JCNツアー
JCNバーチャルツアー in 岩手
ツアー概要
開催時期 | 2020年11月28日(土) |
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開催方法 | オンライン(Zoom)にて開催(岩手県宮古市 ゲストハウス3710配信) |
主催 | 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) |
助成 | 復興庁コーディネート事業 |
参加費 | 無料 |
参加者数 | 77名(参加者67名、登壇者3名、見学者1名、スタッフ6名) |
企画趣旨
開催趣旨
現地で活動する団体や施設、震災遺構などを訪問し、団体との対話を通じて、現地のニーズや課題を知り、現地との関わり方を考える機会とする。
全体テーマ
答えは、東北にある!
- 「知る」:10年目を迎える東日本大震災の現状や支援をされている方々を知る
- 「関わる」:今一度、東日本大震災との関わりを見出すきっかけをつくる
- 「訪れる」:本ツアーに参加した方々が東北や登壇いただいた団体を訪れる機会をつくる
岩手テーマ
3.11からの10年。これからの岩手で生きていく人々との関わり方
岩手の復興に関り続けている人々を訪問し、彼らが見てきた10年とこれからへの想いを辿るバーチャルツアー。今回、インタビューした6名の方から一様に出てきたのが「繋ぐ・繋がる」という言葉だった。このツアーに参加することで「〇〇さんに会いたい」「〇〇さんの活動を応援したい、参加したい」また「岩手に遊びに行きたい」など、ご参加いただく皆さんと岩手との関わり方を、みつけていただく。
プログラム/登壇者/内容
動画取材協力者
- カレーと手作りおやつフライパン(陸戦高田市)/熊谷克郎氏
- 中野えびす丸(大船渡市)/中野 圭氏
- 三陸鉄道株式会社(宮古市)/中村一郎氏
- おおつちおばちゃんくらぶ/川原田洋子氏
- 一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校/伊藤 聡氏
- NPO法人遠野まごころネット/多田一彦氏
ツアー当日登壇者
- 中野えびす丸(大船渡市)/中野 圭氏
- 三陸鉄道株式会社(宮古市)/中村一郎氏
- 一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校/伊藤 聡氏
プログラム
16:00 |
ツアー開始
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16:10 |
JCNツアーin岩手 スタート!! ◆1日目の動画視聴
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16:35 |
【第1部】
トークセッション コーディネーター:栗田 企画列車について中村さん)12月からこたつ列車が運行する。列車内では海の幸がふんだんにのっているお弁当も楽しめる。 中村社長が好きなおすすめスポット中村さん)宮古―釜石間の、波板海岸の手前あたりから見える海の景色が好きなスポットの一つ。 三鉄は復興の象徴と言われているがどう感じているか中村さん)三鉄が運行再開する風景、沿道の住民を見て、地域に期待されている、心待ちにしてくれたことを実感した。しっかりその期待に応えていきたい。 コロナの影響は中村さん)4、5、6月は観光客が激減した。9月ぐらいから回復しつつある。三鉄として感染対策はしているので、ぜひおいでいただきたい。 企画列車 お酒オッケーか中村さん)オッケーですので、ぜひ楽しんでほしい 漁業に携わる前のNPO等での活動で印象に残っていることは中野さん)色々な人たちとの出会い、人と人とのつながりの大切さを強く気づかされた。 三陸の海の魅力は中野さん)寒流と暖流が交わり良質なプランクトンが発生することで、たくさんの魚が集まる世界三大漁場。リアス式海岸という地形、湾ごとに特徴もある。おいしいものが獲れる環境で恵まれている。(→ホタテが会場に届きました!) 社長から中野さんへ:漁業体験はされているのか中野さん)水揚げの体験、リアス式海岸の景観のクルージングを行っている。 中村さん)東京大学と海について学ぶ列車がある。体験と一緒にできるともっと理解が深まると思った。中野さんと連携してやってみたい。 中野さんから中村社長へ中野さん)今のお話をお聞きして、観光、漁業のチームを作って、観光商品をチームとして開発し、観光商品の6次産業化を実現させたい 今後どういうつながりを期待するか中村さん)三鉄には地域をつなぐ役割がある。それだけではなく、盛岡、仙台などインバウンドでもおいでいただき、色々な交流をし、お返しをしていきたい。 中野さん)漁師が魚を取って消費者に届けることから一歩踏み込んで、生産者と消費者がチームになって、一緒に考えてやっていきたい。これからも色々な人たちとつながって、一緒にやっていきたいので、ぜひFacebookで友達申請してください。 |
