東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

ブログ

アンケート調査にご協力ください。

こんにちわ。事務局の津賀です。

JCNは2011年3月震災直後に立ち上がりました。震災前にはなんの構想もなかったところ、関わった人たちが必要と思うことを考え、動いてきました。想定されている首都直下地震や南海トラフ地震が発生したときも同じように直後から動いていては遅いです。なんからの手立ても考えていく必要があります。


そこで、JCNでは、今後の大規模災害を見据えて昨年度から発足から5年間、なにができてなにができなかったのか検証作業を進めています。
JCNは市民セクターのネットワーク組織、参加団体のみなさまのための組織です。JCNがみなさんにとって果たしてお役に立てたのか評価していただくために、アンケート調査を行っています

アンケート調査フォーム(こちらをクリック)

現在参加いただいている団体のみならず、過去に参加していた団体も対象になります。もしかするとメールが届いていない可能性もありますので、このブログを見てご回答いただけると幸いです。

また、アンケートではそれぞれみなさんの団体の取組のこともお聞きしています。
なぜそこまでお聞きするのか?というと、代表世話人の一人・山崎美貴子先生の「JCNはネットワークなんだから、参加団体がなにをしたのか聞くことで見えてくるものがある」との意見からお尋ねすることになった次第です。
たとえば、東日本大震災は被災3県のみならず、多くの地域に被害をもたらした広域災害です。「支援の入らない地域をつくらない」とJCNは掲げましたが、果たして本当にそれができたのか。
また、東日本大震災では公的補助のみならず、多くの民間助成事業が行われました。果たしてどの程度活用されたのか。
そんなことも調査を通じて、明らかにしたいと思います。


検証をするからといってこれで終わりではなく、JCNの取組はこれからも続けます。
みなさんからいただいたご意見はこれからの取組みにも役立てていきます!

調査へのご協力どうぞよろしくお願いいたします!

この検証事業は赤い羽根福祉基金の助成を受けて、実施しています

2017年11月24日 14:10

岩手より;今の漁業について

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こんにちは!岩手の中野です。


私の地元大船渡は海のまち。しかもここ崎浜(さきはま)は小さな漁業集落で、今はちょうど鮑(あわび)のシーズンがはじまり色々と忙しくしております。さてここ三陸の漁業ですが、さまざまなところで「あれが獲れない、これが獲れない」と問題になっています。まずうちもそうですが、ホタテ。聞いたところでは三陸沿岸部の広域で不漁なようです。鮭もそうでした。イカも全国的に問題になっています、そして今が旬の鮑も。


津波被災地である岩手沿岸部の歴史を支え続けてきた漁業という基幹産業が、この課題を乗り越えていくことの中に、地域復興の重要な局面がある気がしています。


写真はうちの船、中野えびす丸。


文責/中野圭



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2017年11月17日 13:22

福島「ふたすけ」:復興関係者向け!富岡町イベント3連発ご案内

こんにちは、福島地域担当の鈴木亮です。
JCN福島事務所では今年4月から、双葉郡未来会議さんと合同プロジェクト「ふたば地域サポートセンター準備室ふたすけ」を立ち上げて、日々運用しています。

室長兼雑用は、鎌倉生まれ・ニュージーランド育ち、福島暮らし6年目の鈴木亮です。

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(ふたすけ出前ブース@ふたばワールドinとみおか2017の様子)

さて、今年も残り2か月を切り、お忙しくされている事と存じます。
春の富岡町一部避難解除と同時にオープンしました「ふたすけ」ですが、
この8か月でFacebookページに203人の方から「いいね」をいただきました。

まだご覧いただいていない方も、ぜひ「いいね」をいただけますと幸いです。
皆様の活動の情報発信を応援させていただくとともに、ふたばの地域団体の情報をお届けさせていただきます。

4月に一部避難解除となった富岡町は、10月21日に常磐線が再開し、いわき駅から富岡駅まで40分ほどで直通運転が再開しました。
駅前には「とみおかホテル」69室もオープンしました。

至近のご案内でまことに恐縮ですが、今週は富岡町文化交流センター「まなびの森」にて
復興・まちづくり関係者向けのイベントが盛りだくさんです。
ふたすけも参加しておりますので、ぜひお申込みの上ご参加お待ちしております。

★11/16 JCN現地会議in福島~避難解除後の現場から、地域の底力を共に再生する~
@富岡町文化交流センター「学びの森」(13時半~17時)

★11/17 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター相双地域支援サテライト報告会
 ~地域に寄り添った支援をめざして~
@富岡町文化交流センター「学びの森」(13時半~16時半)

★11/19 未来会議 vol.17「浜通り合衆国 富岡D.C.首都宣言!臨時政府樹立」
@富岡町文化交流センター「学びの森」(12時半~17時)

特に、2年ぶりとなりますJCN現地会議in福島は、現場を持つ当事者団体、社会福祉協議会、行政、企業、国際系NGO、中間支援組織など
多種多様な団体がオープンに集まれる貴重な復興会議として、今回で2年ぶり13回目となります。
会議の内容は、現地会議in東京やin近畿として、県外・オンライン上への発信につながってゆきます。

部分参加も可能ですので、ぜひご参加ください。

次回、第14回JCN現地会議in福島は来年2月頃、復興10年の先を見据えた連携をテーマに開催予定です。
また、準備室ふたすけは、来年5月頃、富岡町にオープン予定の情報交流拠点「ふたばいんふぉ」に
合わせて、より充実したサポートセンターとなれるよう日々前進しております。

ぜひ浜通りにいらっしゃる際にはお立ち寄りください。
(2017年度は完全予約制で運営しております)

