宮城より:JCNレポート、人の話を聴くということ。
岩手より;関係人口ってなんだ?
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。
- VOL7 『東北の住まいと暮らしの今』2017年7月 A4版 (2.4MB)
- VOL6 『つながりを活かす』2016年8月 A4版 (2.4MB) A3版 (2.4MB)
- VOL5 『東北から生まれる新しいチャレンジ』2016年3月 A4版 (2.4MB) A3版 (2.4MB)
- VOL4 『生活再建』2015年9月 A4版 (3.2MB) A3版 (2.3MB)
- VOL3 『地域活性化と外部支援』2015年3月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
- VOL2 『生活困窮者の自立生活サポート』2015年1月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
- VOL1 『恒久住宅移行期のコミュニティ形成』2014年8月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
語り直すこと
こんばんわ、広域避難者支援担当の津賀です。
すっかりブロクが更新できないままになっていて、申し訳ございません。
10月9日広域避難者支援ミーティング全国版では、各地から参加者、話題提供者をはじめ約100名で現状やこれからのことを話し合う機会になりました。
参加していただいたみなさま、ご支援いただいた真如苑はじめ、関係者のみなさまに御礼申し上げます。
このミーティングでは、避難当事者、ジャーナリスト、支援者、研究者からそれぞれ話題提供いただきましたが、その中でも「制度の限界」「避難者の不可視化」「語りにくさ」という3点の指摘が印象的でした。
特に、3点目の「語りにくさ」=避難者自身がかなりにくくなっている状況は、これからの支援を考える上で大事な要素だと感じた次第です。
ところで、僕は以前から「暮しの手帖」が好きで、最近は毎号目を通すようになっています(特に澤田編集長になってから面白い!)
最新の、創刊70周辺記念号・96号、文・荻上チキ☓絵・ヨシタケシンスケの連載「みらいめがね」のタイトル「生きづらさを取り除け」では、萩上さん自身の経験から、ライフヒストリーの語り直しすこの必要性を書かれていました。
〜
ライフヒストリーをどのように語るのか。過去をどう捉え、今をどう評価し、未来に何を望むのか。そのイメージが崩れたとき、人は危機に瀕する。今までの自分や、世間の「べき論」と比べることで、否定のループに陥っていく。
その時に必要になるのか、ライフヒストリーの語り直しだ。自分がどんな人間なのか。新しく「語り直す」ための言葉を手に入れること。
(略)
社会への貴族意識や居場所感を喪失し、ゆるやかに生命力を削っていった時。それを立て直してくれたのは、それまで遠ざけてきた「人間関係」だった。
〜
連載に書かれていたことは、被災者・避難者にも共通するものがあるように思いました。ただし、すべての人というわけではなく、どなたかしらという意味です。
被災者や避難者の中には、震災をきっかけに、これまでに持っていた暮しのイメージが壊れてしまい、どうしたらよいのかわからないまま、決断だけを迫られるようなこともあったのではないでしょうか。そして、その話をすることすら、躊躇しなければならないような雰囲気も感じた人もいるように思います。
荻上さんの言葉や考えをくみとるとすれば、「生きづらさ」を感じている人の気持を少しでも解消するためには、被災者や避難者に関わる人たちは、被災者・避難者の中で、語り直そうとすることを、あたたかく見守ることや耳を傾けること、被災者・避難者にとって身近な存在になることが求められているのかもしれません。
ひとりひとり感じているものも違うでしょうから、これが正しいというわけではなく、考えの一つとして書いてみました。
JCNツアー in 東北 2018 「答えは東北にある!」
岩手、宮城、福島で現地で活動されている団体や施設、震災遺構などを訪問し、団体との対話を通じたツアーです。話を聞くだけ、施設や震災遺構を見るだけでなく、現地団体との対話や交流と現場視察を通じて被災地の現状を知り、被災地のニーズに対してより具体的な関わり方を見出すツアーになります。
※各県ともに、1泊2日で6〜8団体・箇所まわる予定です。詳細は下段をご確認ください。
開催概要
参加条件
東日本大震災に関わりたいと考えている企業、団体
- 子ども、若者、女性、困窮者支援、障がい者支援のあり方をともに考えたい
- 福農連携のあり方を考えたい
- CSRやSDGsを東日本大震災の団体と一緒に考えたい
- 商品や販売ルートを一緒に考えたい
- 資金援助を考えたい
- プロボノとして、組織運営に関わりたい
- 研修先として、東日本大震災の現場を考えたい
- まちおこしに協力したい
など
※企業、団体からの申込みを優先させていただきます。個人でのお申込みはご相談ください。
参加費
無料(集合場所までと解散場所からの交通費、滞在中の宿泊費もJCNにて負担します。ただし交通費は上限があるため、お問い合わせください。)
※現地での移動はバスになります。
※食事代は自己負担となります。
ツアー行程
岩手県【11月7日(水)〜8日(木)】
- 集合:11/7(水)10:00 JR盛岡駅
- 解散:11/8(木)15:00 JR水沢江刺駅
日程 | 行程・視察(滞在)場所 |
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11/7(水) | 盛岡駅 → 宮古市 → 山田町 → 大槌町 → 釜石市・懇親会(宿泊) |
11/8(木) | 釜石市 → 大船渡市 → 水沢江刺駅解散 |
※途中の行程は変更になる場合がございます。
主な訪問先
- 地域活性化や若手人材の育成をしている団体
- 里・くらし体験を実施している団体
- 観光・交流の促進をしている団体
- 商業施設を拠点に、地域課題の解決に向けて活動している団体 ほか
宮城県【11月13日(火)〜14日(水)】
- 集合:11/13(火)9:30 JR仙台駅
- 解散:11/14(水)18:00 JR仙台駅
日程 | 行程・視察(滞在)場所 |
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11/13(火) | 仙台駅 → 若林区 → 石巻市 → 気仙沼市・懇親会(宿泊) |
11/14(水) | 気仙沼市 → 南三陸町 → 仙台駅解散 |
※途中の行程は変更になる場合がございます。
主な訪問先
- 農業によりう地域活性と若者支援をしている団体
- 子どもの居場所、遊びづくりをしている団体
- 大川小学校視察と語り部の話
- 農福連携として、就業が難しい方々とホップや野菜栽培をしている団体
- 乳幼児の子育てママを雇用というカタチで支援している団体
- 地域で女性支援をしている団体 ほか
福島県【11月20日(火)〜21日(水)】
- 集合:11/20(火)10:00 JRいわき駅
- 解散:11/21(水)18:00 JRいわき駅
日程 | 行程・視察(滞在)場所 |
---|---|
11/20(火) | いわき駅 → 広野町 → 楢葉町 → 富岡町・懇親会(宿泊) |
11/21(水) | 富岡町 → 大熊町 → 浪江町 → いわき駅解散 |
※途中の行程は変更になる場合がございます。
※放射能に関しては自己の判断にてご参加ください。
主な訪問先
- 広野町防潮堤視察
- 楢葉町の現状視察
- 復興まちづくりをしている団体
- 富岡町の現状視察
- 浪江町のまちづくりをしている団体 ほか
お申込み
お申込み受付は終了いたしました。
お問合せ先
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
Tel. 03-3277-3636
メール: office@jpn-civil.net
担当:杉村