少し背景のようなことに触れたいと思います。

いまJCNでは、広域避難者支援に着目し、活動の柱のひとつにしています。
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故は、
これまで住んでいたコミュニティを離れて、
慣れない場所で生活をせざるをえない方々をたくさん生み出しました。
その数は少なくとも7万人以上とも言われ、
その行き先は北海道から沖縄まで全国に及んでいます。
JCNでは、そのような方々を「広域避難者」と呼んでいます。

JCNは支援団体の全国ネットワークですが、
避難されている方々を「直接」的に支援することをあまり得意としていません。
JCNが得意としていること。それは、全国ネットワークだからこそ得られる情報の収集と発信や、
団体と団体、団体と企業、団体と行政などをタテやヨコでつなぐことで
避難されている方々への支援活動を全国レベルで充実させていくこと、です。
ネットワークを張り巡らせることで「間接」的かもしれないけれど、
より効果的で効率的に避難されてる方々を支援することが出来るんじゃないかと思っています。

ではいったい、具体的にどんな活動をしているのか、しようとしているのか。
それは次回以降にお話ししたいと思います。

文責/橋本

2012年5月16日 22:56

岩手より

皆様こんにちは。

JCN地域コーディネータとして岩手を担当しております、
中野圭(なかのけい)と申します。
まずは自己紹介させてください。

1986年岩手県大船渡市越喜来(おきらい)生まれ。
少年時代は周りに海しかない環境で育ちました。
家は代々(私で16代目!)漁業の家系で、
当然自分も漁業をしていくんだろーなと思いながら育ちました。
そんな中でも年頃になると都会に出たくなり、
高校時代には家を出て生活を始めました。
大学進学と同時に東京へ向かい、何年か過ごしておりました。
「いつかは地元に」という思いがありながら、
錦を飾る立身出世もできないまま、迎えたのが2011年3月11日。
テレビに映ったのは地獄のような故郷の姿でした。
あれからすぐに地元に戻り、今ではJCNとして、
ただただ故郷の役に立ちたいという気持ちだけで走り回っています。
このブログでは、そんな岩手の姿を少しでも多くの人に知ってもらえるよう
情報を発信していきたいと考えています。

まだうちの漁業も再開できないけど、少しでも早く生活が取り戻せるように。
皆が少しでも顔をあげられるように。
若輩ものですがこれからもがんばります。

よろしくお願いします。

文責/中野圭

2012年5月15日 23:55