被災地駐在員ロングミーティング&ケース検討会議in宮城を開催しました
お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。
3/24~25に宮城県仙台市にてJCN被災地駐在員ロングミーティングを開催しました。
国連防災世界会議も終わり、2014年度の最後のケース検討会議に合わせての開催で、岩手、宮城、福島の3担当と統括の4人で約8時間、今年度の振り返りと次年度に向けたブレストを行いました。
個人的な所感ですが、2012年9月から福島担当になり、少しでも俯瞰的、課題解決型の視点をもって団体訪問に力を割いてきた結果、中間支援組織間の連携分担が進み、現場のNPOに役立つ動きをできてきたのかなと感じた1年でした。
いつも悩みや失敗はつきませんが、色々お声掛けをいただけたり、支援要請の手をあげていただけたりすることも増え、5年目も頑張らねば、と心新たに新年度に臨みたいと思います。
以下は議論のメモです。
【2014年度振り返り】
- 2014年度の活動は課題の可視化、課題解決の場づくり、課題解決のための調整と伴走
- 現地会議を各県2回ずつ(2013年は3回)、計6回。テーマや開催地について戦略性を高めた。
- ケース会議を各県4回ずつ、計12回。各県の事情に合わせ多様に実施。現地会議との関連性アップ。
- JCNレポートを新たに開始。最終的に3回発行。部数が5000部~に。想像以上に大変ではあったが次年度改善。
- 団体訪問は被災地駐在員のベースとなる活動。より戦略性を高めて継続。
- 連携団体との議論、ネットワーク会議的な機会への参加、イベント等への参加も重要な活動に。
- 後半から統括が新設され3人体制から4人体制に。駐在員のフォローだけでなく成果の最大化も。
【2015年度の向けて】
- 上半期の時期から有効に動く必要あり。
- 現地会議、ケース会議、レポート、団体訪問の基本は踏襲。2016年以降を視野に。
- 現地会議はより弾力的に。東京や西日本での合同開催なども検討。
- レポートのテーマは、コミュニティ形成・セーフティネット構築・地域活性化の3テーマの蓄積を生かしつつ引き続きフェーズにあったものを。
- ケース会議は制度的連携や県域の重点課題の解決など、落としどころの明確化などが課題。必要に応じてテーマ性(移動支援など)にもフォーカス。
- 被災地駐在員の成果を高めるためにもJCN全体を考えた動きを考える。統括のあり方も外向けに。
危機感を失わず笑顔も忘れず、これからもひと鍬ひと鍬耕すように、復興に取り組んでいきたいと思います。
文責/鈴木亮
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- 「JCN REPORT」は、「岩手・宮城・福島のいま」を伝え、
企業・助成団体・行政・メディアと被災地域のニーズをつなぐフリーペーパーです。
- VOL2 『生活困窮者の自立生活サポート』2015年1月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
- VOL1 『恒久住宅移行期のコミュニティ形成』2014年8月 A4版 (2.3MB) A3版 (2.3MB)
名取市被災者支援連絡会に参加しました
皆様、こんにちわ!
