色んな講座やってます。
岩手に限らず被災地に共通する課題として「ノウハウ不足」がよく挙げられています。そのような課題に対して各地でもさまざまな講座やセミナーが開催されております。陸前高田市では、久保田副市長が著した「官僚に学ぶ人を動かす論理術」をもとに、人を動かすための心構えや、論理的意思決定の方法を学びました。久保田副市長が講師となり、自身が陸前高田で経験した、「一本松」の保存をするかしないかをいかに意思決定していったかなどを学びました。
市民の方々も多く参加し、後半の質疑応答のセッションでも活発な意見交換がなされました。今後とも様々な学びの場が提供され、「ノウハウ不足」が解消していくことが望まれています。
被災地の連絡会【石巻NPO定期連絡会/みらいサポート石巻】
皆さん、こんにちは。
宮城担当の池座です。
先日、「みらいサポート石巻」(旧:石巻災害復興支援協議会)が主催する
NPO定期連絡会に参加しました。
この連絡会は震災直後からはじまり、災当初は、石巻市の復興支援にたずさわる社会福祉協議会、仮設住宅自治会、NPO、NGO、企業関係者、ボランティアが毎日集まり、被災者・被災地域の問題解決に向けて情報交換、役割分担等をおこなってきました。
復興期に入った今は、週一回(木曜日17:00~)に開催頻度をさげ、支援関係者同士で復興へ向けての課題共有、情報交換をしながら、事業企画、連携体制などを模索しています。
会の構成としては、前半は各団体の簡単な活動報告、
後半はテーマごとに参加者同士で話し合い、課題意識、問題解決につながるアイデアなどを交換する時間にあてられています。
今回のテーマは「NPOにできること、NPOだからできること」「連絡会をどうしていくか」。
地元自治会のメンバーからは「今後、被災地からNPO、NGO、企業などが撤退していった時に
残された地元の人たち(自分達も含め)はどうやって住民を守っていったらよ良いのか」「連絡会に行政関係者も参加して欲しい」という声も挙げられました。
被災地ではこれからも支援の必要性が叫ばれる中
地域の外では、被災地の現状、被災者の声は届きにくくなっています。
石巻のボランティア、支援にご興味のある方は
是非「みらいサポート石巻」の様な地域に根付いた組織に「自分達に何ができるか」を尋ねてみてください。
詳しくは「みらいサポート石巻」のホームページ/Facebookを。
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みらいサポート石巻
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みらいサポート石巻
http://ishinomaki-support.com/
http://www.facebook.com/ganbappe
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文責/池座剛
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文責/池座剛
会議の進め方
こんにちは、岩手の中野です!
被災地各地では今後の土地利用であったり、支援活動であったり、コミュニティの再設計であったりと、様々な課題が見えてきて、多様な関係者における会議の場が多く設定されております。
その中で「会議の進め方」について体系的に手法を学びたいとの声から、陸前高田まちづくり協働センターさん主催の「会議の進め方講座」が開催されました。定員いっぱいの参加者は地域内外の支援団体関係者や地元の方などバラエティーに富んだメンバーで、様々な意見が飛び交いあう活発な場が生まれていました。5時間に及ぶ講座には会議ファシリテーションの意義や、傾聴の手法、グラフィックの重要性など多くのワークを取り入れた盛り沢山な内容でとても勉強になりました。
今後とも地域の中で、多くの学びの場が提供されることが大事だと感じました。
文責/中野圭
団体訪問記【Art Revival Connection TOHOKU】
こんにちは、JCN宮城担当の池座です。
震災後、宮城の舞台表現者たちが中心になって震災で失われた文化・芸術と東北復興に向けた活動にアートを通じて寄与するため立ち上がったネットワーク組織、「Art Revival Connection TOHOKU」さんのところへ、先日訪問させて頂きました。
通称アルクト(ARC > T)は、メンバー約130名、30ほどのグループによって構成されていて、事務局員約8名、代表1名で運営されています。
いろいろな施設などへニーズ調査を行い、要望に応じて公演プログラムなどを開発をし、発足以降、出張演劇等を100以上の施設で行っています。
また、現在月10件ほどの出演依頼あるそうです。
ただ、華やかな舞台は、膨大で地味な事務作業によって支えられているもの。アルクトでも課題は継続的な事務局運営。被災地の他の多くの団体同様、ヒトとお金をどう継続確保していくかが今後の課題だそうです。
アートが好きな池座としては、とても楽しくお話しを聞かせてもらった次第です!今後とも、一緒に悩みながらお手伝いできればと願っています。
事務局長の鈴木拓さん、どうもありがとうございました!