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17:05 | 休憩 | ||||||||
17:15 | ◆2日目スタート 2日目の動画視聴 |
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17:40 |
【第2部】
トークセッション(10分) コーディネーター栗田さん インターンの受け入れについて伊藤さん)出身の大学生が来てくれることが増えた。卒業して釜石にUターンするケースも増えてきた。活躍している若者が増えてきた。コロナが落ち着いたら、もっと一緒に色々やっていきたい。次世代育成すぐに結果が出るわけではない。やっと成果が見えてきた。 さんつな・三鉄でコラボする伊藤さん)ひかる絵本展in三陸鉄道 3月12日から三鉄の車両を貸し切って「約束の時計台」の原画を展示し5日間走る予定。新しい10年に向かって三鉄で走り出すことが目的。メンバーのメインは高校生と大学生で、チームで企画している。クラウドファンティングをスタートしているので応援お願いします。 中村さん)震災から復興していくというストーリーとオーバーラップする、ぴったりなテーマ。多くの人に来ていただきたい。若い人たちが考えて運営しているのは、次世代育成につながる。心強い。とても楽しみ。 中野さん)コラボ、何か一緒にやりましょう。一漁師だけではできないことが多いので、色々な人と連携して一緒にやっていきたい。 伊藤さん)一つの主体で全部やり切るのではなく、色々な人が主体的に関わる場を作り、普段からゆるくつながっているのが大事。 栗田さんから実際行ってみたいと思った。改めて岩手の現状を知る必要があると思った。自分の家族を東北に連れていきたい。旅行会社で東北のツアーがほとんどない。独自の企画、学ぶということも含めたものを作ってもらいたい。 阿部さん(ビーンズふくしま)から:今の小学生、子どもと向き合うときに大事にしていることは?東北人は発信が苦手。震災がなかったらつながっていこうと思うことがなかった。震災の経験を伝えていくことが、だれかの役に立つと感じている。オンラインでつながることがコロナだった。気持ちが新たになった動画でした。 伊藤さん)子どもたちがやりたい思いを実現できる場にしたいと思っている。時間で区切るのではなく。自然体で接することを大事にしている。 最後に一言中村社長)色々な皆さんとお知り合いになるよい機会になった。三陸鉄道としてもがんばっていきたい。 中野さん)こんなにたくさんの方に聞いていただける機会になってありがたい。人と人でつながっていきたい。すでにFacebook友達申請が来ている。もっともっとつながっていきたい。 伊藤さん)直接お会いしてお話ししたかったですが、オンラインだからこそ、こんなに集まっていただいた。次の世代が生まれ始めていることに未来を感じている。色々な地域の活動が生まれている。そういう部分を直接見に来て欲しい。一緒に三陸を満喫しましょう。 閉会のあいさつ JCN世話団体会 日本生活協同組合連合会 前田氏初めて入った被災地は大槌町だった。盛岡からボランティアバスを出していた。全国組織として毎年継続して、岩手では宮古の太朗地区の漁協と地域の取り組みに参加している。そのメンバーが今日参加している。 和田さん)コロナで今年は行けなかったので、知ることができてよかった。またぜひ行きたい。 岩手以外にも継続的につながりを持って活動していきたい。つながりが重要なテーマだった。震災からの復興、さらによい地域づくりとしてつながりを持ち続け、状況が落ちつけば現地に赴くことを楽しみにしている。 |
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17:55 | 閉会と事務連絡 ・閉会の挨拶 杉村さん ・事務連絡(アンケート) |
資料
- JCNツアー in 岩手 ツアーのしおり[PDF: 約2.1MB]
- 2020年度 JCNバーチャルツアー in 岩手 アンケート結果[PDF: 約396KB]