東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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3.11の今がわかる会議 in 東京(9月9日)開催のお知らせ

開催概要

2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年が経過しますが、復興は道半ばにあり、コミュニティ形成や見守り、過疎化・人口減少を踏まえた復興まちづくり、震災で傷ついた子どもの支援、避難指示解除後の生活再建など共通課題から各県の個別課題がいまなお残っています。これらの課題を考えることは、これから日本が抱える社会課題を考えることにもつながり、また、各地で発生している次災害への教訓や知見を生み出す機会でもあると考えています。今、東日本大震災で起きていること、課題となっていることについて、岩手県、宮城県、福島県ならびに開催地である東京からもゲストを迎えて多くの方と考える機会にしたいと考えています。

名称・テーマ

3.11の今がわかる会議 in 東京「東日本大震災の現状と課題を全国で考える」

開催日時・場所

2019年9月9日(月)13:30-18:00(13:00受付開始)
会場:TKP東京駅セントラルカンファレンスセンター ホール12A:地図

参加費 無料
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 東京ボランティア・市民活動センター
助成 復興庁コーディネート事業

対象

東日本大震災の復興支援に関わりたい団体・企業・個人(100名)

プログラム

13:00 受付開始
13:30 オープニング:開会挨拶と趣旨説明
13:45 1部:話題提供とパネルディスカッション「孤独・孤立をいかにして地域で見守るか」

●岩手県
東梅麻奈美 氏
NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長

●宮城県
新井信幸 氏
NPO法人 つながりデザインセンター・あすと長町 副代表理事

●福島県
米倉一麿 氏
NPO法人 相双に新しい精神科医療保険福祉システムをつくる会
(相馬広域心のケアセンターなごみ)センター長

●東京都
森田眞希 氏
NPO法人 地域の寄り合い所 また明日 代表

【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 代表世話人 栗田暢之】

15:25 2部:各県の現状や課題について

●岩手県:3.11の経験を次世代へ繋ぐ 〜岩手からの恩送り~
菊池のどか 氏
株式会社かまいしDMC/地域創生事業部鵜住居トモス運営課
【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 岩手担当】

●宮城県:津波がこどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づくり
天澤寛子 氏
NPO法人 浜わらす
【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 宮城担当】

●福島県:避難指示解除区域の現状と課題
横山秀人 氏
一般社団法人 いいたてネットワーク 代表理事
【コーディネーター:東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当】

※各県の話題提供のあとに、参加者のみなさまと話し合う時間を設けます。

17:45 クロージング:総括と閉会挨拶

参加方法

申込フォームからお申込みください。
(※複数名で申し込まれる場合は、お手数ですが、お一人ずつお申込みください)

お問合せ

東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: office@jpn-civil.net

2019年7月31日 16:54

宮城地域担当になりました~よろしくお願いします!

6月より宮城地域担当になりました三浦隆一と申します。

東日本大震災支援全国ネットワークの宮城の目となり耳となり、手となり足となる役割をどこまで果たせるかドキドキしています。「できることを、できる範囲で、全力で!」をモットーに頑張ります。ご挨拶遅くなりましたが、改めてよろしくお願いします。


私、個人としては2011年に発災後、宮城県内の災害ボランティアセンターの運営スタッフを経験し、その後、宮城県域のいわゆる中間支援者としての役割を8年間担ってきました。これまで宮城県内の復興支援活動を後方から見ていた経験をJCNの地域担当として活かせればと思っています。

そんな私が宮城地域担当として日ごろ何をしているのかご紹介したいと思います。

地域担当は地域で活動する団体や支援者、住民のみなさんを巡回訪問しています。市町村毎に支援者の連絡会議などあれば積極的に参加して、各団体のみなさまにご挨拶したり、近況をお伺いしたり、その中で気になる団体や情報などあれば、直接訪問させていただいて活動の現状と課題などをお聞きします。

話を聞く中で課題解決に繋がる外部リソースを紹介したり、他の市町村の成功事例、失敗事例を共有したり、時には一緒に悩んだり・・・

訪問を通じ、宮城県域全体の復興の状況を把握して、311の今を伝える会議の企画や登壇者の調整、JCNレポートの執筆の依頼、執筆調整などに活かしています。


最近訪問した団体をご参考までにご紹介します。

昨年311の今を知る会議にもご登壇いただいた移動支援Reraさんのスタッフミーティングに参加させていただきました。

Reraさんは、月に一回スタッフ全員が集まり、スタッフが担当しているプロジェクトや組織として今何に優先で取り組んでいるのかなどの状況を全体で共有しています。最近は移動を支援するだけでなく、買い物や草取り、共同農園やお墓参りなどの生活支援も始められたそうです。