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Art Revival Connection TOHOKU
宮城県仙台市若林区卸町2丁目12-9 仙台演劇工房 BOX2
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文責/池座剛
団体訪問記【NPO法人ネットワークオレンジ】
JCN宮城担当、池座です。
先日、気仙沼NPONGO連絡会にも参加されている、NPO法人ネットワークオレンジさんを訪問させていただきました。
NPO法人 ネットワークオレンジのウェブサイト
ネットワークオレンジさんは、「障がいのある人も、ない人も、みんながまちづくりの主役だ」をテーマにし、知的・発達障がいを抱えた人たちの社会参加支援、誰もが暮らしやすいまちづくりを目指しています。
仮設住宅にお住まいの障がい者を対象にした見守り活動、自律・自立のために学ぶ場「地域塾」の運営、あるいは社会企業家の発掘と育成、被災した住民が自ら商品をつくり、その売上が住民に還元されるマーケット「ぽっかぽか堂」の運営など、幅の広い活動を展開されています。ぽっかぽか堂パックやネットワークオレンジさんの詳細はYoutube動画でもご覧になれます。
ご応対いただきました白幡さん、どうもありがとうございました!
私も購入した気仙沼産の商品が詰まった「ぽっかぽか堂パック」。オススメです。
文責/池座剛
熱気球フェス&シンポジウム in 亘理
JCNの池座です。
12月22日に宮城県亘理町の沿岸で開催された「熱気球フェス&シンポジウム」に参加してきました。
このイベントは、防潮林の再生を柱に住民主体でより良い亘理町をつくっていこう、という活動を展開する「わたりグリーンベルトプロジェクト」が主催し、当日は雪がちらつくも、気球に乗りたいという人たちの行列ができ、亘理の大空に5つの鮮やかな気球が舞いました。
熱気球搭乗体験は天候不良のため途中で中止となりましたが、数々のステージパフォーマンスや屋台も用意されており、参加住民の方々はとても喜んでいる様子でした。
わたしはJCNの参加団体である「共生地域創造財団」や「ガーネットみやぎ」からのお誘いで、彼らが支援している亘理町の農家さんが生産したトマトを使った「スープ」のブース販売をお手伝いしました。(もう凍えるほど寒かったので、温かい亘理産トマトスープは飛ぶように売れました!)
今回のフェスに参加して純粋に感じたことは「"ひと"の秘める可能性」。これだけの規模のイベントをゼロからつくりあげた亘理のひとたちや、外から応援に来た人たちへの驚嘆と敬意。そして、何もなくなった土地なのに"ひと"が集まることで生まれる活気と不思議な希望に触れ、あらためて"ひと"の秘める無限の可能性を、一人しみじみ感じてしましました。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
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今回の気球フェスの狙いや、午後のシンポジウムの様子など
当日の詳細は「わたりグリーンベルトプロジェクト」のホームページをご覧ください。
文責/池座
JCN事務局、仕事始めです。
事務局の岡坂です。
JCN事務局は今日が仕事始めです。昨年もそうだったのですが、年末は早め、年始は遅めです。
朝、事務局机の上を見ると皆さんからの年賀状がありました。(写真は岡坂宛と思しきものだけです。全部でこの数倍あったような気がします。)もう9日ですから年始の気分でいるのも...と思いながら、こうして見ると気持ちをあらたに...身が引き締まります。
今年最初の活動?は事務局会議でした。
午後は年始のご挨拶を兼ね、復興庁さんにお伺いしました。
参加団体の皆様、ご協力の各方面の皆様、復興支援に関わる皆様、
!今年もJCNをよろしくお願いいたします。
文責/岡坂 建
本年もよろしくお願いします・岩手より
こんにちは!岩手の中野です。
皆様あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて現在岩手沿岸部では津波により流失したり、仮設住宅用地になったりで運動できる場、グラウンドが圧倒的に不足しております。そんな状況をなんとかしたいということで、様々なところでグラウンドの建設が急がれています。大船渡市では流失した高齢者施設跡地にグラウンドが造成されました。ここは個人の土地で、地主さんとその仲間たちが、なんとか子どもたちのためにグラウンドを作ってあげたいという思いで造成されました。少しずつでも、グラウンドが整備されてきたことを嬉しく思います。
今年1年も岩手の復興のために頑張っていきますので、よろしくお願いします!
文責/中野圭