宮城担当:三浦です。
3月20日(金)名取市被災者支援連絡会に参加しました。
今回で10回を迎えた連絡会は、被災者に今、必要なを考える機会や支援の重複が起きないようにと支援者の情報共有と交流の場として名取市が開催しています。
応急仮設住宅で起きる課題に備えるための勉強会や被災者に必要な支援を考える支援者連絡会は、支援者がこれから取り組む課題に名取市が講師を招くなどして場を提供するなどしている行政と支援団体の協働の連絡会です。
名取市は閖上地区に住居を希望する役400世帯あり、かさ上げ工事などの都合で、平成30年まで仮設住宅で暮らせなくてはなりません。
仮設住宅での生活が長くなり目標が失いがちになってしまうことがないように、名取市被災者支援者連絡会は被災者に希望と生きがいを見つけてもらい、「自立」を促す支援に取り組んでいます。
文責/三浦
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現地会議 in 岩手こぼれ話
こんにちは!岩手の中野です。
先日開催された現地会議には報告しきれなかった話がありました。今回会議の中で、岩手では初めて「ケーススタディ」を取り入れてみたのです。内容は秘密(?)にしておきますが、「民泊事業に関わる民家を増やすには?」「古民家を活用してどう外国人を呼び込む?」など具体的なケースについて参加者から多彩なアイディアが出されました。
実際にこのケーススタディを通じて出されたアイディアが、カタチになっていくプロジェクトも進行しているようです。被災地の今を共有し、伝え、つながり、次の一歩へ。2011年当初から継続してきた現地会議は、少しずつですが確実に進化しています。
文責/中野圭
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世界防災会議 おすすめ情報 福島編
お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。
3/14から仙台で「世界防災会議」が始まったことは報道でご存知かと思います。国際的な防災会議の開催に合わせて、福島市内で3/13に開催された「市民が伝える福島 世界会議」に参加してきました。
目玉は何といってもブックレット「福島 10の教訓~原発災害から人びとを守るために~」です。
http://fukushimalessons.jp/booklet.html
国連世界防災会議に向けて活動する「2015防災会議日本CSOネットワーク(JCC2015)」のなかから生まれた「福島ブックレット刊行委員会」が作成。日本語版、英語版に加えて韓国語版、中国語版、フランス語版まであります。さらに多言語への翻訳を予定しているそうです。基本的に無料でダウンロード、および配布されていますが、さらなる拡散・発送のためにも、カンパ(500円~)を呼びかけています。私もささやかながら2,000円ほどカンパさせていただきました。
仙台では「市民世界防災会議」をはじめ、実に様々なイベントが開催されています。私も3/15に仙台市市民活動サポートセンター、勾当台公園、エルパーク、シルバーセンター、メディアテークと駆け足で回ってきました。
勾当台公園にあるJCCによる「ピープルズパビリオン」では無料のオフィススペース、電源、ネット環境、コーヒー&紅茶があります。めちゃくちゃありがたいです。
会場を回れば回るほど痛切に感じることですが、原子力災害の実態を伝える活動は本当に少ないです。本会議の中で堂々と伝えているのは、先に紹介したJCC2015が唯一。本会議以外では、勾当台公園のピープルズパビリオンでの報告会。
ぜひブックレット「福島 10の教訓」を拡散ください。(JCNも実行委員会に参加しています)
さらにさらにおすすめな本があります。土壌スクリーニングの平井有太氏がこの3/11に出版した書籍「福島 未来を切り拓く」(SEEDS出版、2000円)です。原子力災害のあまりに複雑な実態・根本について、実に多彩で魅力的な人たちの言葉で伝えています。「今、一番お勧めしたい本」です。福島駅東口にあるキッチンガーデンの「かーちゃん農園わいわい」でも購入できます。
文責/鈴木亮
- ●ブックレット「福島 10の教訓~原発災害から人びとを守るために~」
- 日英仏中韓語で無料ダウンロード可、カンパ呼びかけなど。
http://fukushimalessons.jp/booklet.html - ●2015防災会議日本CSOネットワーク(JCC2015)公式サイト
- 仙台市市民活動サポートセンター、ピープルズパビリオン、その他パブリックフォーラムのプログラムの動画を中継、公開しています。英語あり。
http://jcc2015.net/ - ●第3回国連防災世界会議 本体会議速報ブログ
- JCCによる速報ブログ。残念ながら日本語のみ。
http://report.jcc2015.net/ - ●国連ウェブテレビ
- WCDRR本会議のプログラム公式動画サイト。ほぼ全部のプログラムの動画の中継とそのアーカイブ。
http://webtv.un.org/
2015年3月11日 東日本大震災四周年追悼式。
池座です。
2015年3月11日。東日本大震災から4年目を迎え、東北・日本各地で慰霊祭・追悼式が執り行われました。
わたくしは朝から宮城県の沿岸各地を車で巡り、各地域の住民・団体の方とお話をしながら午後の追悼式に向かいました。
途中、亘理町の災害FM(FMあおぞら)では、犠牲になった方、おひとりお一人のお名前を読み上げ、追悼されていました。
午後は宮城県山元町の「四周年 山元町追悼式」に参列させて頂き、14時46分からの黙とう、大スクリーンでの内閣総理大臣、天皇陛下の悼辞、会場での献花など、様々な形で哀悼の意が表されました。
追悼式での住民の方のお話や、メディアの報道でも、道路や災害公営住宅などのハード面の復興は計画よりは遅れながらも着実に進んではいるが、住民ひとり一人の生活や心の復興はまさに「これから」という声が多く聞こえてきた気がします。
これから自分に何ができるのか、東北のこと、日本のこと、世界のこと、家族・仲間のこと、自分の人生など、様々考える一日となりました。
文責/池座
第11回現地会議in岩手を開催しました!