月一回のミーティングは研修の要素もあり、先日は送迎に関する安全講習が行われました。車いすの利用者を送迎する際、万が一にも事故が起きないように一挙手一投足をみんなで確認し、不安全要素がないか確認します。

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雇用される側と雇用主という一般的な就労の関係性だけではNPOの組織運営は続けられません。

なぜその仕事をしているのか「想い」がとても大切です。組織としての方向性を丁寧に示しつつ、スタッフ全員の想いを受け止めるこのようなミーティングを、毎月1回、4年も継続されているそうです。


気仙沼の支援者連絡会議に参加した際は、連絡会が始まる前に2019年3月にオープンした気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館をみんなで訪問し、当時の話を語り部から聞いてから、伝承館で連絡会が開催されました。

私自身、前職在職中の2011年から連絡会に参加しており、8年経過した今、震災の経験を伝承する施設で連絡会が今も継続されていること、時間の経過を実感し感慨深かったです。

伝承館は旧気仙沼向洋高校を保存展示し活用されています。震災直後の街の風景がどのようなものだったのかを実際に目で見て感じることができる遺構は少なくなってきています。東日本には多くの伝承施設が作られています。今年度のJCNツアーの宮城の訪問先として訪れたいと思っていますが、みなさまも機会があれば是非訪れてみてください。

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気仙沼や南三陸など連続で訪問する際は仙台まで戻ると効率が悪いので宿泊することもあります。そうなると楽しみは夜のお食事になります!私のお気に入りのパターンは気仙沼の「居酒屋ぴんぽん」で酒と魚を楽しみ、「喫茶マンボ」で締めのラーメンを食べるというパターンです。

ぴんぽんはいつもにぎわっていてにぎやかなお店ですが、魚が安くておいしくて・・・

刺し盛りはぴん1000円、ぽん2000円、ぱん4000円ですが、ぽん2000円を頼むとこうなります。

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喫茶マンボは大正、昭和のにおいがプンプンする純喫茶です。純喫茶なんですが、お勧めはラーメンです。落ち着いた店内で食べる締めのあっさりラーメン。大好きです。

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食べなくてもよい方はジャズ喫茶ヴァンガードもお勧めです。

とりとめのない話になりました。

これからも地域のみなさんとの出会いを大切に、地域の味も楽しみつつ、全国支援ネットワークの槍の矛先として、しっかり地域を巡回し情報発信していきます。

よろしくお願いいたします。

宮城地域担当 三浦

2019年7月29日 10:18

岩手より;復興支援活動を記録するということ

こんにちは!岩手の中野です。
だいぶ久しぶりにJCNブログを書いています。

本当に災害が多くて、常に身近にあるから、備えることは必要なのだと思います。
先日は山形で地震、津波・・起きたときには無事を祈るくらいしかできないので、せめて日頃から備えることはしなければ。防災は「次に来ても死なない為に」やらなきゃいけないと強く思います。

そして最近考える、2011年から携わってきた復興支援という活動を「記録していくこと」の意味。

いっぱい意味はあるけど、「次に来ても心が折れない為に」です。自分は。
岩手県の沿岸、大船渡の小さな漁村集落で生まれ育ち、津波で立ち直るのは無理だと思うくらいまちは壊されて、けれども人間の底力で復興を成し遂げなんとかここまでやってきた今。人生をかけて無理やり前を見て、「まちのために」と努力をしてきた方々が地域内外にたくさんいて。

今同じ規模の津波がきてまた破壊されたら。築き上げてきたものが無くなったら。

そのときですらも、心が折れてはだめなのです。だから歴史と同じ、過去から学び、同じ過ちを繰り返さず、心折れずに歩んでいく。それが自分にとって、今の活動を記録していることの最大の意味です。

頻発する豪雨災害に見舞われている九州の方々が、どうか無事で、心折れぬよう、祈るとともに、自分にできることをしっかりとやっていきたいと思います。

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文責/中野圭

2019年7月 5日 16:23