「第8回 現地会議 in 岩手」開催のお知らせ
JCNでは、10月18日(金)、岩手県大槌町にて「第8回 現地会議 in 岩手」を開催いたします。
JCNでは、被災地・被災者を支援している民間団体等の連携を促し、支援活動を続けるうえで抱える問題や課題を共に考える場「現地会議」を、被災3県にて定期的に開催しています。
第8回にあたる本会は、被災地域で長い支援活動が求められる中、セクター間、特に企業との連携に注目し、CSRの基本的な理解と、企業と協働するときの事例やポイントを知ることを目的とします。岩手県を支援する多くのみなさまの参加をお待ちしております。
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開催概要(予定)
- 【タイトル】
- 第8回 現地会議 in 岩手
-企業と地域、これからの岩手- - 【日時】
- 2013年10月18日(金)13:00~17:00(予定)※開場12:30
- 【会場】
- 大槌町 中央公民館 3階 大会議室
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/docs/2012022200076/
- (上閉伊郡大槌町小鎚第32地割126)
- ※釜石駅から、岩手県交通 広域路線バス「中央公民館入口」バス停下車 徒歩5分
- 【開催目的】
- 8回目の今回は第3回(2012年3月)現地会議と同じ大槌町で開催します。課題解決や地域活性化のために、様々なセクターの連携が必要とされています。今回は特に企業とNPOの連携に注目し、CSRの基本的な理解と、企業と協働するときの具体的な事例を交えながら、そのポイントを探ります。
- 【プログラム】
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- 情報提供
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- 佐野 淳 氏(岩手県復興局生活再建課特命課長)
- 1.基調講演「CSRとは」
- 東日本大震災でも行われたCSR活動。企業はなぜCSRを行うのか、CSRとは何かをお聞きします。
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- [登壇者]
- 小川理子氏(パナソニック 株式会社 CSR・社会文化グループ)
- 2.事例報告「企業と地域連携」
- 企業のCSR事例や連携事例をとりあげ、どのようなかたちがあるのかを探ります。
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- [登壇者]
- 武井伸夫 氏(株式会社 パソナ 復興支援担当)
- 瀬川典男 氏(株式会社 川徳 営業企画部)
- 森 由美 氏(SCSK株式会社 CSR推進部 部長)
- [聞き手]
- 田尻佳史(JCN代表世話人/日本NPOセンター)
- 3.トークセッション「企業とNPO」
- 上記のご登壇者に再度登場していただき、課題解決のための企業とNPOの効果的な連携を考えます。
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- [コーディネーター]
- 鹿野順一 氏(NPO法人 いわて連携復興センター)
- 【その他】
- 当日は、マスコミ等の取材があります。
- 一部の時間帯に限り、Ustreamによる動画配信を予定しています。 JCN Channel - Ustream
- ※会場の回線状況により音声のみの配信となる場合があります。ご了承ください。
- 【主催】
- 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
- 【共催】
- NPO法人 いわて連携復興センター
災害ボランティア活動支援プロジェクト会議 - 【協力】
- NPO法人 メディアージ
参加いただきたい方々
- 岩手県で活動しているボランティア団体・住民グループのみなさま
- 復興支援に取り組んでいる団体・企業のご担当者のみなさま
- 行政機関・社会福祉協議会の職員のみなさま
- その他、支援活動に関心のある全国の支援団体のみなさま
参加方法
受付は終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました。
お申込みされていない方でご参加希望の場合は、直接会場の受付で当日参加の旨お申し出ください。
省庁との定期協議のための勉強会をしました。
事務局の岡坂です。
今月6日(金)に、「東日本大震災の復旧・復興に関する関係省庁・NPO等定期協議」の第1回を開催しました。この協議は復興庁とNPO政策連絡会議とJCNが三者で開催したもので、JCN参加団体の皆様からも19の要望をいただき、協議がされました。(※JCNからの報告は現在準備中です。詳しくはNPOシーズさんの記事をご覧ください。)