こんにちは、岩手の中野です!
先週金曜、3月6日に「第11回現地会議in岩手」を開催しました。今回のテーマはズバリ人材不足。被災地では本当に課題とされています。が、実際にどのような問題があるのか、具体的に明らかにしていくことを目的として開催しました。
当日の模様はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=TiEO88htvkg
https://www.youtube.com/watch?v=72OIJD_9OHI
多くの参加団体さんとともに、人材について深く考える機会となりました。
文責/中野圭
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【カタチに】「これから」の会議
事務局の岡坂です。
春です。きのうはひなまつりでした。僕に子どもはいませんが、嫁さんがちらし寿司をつくってくれました(ほんとうは女の子のお祝いだから僕がつくるべきですが)。
さて先回は意味深な記事を書いていましたが、はやくもコードネーム「これから」のベールをはがすことになりました。きょうはJCNホームページのトップでも掲載している「春の2大イベント」のお話をします。すでにどこかでポスターや中吊り広告をご覧になったかたもあるかもしれません。
- イベントその1:
【3/10火@丸の内オアゾ&東京国際フォーラム】
「東北これから会議2015」~いまこそコミュニケーションの力~ - イベントその2:
【5月初旬@都内】「東北応援ビレッジ2015」
~もっとツナガリあうことで、これからの東北を支えたい~
ことしは昨年はじめた風化防止プロジェクト「Walk with 東北」を強化するために3月から5月をキャンペーン強化期間として、期間の最初にキックオフイベント「東北これから会議」を、クロージングイベント「東北応援ビレッジ」を実施します。
昨年、Walk with 東北プロジェクトを開始しました。おかげさまでJCN参加内外の団体や企業、個人の方からバナーを貼っていただいたり、SNSのアイコンのスミに入れていただいたり、企業マルシェの看板にいれていただいたり、東京ではタクシーに貼ってあったりします。スタートをあまり目立つ形でうたっていなかったために人知れず始まり、実際に使われ始めたのはどちらかというと昨年の下半期あたりからでした。ことしはそんな反省を込めて、3月から皆さんに見える形で始めようというのがねらいです。
ポスターです。缶バッジです。そして「これから会議」とは東京の情報拠点丸の内でやるトークイベントとキャンドルをともして行う追悼と応援です。詳細はまたきょうの夕方あたりに公開します。
チャンネルはそのままに。
文責/岡坂建
第11回現地会議in宮城 開催しました
皆様、お世話になっております。宮城担当:三浦です。
2月27日(金)岩沼市市民会館中ホールにて第11回JCN現地会議in宮城を開催いたしました。
被災各地で建設、入居が始まった災害公営住宅。阪神・淡路大震災では災害公営住宅に移転したことでコミュニティが分散され孤立する人や応急仮設住宅を出ることが出来ず取り残される住民の支援が遅れたことで様々な問題が生まれました。阪神・淡路の教訓を活かしこれから多様な支援が必要なステージを地域に根差し地域福祉を担う社協と多様な支援活動を展開するNPOなど異なるセクターの支援者が岩沼に集まり「応急仮設住宅に残される人を支える支援」「移転する住民と受け入れる地域住民とのコミュニティ形成支援」について話し合いました。岩沼市、名取市、亘理町、山元町の社協とNPOが応急仮設住宅から災害公営住宅に移転していく中での課題を共有し、解決のヒントを探りました。
基調講演に日野ボランティア・ネットワークの山下弘彦氏をお招きして「住民が主体になり地域を支える活動」を社協、NPO,行政が「緩やかな連携で支える活動」をお聞きしました。
当日は、2市2町(岩沼、名取、亘理、山元)から25団体、66名の支援者が参加して下さり、次の活動につながる交流を図っていました。
2市2町の地域間で復興の進捗など違いはありますが課題領域は重なる部分が沢山あります。多様な課題を解決する為には社協、NPOがそれぞれのノウハウとスキルを共有して行う多様な支援が
