東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

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「広域避難者地域活動サポート助成制度」報告会

こんにちは、JCN広域避難者支援担当の杉村です。

4/24(金)に「広域避難者地域活動サポート助成制度」の報告会を中央ろうきんと一緒に開催しました。この制度は、中央ろうきんとJCNが一緒に運営してきた助成制度で、関東圏において2014年6月から12月までを募集期間として、避難当事者が中心となり活動されている26団体に助成させていただきました。

上限が10万円と少額ではあるものの、懇親会から趣味の活動やバスツアーまで、非常に幅広い活動が対象となるため、助成対象団体からは使いやすいと好評でした。また、使い勝手のみならず、申請書も報告書も簡便なため、「この内容だったら、私たちでも何かやれそうだ」と避難当事者の自律を促す非常にいいきっかけになったと思います。

報告会では、助成対象団体、協力団体、関係団体あわせて60名近くの方が参加され、助成制度に関する意見交換のみならず、お互いの活動紹介にも時間を割き、交流を深めていただきました。同じ関東圏でもお互いの活動はまだまだ知らないことがあり、自団体の活動のヒントも得られたようです。

この助成制度で当然全てが解決するわけではありませんが、少しでも避難されている方々がこの助成制度を通じて、自分たちのやりたいことが実現でき、避難先での暮らしの充実や同じ立場の避難者との交流の機会をつくることなど活用いただければと思います。

助成制度を通じて、いままで知らなかった避難者と知り合うことができ、新しい活動を模索しはじめている団体もあり、そのような団体のサポートができるよう、2015年度も助成制度は継続したいと考えていますので、内容が確定しましたら、ご案内差し上げします。

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2015年4月30日 18:21

統括より; いわき市 「みんぷく支援者会議」に参加しました。

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皆さん、こんにちは。JCNの池座です。今回は福島県のいわき市にて、JCN福島担当の鈴木氏と一緒に、いわき市の「みんぷく支援者会議」に参加しました。

この会議は、みんぷく(3.11被災者を支援するいわき連絡協議会)が月に1回の頻度で開催しており、いわき市で活動する仮設住宅の自治会、NPO/NGO、社協など様々な団体が、支援に関する情報交換をしたり、協働の取り組みを生み出す場となっています。

4月21日(火)の会議では、みんぷくさんの事務所移転の話にはじまり、福島県全域の復興公営住宅の支援にあたっている「コミュニティ交流員からの報告」、今年の秋い開催される「交流サロンフェスタ」(市内の被災者支援サロンの運営者と利用者が一堂に会する交流促進イベント)などについて話し合われました。

主な話題としては、災害復興住宅の移転が各地ではじまっており、入居してきた人達が隣同士であったとしてもお互いの顔が分からない状況なので、各住宅で顔合わせ会を実施していくことや、住民から仮設住宅の時よりも「静かすぎて寂しい...」という声が聞かれること、借り上げ住宅の状況が把握しづらいことなどが挙がりました。

いわき市では、市内35か所に設置された仮設住宅、借上げ住宅等に約17,800人が生活しており、いわき市民、楢葉町民、富岡町民、大熊町民、広野町民、浪江町民、双葉町民といった様々な自治体の住民の混在も影響して個々の住民が抱える悩みや課題は多種多様です。

住民が抱える問題を解決しよう!という応援の機運は、5年目を迎えて益々薄れていることを肌で強く感じる今日この頃ですが、岩手県、宮城県の団体同様、長期化・複雑化する復興プロセスの前に、みな日々葛藤しながらも、互いの考えを可能な限り尊重し、強みを活かしながら、本当に辛抱強く活動に取り組んでおられます。

これからの復興まちづくりには、県内外を問わず多様なアイデア、チカラが必要です。JCNでは、引き続き、全国の応援者と地域の住民・支援者の長期的な繋がりをつくるお手伝いをしていますので、個人、団体、企業等、気持ちがある方は、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
chiiki@jpn-civil.net

※みんぷく(3.11被災者を支援するいわき連絡協議会)
http://www.minpuku.net/

文責/池座

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2015年4月26日 22:09

福島より;ふくしまオフィス、模様替えしました

お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。

JCN福島オフィス、少しだけ模様替えしました。

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資料コーナーに、認定NPO法人「C`s」さんの資金調達ガイドブック「NPO法人のための施策ガイドブック2015年度版」をはじめ役立つ資料を並べ、美味しい有機のお茶やコーヒーも常備しました。

「NPO法人のための施策ガイドブック2015年度版」
http://www.c-s.or.jp/tohoku/npo_shisaku_guide/index.html

1階のカフェ「かーちゃん農園わいわい」では新メニュー「ふくしまブルブル」がおすすめです。食べるとブルブル震えるほど美味しと評判だった福島市の洋食店「ブルドック」の復刻メニューです。840円で野菜スープお替わりOK。市内12店舗でそれぞれの「ブルドック」を提供しています。