今後とも、ふたば地域サポートセンター準備室ふたすけを、どうぞよろしくお願いいたします。


【会議概要】

 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

  第13回 現地会議 in 福島

   避難解除後の現場から~地域の底力を共に再生する~


【日時】2017年11月16日(木)13:30~17:00

【場所】富岡町文化交流センター「学びの森」
(住所:福島県双葉郡富岡町大字本岡王塚622-1)
 常磐線富岡駅より車で5分、徒歩20分、12時と13時半に駅から役場への町内循環バスあり

【入場無料】

【お申込み】こちらのフォームからお申込みください。

【プログラム】

●開会のご挨拶

 東日本大震災支援全国ネットワーク 共同代表世話人 山崎美貴子

●第一部:現場からの報告
 富岡・浪江・飯舘・川俣の避難解除後の課題と既存の取り組みを共有し、支援ニーズを可視化します。

 ○ 福島県復興局 避難地域復興課
 ○ 一般社団法人 いいたてネットワーク
 ○ 社会福祉法人 浪江町社会福祉協議会
 ○ 一般社団法人 とみおかプラス

●第二部:連携事例報告
 復興創生期間の後半に向け、中間支援組織や官民合同の制度連携を民間から提案します。

 ○ 双葉郡未来会議 代表 平山勉氏
 ○ 東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当 鈴木亮
 ○ 一般社団法人 ふくしま連携復興センター 代表 天野和彦氏

 〔進行〕栗田暢之(JCN代表世話人・認定NPO法人レスキューストックヤード代表理事)

●第三部:テーマ別分科会(見守り、まちづくり)
 復興フェーズの違いによって生じる課題や分断に対し、当事者団体が持つ現場感・価値観を共有します。

 グループ1:見守り活動の現場から地域の底力を共に再生するために

 ○ 社会福祉法人 浪江町社会福祉協議会
 ○ NPO法人 シェルパ(基幹相談支援センターふたば)
 ○ 東京災害ボランティアネットワーク
 and more...

 グループ2:まちづくりの現場から地域の底力を共に再生するために

 ○ 一般社団法人 いいたてネットワーク
 ○ 一般社団法人 ならはみらい
 ○ 認定NPO法人 レスキューストックヤード
 ○ 川内盛り上げっ課
 ○ 双葉郡未来会議
 ○ 福島県復興局 避難者支援課
 and more...


●閉会のご挨拶

 一般社団法人 ふくしま連携復興センター 代表 天野和彦氏

  ※プログラム、報告団体は変更になる場合があります。

◎終了後、17時半よりで富岡町のスナック「カフェy」にて、懇親会を予定しています。
 宿泊、ご移動のご相談承ります。よろしければご相談ください。

【お申込み】こちらのフォームからお申込みください。(資料準備、名簿配布にご協力お願いします)

【ちらしダウンロード】会議概要はこちらをご覧ください。

【主催】東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

【共催】一般社団法人 ふくしま連携復興センター、双葉郡未来会議

【お問い合わせ】
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)事務局
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル245 JNPOC気付
Tel. 03-3277-3636  メール:chiiki@jpn-civil.net   https://www.jpn-civil.net/



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2017年11月13日 15:20

RSY 被災地学習・交流日帰りバスツアー



みなさんこんにちは
JCN宮城担当:三浦です。
先月末にレスキューストックヤード(RSY)七ヶ浜「被災地学習・交流バスツアー」南三陸町へ
参加してきました。

RSYが発災後、七ヶ浜町の支援活動を行っているのはみなさんご存知だと思いますが現在は
専従スタッフ(地元人)を置いて「きずなハウス」を拠点に活動しています。
その活動の一環として、今年9月に地元活動グループによる自主的なネットワーク「きずなネット」立ち上げ、活動をサポートしていますが今回のツアーの目的は「きずなネット」の学びと出会い。
JCNは今回の南三陸町ツアーの訪問先として「一般社団法人復興みなさん会」を紹介させていただきました。
代表理事の後藤さんから設立の経緯を説明、理事の工藤さん、畠山さんから現在までの活動の話を。「きずなネット」の活動紹介後、意見交換を行いました。
これから七ヶ浜町の復興の町づくりを支える「きずなネット」メンバー。モチベーションアップや、悩みを相談したりお互いの近況などを伝え合える新たな繋がりづくり、学びの機会になったと常務理事:浦野さんが語ってました。
これからの「きずなネット」の活動が楽しみですね。

現在「きずなネット」は7団体です。
・はまのわ:20代若者が七ヶ浜の魅力を写真展やブックカフェ等で伝える
・向洋中Fプロジェクト:震災後、生徒有志によって復興支援のボランティアグループとして発足。語り部、災害公営住宅での交流、 防災学習等を行なっている。
・松ヶ浜きずな喫茶:松ヶ浜災害公営住宅住民の会。週1回のお茶飲み会や周辺にある荒地公園に花壇を作る活動をしている。
・きずな工房:裁縫・刺繍等物づくりが好きな女性たちの集り。
・ボランティア友の会:高齢者の見守り活動を目的。全て女性で会員は町内に300人程度いる。
・ななはまっこ:子育てママが運営。外遊びを中心としたレクレーションを行なっている。
・セブンビーチプロジェクト:菖蒲田浜海水浴場でのイベント、草木染や木工教室などを通じて、住民の集いの場や世代間交流を目的 としている。

文責/三浦圭一

志津川中.JPG
高台の志津川中学校から沿岸部を見る参加者

報告会.JPG
「復興みなさん会」との報告会

2017年11月 3日 12:54