必要になって来るのではないでしょうか。
文責/三浦
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南相馬の農家民宿「いちばん星」に泊まりました。
皆さん、こんにちは。JCNの池座です。
先日、会議の前日に福島県南相馬市の「いちばん星」という農家民宿にJCN福島担当の鈴木と、「いわき未来会議」で活動されている僧侶の霜村さんと一緒に泊まらせていただきました。
まずこちらを選んだ理由としては、南相馬での宿泊はホテルがなかなか予約ができなかったこと、原ノ町駅から比較的近かったこと、駅からの送迎サービスが使えたこと、南相馬の地元農家の方・経営者とお話をしたかったことなどなど。
実際に泊まった感想ですが、寝る場所も畳の部屋が幾つかありとても清潔で快適でした。そして何よりも嬉しかったのが別棟にあるこれもまた綺麗でゆったりとした「大浴場」施設。気持ち良かったので寝る前と早朝の2度入ってしまいました。食事も2食付いており、地元のお母さんたちのつくってくれた料理に心も体も癒されました。
その他にも色々とありますが、面白ポイントとしては何故か敷地内に南アメリカ大陸原産の「アルパカ」という動物がおり触れ合うことができます。
また南相馬に泊まる時は利用させて頂きたいと思います。星さんありがとうございました。
---
「いちばん星」ホームページ
http://www.ichibanboshi-minamisoma.org/noukaminsyuku/index.html
文責/池座
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ケース検討会議in福島を開催しました
お世話になってます。福島担当、鈴木亮です。
今年も早3月となり、報告書作りに追われる年度末となりました。一年の間を振り返り、次の一年の計画を練る素敵な月でもあります。
2月24日に、南相馬市市民活動サポートセンター会議室にて、「ケース検討会議in福島」を実施しました。JCNが被災地駐在員を配置している福島、宮城、岩手の3県で隔月に開催している会議です。
今回の福島のケース会議では、2月6日に開催した「第10回現地会議in福島」の振り返りを中心に、南相馬の関係者をにご参加いただきました。
イベントが重なる時期でもあり、中間支援組織としてはRCF復興支援チームさんのみのご参加でしたが、今後の南相馬エリアの「地域が支えるセーフティネットづくり」について、有意義な議論を持つことが出来ました。
JCN福島担当の鈴木としては、ぜひ南相馬エリアのNPO関係者向けのオープンなメーリングリストを有志で立ち上げてはどうかと思いました。
会議の中でも提案させていただきましたが、運営にかかるコストやメールの多さに対する個人差はありますが、復興5年目に向けて改めて、特に外部からの応援団的な団体の連携を図るためにも、ぜひ有志で進めていきたいと思います。
第11回現地会議in福島は今の所未定ですが、なるべく早くて温かい季節に、三度南相馬での開催を、と考えています。どうぞよろしくお願いします。
文責/鈴木亮
【第10回 現地会議 in 福島(動画)】http://youtu.be/vStjhqSqA-M
【ケース会議にご参加いただいた団体】
- 南相馬市社会福祉協議会
- 南相馬市市民活動サポートセンター
- 相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会
- RCF復興支援チーム
【福島ケース検討メモ】
- 課題を可視化できた。グループワークについて皆から社協に対しての意見をもらえた。
- 県内の他地域の話を聞けてよかった。みんぷくの話をきいて、この地域にはない活動をしていると感じた。
- 生活困窮者支援の背景などが理解できた。学びが多かった。どのように連携していくかは重要だが、連携ありきではなく、課題や目指すものをつくる機会。
- 医療と福祉で垣根があった。顔を知り合ってこれからつながっていける機会はなかなかなかった。今後ももっと地元の団体と一緒になれたら。
