岩手より;広島にいってきた
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。
- VOL4 『生活再建』2015年9月 A4版 (3.2MB) A3版 (2.3MB)
- VOL3 『地域活性化と外部支援』2015年3月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
- VOL2 『生活困窮者の自立生活サポート』2015年1月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
- VOL1 『恒久住宅移行期のコミュニティ形成』2014年8月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
【2/4開催】「第13回 現地会議 in 岩手」開催のお知らせ
JCNでは、2月4日(木)、岩手県陸前高田市にて「第13回 現地会議 in 岩手」を開催いたします。
JCNでは、被災地・被災者を支援している民間団体等の連携を促し、支援活動を続けるうえで抱える問題や課題を共に考える場「現地会議」を、被災3県にて定期的に開催しています。
第13回にあたる本会は「地元企業と地元NPOの連携」をテーマに、陸前高田市で開催します。
← ダウンロードしてご利用ください。
開催概要(予定)
- 【タイトル】
- 第13回 現地会議 in 岩手
-組織の成長はコラボレーションからin気仙-
- 【日時】
- 2016年2月4日(木)13:00~17:00(予定)※開場12:30
- 【会場】
- 陸前高田市コミュニティホール 大会議室
(岩手県陸前高田市高田町字栃ヶ沢210番地3)
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/community/hall/hall.html - 【開催目的】
- 「地元企業と地元NPOの連携」をテーマに、
しっかりとした成果やインパクトを地域社会でうみだすためにも、同一エリアにおける「地元企業」と「地元NPO」の連携に着目する。気仙というエリアに着目し、その中で企業とNPOの取組を突き詰めて共有するとともに気仙という枠組みでの連携を促すことを目的に、陸前高田市で開催します。
- 【プログラム(予定)】
- テーマ1 なぜコラボレーションか
-企業・NPOの互いの特徴、コラボレーションがもたらす効果を学びます。- -
- [講演者]
- 料亭久里川 支配人
- 公益財団法人広島県就労振興センター 副会長
- 森 浩昭 氏
-企業、NPOの連携の事例を学びます。-
- [報告者]
- 早川 輝 氏(みやっこベース) 【寄付付き商品】
- 菊池 新一 氏(遠野山・里・暮らしネットワーク) 【支援から連携へ】
- 伊藤 大介 氏(いわて連携復興センター) 【NPO×企業の連携促進】
- [コーディネーター]
- 田尻 佳史(JCN代表世話人)
-気仙地区から4事業者に「今」求めているコラボレーションの具体的アイデアを発表してもらいます。-
- [報告者]
- ・水野孝洋氏(での園 園主)
- ・金野崇氏(さいとう製菓株式会社 執行役員総務部長)
- ・佐々木信秋氏(一般社団法人SAVE TAKATA 代表理事)
- ・笠原一城氏(NPO法人浜わらす 代表理事)
-各組織の情報を持ち寄り、セクターを越えたコラボレーションのイメージを膨らませます。-
参加いただきたい方々
- 気仙地域で自社の成長に取り組まれている事業者のみなさま
- 気仙地域で課題解決に取り組まれているNPOのみなさま
参加方法
申込フォームからお申込みください。※おひとりずつお申し込みください。
「広域避難者交流会 正月準備の会」
新年おめでとうございます。
広域避難者支援担当の津賀です。
年の瀬12月26日土曜日に開催された「広域避難者交流会 正月準備の会」の様子をお届けしたいと思います。東京都町田市の元市役所跡の広場、町田シバヒロには、首都圏から避難されている人たち300名あまりが集まりました。
「避難している人たちは、震災前は家族親族や地域で集まって、正月準備に餅をついたりわいわいやったもんだ」というようなエピドードがきっかけで企画された「広域避難者交流会 お正月準備の会
」は今年で2回目、東京の西のはしっこ町田市で開催しました。(集まった避難者は去年とくらべて約2倍、びっくりぎょうてん!)
この企画、主役は避難者。支援している人たちはあくまでサポート。支援者は会場の準備や資機材の手配、当日の準備など、50名以上が関わったのではないかと。JCNから参加の2名はボランティアスタッフ(いわゆる便利屋)として参加。ひとりは得意のカメラ、いろんな場面を撮影ました。もうひとり(僕)は、お餅つきのサポート。
正月準備の目玉となる「餅つき」。経験のない支援者が挑んだものの「ちゃんとつぶさないと餅にならない」「(つくときは)腰をいれないとだめだよ」「真ん中にきねをおろさないとっ」など多方面からのご指導の声がかかり、あまりにブザマな杵使いに「いっちょやってみっか(餅をついてみるか)」と杵は横取りされるのでした。
避難者の方は慣れた手つき、「昔とった杵柄」という言葉を体現するかのごとく、ぴたんっぴたんっとテンポよくいい音が響きました。元気あふれる大学生のサポートの中、小さなお子さん、小学生の子どもたちも参加して、餅つきコーナーは大いに賑わいました。準備されたもち米総量90キロは2時間あまり(?)ですべて餅となり、その一部はきなこ・あんこ・納豆・おろし大根にまみれたものが振る舞われ、残りはお持ち帰りで配られました。
この正月準備会の主役は避難者。餅つきのほか、会場では、避難者によるやきそば・お雑煮などが振る舞われたり、避難先でつくった野菜や毛糸編物が販売されたり、福島にちなんだクイズ大会が行われたり、冬の澄み渡った青空の下、みなさんにぎやかに楽しいひとときを過ごしました。
避難されている方々がみんなでやりたいことを、支援者が支える。この関係がポイントなんだと思います。支援する=支援されるの関係ではなく、それぞれができることをあわせて「関わり」をつくる。という関係もこれから考えていくことかもしれません。
本年もどうぞよろしくお願いします。