初回の定期協議はこんな感じでした。(写真:NPOシーズ、9/6撮影)
そして...昨日は、初回にご要望を提出いただいた団体さんをお呼びして、省庁定期協議のための勉強会をしました。
支援活動をしていると、どこかで、市民というか支援者というか、行政に要望を求められることがあります。しかし、いざその要望を書こうとしてみると、案外書き方はわからないものです。今回シーズの松原さんのアドバイスを個別にもらった団体さんからは「こういうアドバイスはなかなか聞けない。ぜひ次回の協議に向けて要望をブラッシュアップしていきたい。」と感想をいただきました。JCNとしてもこの定期協議で参加団体の皆さんの声をお届けしていきたいと思います。
【ちょっと解説】 定期協議は下記のようなプロセスを経て実施しています。
1. JCN事務局が参加団体さんに要望を募集
2. 参加団体さんからの各要望を受付
3. NPOシーズさんとJCN事務局で要望を整理
4. 整理した要望をNPOシーズさんから復興庁(ボランティア・公益的民間連携班)へ送付
5. 復興庁が各省庁の担当部局、担当者に要望を送付、回答をとりまとめ
6. 復興庁からNPOシーズ・JCNに事前回答を送付
7. JCN事務局から参加団体さんに事前回答を踏まえた質問を募集・とりまとめ
8. 定期協議実施、当日。
9. 要望提出団体に定期協議後の結果報告&フォロー
文責/岡坂 建
横浜に行ってきました
9月13日金曜日は石川県で一泊、翌日14日は、神奈川県やその近隣に避難されている方々に、ひとときの憩いと交流を楽しんでいただく「第3回ふるさとコミュニティinかながわ」(主催:かながわ避難者支援ネット「ふるさとコミュニティinかながわ実行委員会」)に参加してきました。
当日は69名の方が参加されており、南相馬市小高区 上浦神楽舞保存会による神楽舞いなどの催しごとのほか、足湯、癒やしコーナー、土いじり相談、行政コーナーの談話室もあり、盛りだくさんの企画内容となっていました。
様子を見るだけではなく、「足湯」コーナーで避難者の方からお話をお聞きしました。
「足湯」というのは、足湯につかりながらボランティアと会話を楽しむことで、避難されている方の心身ともに"ホッと"する時間を提供する活動のことです。下記の解説がわかりやすいのでご紹介しておきます。
【参考資料:足湯ボランティアで被災地支援!?PDFファイル】
お話をお聞きしたのは、福島県南相馬市から避難された方と宮城県仙台市から避難された方のお二人。はじめての方と面と向かって話すのはなかなか難しいのですが、足湯につかっていただき、手をさすりながらだと話しやすい雰囲気になります。
お互いちょっとずつ緊張もほぐれて、避難されてからの暮らしや最近気になっていることなど、お聞きすることができました。お一人お一人の事情は違うということはこれまでも聞いていましたが、具体的にそれぞれ避難した理由や暮らしぶりには違いがあることをあらためて実感する機会になりました。
「足湯ボランティア活動」はちょっとしたレクチャーと設備があればどなたでもどこでもできる活動です。実際には、被災地の避難所や仮設住宅などでも足湯が行われていますし、避難された方を対象にも行われている例もあります。ご感心のある方は、「震災がつなぐ全国ネットワーク」までお問合せください。
石川に行ってきました
広域避難者支援担当の津賀です。
9月13日金曜日、石川県白山市で行われた石川県内で保養プログラムに取組む団体の情報交換会に、中越防災安全推進機構の稲垣さん、日野さんと一緒に参加してきました
石川では、2011年から市民有志が福島の子どもたちのサマーキャンプなどに受入れる取組が行われていました。取組む人たちが、お互いの取組を情報交換して、よりよいものにしようと県内6団体で「3.11こども石川ねっと」というネットワークをつくり、これまで11回の会合を開いてきました。
この日は、6つの団体とその関係者15名が、それぞれ一品持ちより、夕食を食べながら話しながらのフランクな会となりました。それぞれ取組を口頭で紹介するほか、活動動画を編集した「DVD」の鑑賞、中越安全防災推進機構からの取組み紹介、JCNからも各地の避難者・支援の状況なども紹介して、いろんな話で盛り上がりました。
印象的だったことが3つ。ひとつは、参加した子どもたちのためにつくった記録DVDがとても丁寧にわかりやすくつくっていたこと。 ふたつめは、自然体験や演劇ワークショップ、食事づくりなどプログラムが多彩なこと。 みっつめは、ボランティアスタッフや様々な地域の協力を得て一緒にプログラムをつくっていること。プログラムや協力の多様さ、引き出しの多さにはびっくりしました。
DVDを鑑賞しながら