- セーフティネットという課題は、つながりや連携を必要としている。連携しやすいテーマとも。切実に連携が重要だと感じた。
- 南相馬ではまだ貧困が顕在化していない。一般的に暮らしている分には貧困は見えてこないからわからない。ただ実際に精神障害の家族で、家族もつながれず生活困窮や、アルコールに走るなど、生活困窮の兆候はみえている。顕在化しないのは当たり前、SOSをいえない。これはもともとの問題がある、精神障害、発達障害、介護者がいないなど。
- そもそも相談できる声を挙げられない。
- SOSを発せられない人からどうやって声を拾うか。SOSを聞いたときにどういうふうに支えていくのか。SOSをどういうふうに発してもらうか
- みんなが社協に。ひろく巻き込んでいきみんなが支援する、もっといろくつなぐ。SOSをどうひろって、どう解決し、どう地域ぐるみにしていくか
- 何か災害が起きると「被災者」ができてしまう。そのくくりの中での動きになってしまう。生活支援相談員は「被災者」に限定になってしまっているが、現場の状況はそうではない。
- みんなが社協でありつつも、オフの部分をどうつくるか。見守りしながら、元気な人たちに対して次の役割を。
- アウトリーチ型、プル型、連携型などさまざまなかたちを検討してみたい。
- 社協の生活支援相談員、仕事で関わる。NPOは有志のボランティア精神で関わる。そこの切り分けはしっかりしたほうがいいかもしれない。
- 重要なキーワードとして「つながる・解決の場、育成の視点、3年後の地域ビジョン」
- 制度連携について(生活支援相談員、コミュニティ交流員、復興支援専門員)。被災しながらも避難者を受け入れ、なお避難元は多岐におよび。その経験がみんぷくにはあるのでコミュニティ交流員ができている。
- 連携がうまくいかないのはなぜなのだろうか。財源と制度のつなぎ手がいない。金融機関→地域の状況をストックしており金も持っているという中間支援的なもの。「組織対組織」ではなく「人対人」でつながる。
- 経験のないことに直面させられている、だからこそビジョンを描きにくい。
- 支援したいという企業はいまだにいる。支援をほしい団体もある。進化したプロボノ事例が増えつつある。そのマッチングの場がないのでは。
- 次回の現地会議へ向けたヒアリング。次回11回も南相馬で開催したいと思う。このような場が南相馬にはもっと必要という声をもらった。外部からの応援団長的な存在と、地元の強力なワンマン路線の人の改めての連携づくり。セーフティネット、どのような人が対象? マクロでみる→すべて対象、ミクロでみる→制度。回復力をどれだけ見定めてセルフケア能力をもたせる。どこまでが支援なのか。アラカルトでみると他の情報もわかるし、参考になる。被災地だけ見るのではなく、地域資源・文化も。サポセンとして一歩半先をみすえた活動をどうするか。先をみすえた伴走。
- 中間支援組織によるツアー企画の動きがある。岩手・宮城の沿岸部のまちづくり団体との交流&学びのツアーもいいのでは。
- 南相馬の団体からは浪江・双葉・大熊・飯舘などの動きはあまり見えない。逆側の関心は高い。今後ますます情報交流が必要になる。
- 制度連携、組織連携、個人連携、このパターンならうまくいくかなという話。
- お互いにNPO同士定期的に集まれる場があればいい。サポセンがやっている活動が大きくなれば。22日に登録団体の集まる場を開催した。
- セーフティネット構築を市民に可視化することが大事。生活困窮者自立支援制度が一つの鍵、それを通して市民に開かれれば。必要な機能が役所にない。例えばフードバンク。その機能をどうやって地域の中で作っていくか。「南相馬には団体がない」というより以前に「必要だ」とか「このような支援がある」ということを根本的に知らないかも。
- 「復興支援」が少しずつなくなってくる。いつまでも続くものではない。次の3年、次の5年をいつも頭を巡らせている状況。
- 情報共有メーリングリストをはじめてはどうか。メンテナンスの問題、サポセンでできるか。しかしそんな難しいものではない。セーフティネットに関するもので、必要な情報を取得できれば。