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福島市にお立ち寄りの際は、お気軽にお声掛けください。

文責/鈴木亮

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福島駅前の復興ビル「キッチンガーデンわいわい」では、オフィスをシェアしていただける団体を募集しています。

入居基準は福島の復興に寄与する団体であること。家賃(月額2万円)には、以下が含まれています。
・エアコン、冷蔵庫、LANの共有
・デスクチェア(団体各1つまで)の貸与
・共有ミューティング室の使用
・20~40人規模で会議ができるスペースの使用

【住所】
〒960-8031 福島県福島市栄町10-3 ふくしまキッチンガーデンビル3F
【参考】かーちゃん農園わいわい
http://fuku-kachan-net.com/
【問合せ先】
JCN福島担当・鈴木 chiiki@jpn-civil.net

2015年4月21日 09:54

岩手より 進むかさあげ

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こんにちは!岩手の中野です。

被災地ではかさ上げがどんどん進んでいます。それに伴いかさ上げ予定地の建物の取り壊しも進んでいます。写真は大船渡市復興計画推進委員会のひとコマ。盛り土の奥に見えるホテルも移転となります。飲食店や宿泊施設など、これからも続けるのか、これを機にやめるのか、岐路に立たされているケースもあります。

確実に変わっていくまちの景色と、先の長い復興の道のりが、隣りあわせにある。そんな岩手の今の様子です。

文責/中野圭

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2015年4月16日 21:11

広域避難者支援連絡会in東京の定例会に参加

こんにちは。JCN広域避難者支援担当の津賀です。
4月に入って、参加団体のみなさんも年度末の処理や新年度の準備などお忙しくされていることと思います。

先週、都内の避難者支援団体のネットワーク「広域避難者支援連絡会in東京(以下、東京連絡会)」が毎月開催している定例会に参加してきました。

東京連絡会は、2012年の立ち上げから関わっており、これまでも共同で「広域避難者支援ミーティングin東京」を開催するなどともに歩んできました。定例会にもオブザーバーとして参加しています。

この定例会は、構成している11の団体だけでなく、東京都、福島県、宮城県庁の担当者や県外避難者の支援に関わる復興支援員もオブザーバーとして参加しています。参加した団体それぞれの取組なども適宜共有もされています。

今回の定例会では、2015年度の連絡会の取組内容について話し合われ、定期開催している「広域避難者支援ミーティングin東京」の日程もほぼ固まりました。この段階で来年3月までの予定が決まっていると、やることが明確になって、準備や調整もスムーズになることでしょう。

連絡会では、定期的に取組や支援情報をまとめた「メールマガジン」を発行しています。ご関心ある方はぜひ登録してみてください。

【定例会の様子】

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2015年4月16日 16:49

統括より; 一関 団体訪問を開始。いちのせき市民活動センター

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皆さま、こんにちは。JCNの池座です。
今年から宮城担当から地域駐在員統括へと役割が変わり、東北と東京で動く割合が半々となりましたのでよろしくお願い致します。

わたしがJCNの現地駐在員統括として東北で団体訪問を実施する目的は、県域や地域の中間支援的機能を果たしている行政、社会福祉協議会、NPO、企業を定期的に訪問し、情報収集/提供をしながら顔の見える関係づくりをし、各県の地域駐在員が日々の活動をより円滑に行うことができるようサポートすること。また、東北以外に住む人達に見えづらくなっていく東北の現状をきちんと伝えていけるよう、情報と感覚をアップデートしておくことにあります。

ということで、4月8日は、今年度初の東北での活動として岩手県の北上市で、県域の復興支援ネットワークの中核を担う「いわて連携復興センター(IFC)」の皆さんにご協力を頂き、北上から世界遺産「中尊寺」(平泉)を横切り一関市まで南下して「いちのせき市民活動センター」にお邪魔しました。

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いちのせき市民活動センターは、一関駅から徒歩7分、市の地域活性化拠点として建てられた「なのはなプラザ」の4Fにあり、「レスパイトハウス・ハンズ」というNPO法人が市から事業委託として運営されています。このセンターは、コミュニティ活動をしたい人や団体をサポートしたり、市民活動情報を発信したり、人材交流ネットワークの拠点として、市民と市民活動団体や企業、行政の協働の橋渡しの役割などを担っておられます。

また、一関市だけではなく、壊滅的な被害を受けた陸前高田市で「陸前高田まちづくり協働センター」という復興支援中間支援組織を運営し、団体設立、事業運営、助成金申請などの各相談に対応しているほか、陸前高田の地元団体で構成される「陸前高田市まちづくりプラットフォーム」の事務局も務めてらっしゃいます。全国各地域に所在する○○市民活動センター、市民活動サポートセンターと呼ばれる組織は、自治体の委託事業で運営される性質上、その活動はどうしても「受け身」になってしまいがちです。その中でも、一関の「市民活動センター」は、自分達から積極的に団体や地域に出向き、サービスを提供する、活発な中間支援組織のひとつだと思いました。