「このライフジャケットは買ったの?」
「そう、買ったの。これは***に保管しているから貸すよ。」
『この企画はおもしろそうだから、来年はとりいれたいね。』
『この遊びおもしろいね、今度、やろうかな。』
など、やりとりがされていて、ネットワークが活かされているなあと感じました。
子どもたちの受入れだけではなく、避難された方の支援も考えていきたいという意見もあり、広域避難者支援担当としても今後の取組もお聞きしながら、他の地域の情報などもお伝えしたいと思います。
石川のみなさん、中越のみなさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。
中越に行ってきました
広域避難者支援担当の津賀です。
昨日、広域避難者支援事業の打合せのため、新潟県長岡市にある「きおくみらい 長岡震災アーカイブセンター」を訪ねました。ここ新潟では、2007年の新潟県中越地震からの復興の経験を活かして、東日本大震災の大震災直後から被災地への支援、避難されている方を官民協働で支援を続けています。
打合せ前に、センター内の震災MAPを眺めたり、シアターで発災から復興の映像見たり、少しだけ見学しました。新潟県中越地震からの復興の経験を持つ中越地域には、東日本大震災の被災地、被災者支援の活動のヒントががいろいろあると感じました。新潟・長岡方面に行かれるのでしたら、きおくみらい 長岡震災アーカイブセンターをはじめとする施設や公園『中越メモリアル回廊』を訪ねてみてはどうでしょうか。
見学後には、中越防災安全推進機構の稲垣さん・日野さんと、新潟での取組、これからの展開などについて話し合い、有意義な打ち合わせとなりました。
そして、打合せの結果、急きょ明日(9月13日)は石川に行くことになりました。詳しくはまたレポートします。
【きおくみらい 長岡震災アーカイブセンター】
住所 〒940-0062 新潟県長岡市大手通2-6 フェニックス大手イースト2階
開館時間 〔入館無料〕10:00〜18:00
休館日 毎週火曜日 年末年始
http://c-marugoto.jp/facility/nagaoka.html
第8回ケース検討会をしました
明日9/13、会津大学で「現地会議in福島」開催
中国地方5県、広域避難者支援のネットワーク始動
こんにちは、広域避難者支援担当の橋本です。
先週8月27日、久しぶりに広島へおじゃましてきました。
今回の訪問目的は「広域避難者支援ミーティングin中国2」の実施。
中国地方では昨年の12月11日、広島市にて「広域避難者支援ミーティングin中国」を開催させていただきましたが、このミーティングを一つのきっかけに、中国5県(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)の避難者支援関係者(当事者団体を含む)による広域避難者支援のネットワーク化に向けた話し合いが進められてきました。
昨年から各地域において「つながりの場づくり」を続けているJCNとしては、ミーティングのフォローアップとして、この動きのお手伝いをさせていただこうと、中国地方のみなさんと意見交換を続けてきました。
意見交換の中では「中国5県会議(仮)」という具体的なネットワークの設立という方向に話が進み、顔の見える中国地方の団体に声がけをして、ぜひみんなで「中国地方に必要な広域避難者支援のネットワーク」について、話し合う機会を持ちましょうということになりました。
8月27日の「広域避難者支援ミーティングin中国2」はまさにその話し合いの場として開催させていただきました。
ミーティングでは20団体(オブザーバーを含む)に参加いただき、ネットワークの役割について、情報交換やモデル的な事業の水平展開、中国地方としての政策提言など色々な意見が出されました。また、ネットワークの在り方として「各県足並み揃えて、全く同じことをするのは難しい。できることを一緒、"ゆるやかな連携"で」というご意見に、ネットワークで取組むヒントを見た気がしました。
今後の動きとして、JCNとのミーティングとは別に独自の財源などを確保しながら、5県の関係者が集まる会議や勉強会などを開催しましょうという具体的なネットワークとしての活動の話も出てきています。
9月25日には鳥取県で今回のミーティングの参加団体の一つでもある「とっとり震災支援連絡協議会」さん主催の東日本大震災復興避難者支援啓発フォーラムが予定されており、そのタイミングに合わせて、中国5県会議(仮)が発足する予定です。
JCNとして、今後もこのネットワークの動きをフォローしながら、他の地域でのネットワークづくりもお手伝いしていきたいと思います。今年度の広域避難者ミーティングは各地域のみなさんと相談しながら、各地域の状況に応じて、これまで以上に柔軟な形で実施していければと考えています。
文責/橋本