今後もセンターさんをはじめ、良い活動をしている様々な東北のハブとなる組織を訪問し、皆さまにブログで状況をお伝えしていければと思っています。

文責/池座

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2015年4月11日 21:31

水墨画体験交流会IN名取

みなさん!こんにちわ。宮城担当:三浦です。

全国に、桜の便りが聞こへ宮城(仙台)でも4月3日(金)観測史上2番目の早さでソメイヨシノが開花しました。そして開花の知らせと共に嬉しいお知らせが届きました。

2月27日(金)に開催した「第11回 現地会議 in 宮城」がきっかけになり、名取市で社協、NGO、NPO共催の交流会が開催されることになりました。

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応急仮設住宅、みなし仮設、復興住宅入居者すべてを対象にして行われる交流会では、「国際墨画会」の協力で一筆書きを体験し水墨画に触れ、参加者全員で茶話会を楽しみます。

文責/三浦

2015年4月 7日 12:26

女性の視点を防災に!「国際地域女性アカデミーinTohoku」

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5年に1度開催される「国連防災世界会議」が先月3月に仙台で開催され、世界187カ国・地域の代表が集まり向こう15年の世界の防災・減災行動指針となる「仙台防災枠組」が採択されました。

同時に、政府間の協議の裏でも、全国各地でNPO/NGO/企業や市民団体を中心に数多くの防災に関するプログラムが実施されました。

その中に、女性の視点を防災の取り組みの中に入れていこうという「国際地域女性アカデミーinTohoku」というプログラムがあります。

このプログラムは、災害に強いしなやかな地域社会づくりのため、東北と海外から復興や防災の活動に携わる女性たちが30名ほど集い、体験や知恵を共有し、市民社会側からの行動を提案することを目的としています。

2月に東北(岩手、宮城、福島)で活躍する女性達が仙台で合宿形式で各々の取り組みや人となりを理解し合い3月の本番に向けた話し合いを行いしっかりと準備を整え、3月には2日間をかけて海外からの女性リーダーと東北の女性リーダー達とで親睦を深めたり、お互いの取り組みを学び合い、地域や国を越えた今後の女性の視点を入れた防災について語り合いました。

わたくしは微力ながら女性アカデミーの実行委員として、当プログラムに参加者する女性リーダー候補を紹介をさせて頂き、JCNとしても「後援」という形で応援しました。

3月12日(木)の最終日には、プログラムの成果を発表する「オープンフォーラム」が南三陸町ベイサイドアリーナで開催され2月、3月で行われたプログラムの成果発表と、登壇者と会場に集まった全員が「わたしコミット(災害時にわたし、家族、地域を守るために今できること)」を連防災世界会議に向けてアピールしました。

当日は、このプログラムを牽引してきたウィメンズアイ代表の石本さんの強い想いに突き動かされて、フィギアスケート安藤美姫さんや堂本暁子さん、南三陸町の佐藤仁町長もゲストとして会場に駆け付け、プログラムに参加した東北3県と海外の女性達と一緒に防災について対話し、最後に「わたしのコミット(災害時にわたし、家族、地域を守るために今できること)」を宣言しました。このメッセージは南三陸町の中学生から国連防災会議に出席する人たちに託され閉会しました。

いまだに日本社会全体が「男性の視点」を中心に動いている中で、とくに防災の世界はジェンダーバランスが悪いと言われる中で、プログラムの内容も去ることながら、社会へのアピールという意味でもとても重要な会議であったと強く感じました。

このプログラムに関わらせて頂いたことをこの場をお借りして関係者一同に感謝申し上げます。

文責/池座剛

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国際地域女性アカデミー http://watohoku.com/
ウィメンズアイ http://womenseye.net/
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2015年4月 5日 10:40

岩手は広い。野田村へ。

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こんにちは、岩手の中野です!

岩手は広い。まあ広いです。私は大船渡市というところに住んでいまして、岩手県沿岸の南部に位置するのですが、今回訪れたのはこちら野田村。沿岸の北部に位置するところです。車だと大船渡市から4時間といったところでしょうか。

そんな野田村も津波により甚大な被害を受けましたが、さまざまな人や団体が立ち上がっております。

「NPO法人のんのりのだ物語」は、体験と交流から野田村の活性を目指す団体です。写真はなかなかの山奥にある事務所で、この中がまた素敵な空間になっているのです!

素敵な空間、活動、人、まち。野田村、かなりアツイです。

文責/中野圭

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2015年4月 2日 18:23