東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

現地会議

第2回 現地会議 in 福島

福島県での2回目の現地会議は、「これからのために、学ぶ。知る。つながる。」をテーマに、郡山市で開催しました。
要約 資料等 開催概要

要約

【テーマ1】「学ぶ」-各分野から見える課題の共有-

テーマ1は、遠藤氏(奥会津書房)の進行で進められました。

樋口氏(県南地域絆づくり支援センター)からは、「県南地域絆づくり支援センター」として仮設住宅やみなし仮設生活者などへの支援活動と、電話相談や支援物資の提供を通した生活者の声を紹介いただきました。

橋本氏(コーヒータイム)からは、震災前より活動していた障がい者の働き場・喫茶店「コーヒータイム」(浪江町)の被災と、その後に二本松での復活の経緯、移動支援など全国から協力を受けた事例をお話しただきました。

鈴木氏(ココネット・マム)からは、震災後孤独で生きることに精いっぱいだったお母さんたちに「何かしなければ」と思ったことをきっかけに、仮設住宅の集会所を中心とした「子育て応援ひろば」の事例から、小さな子どもが少なく年配の方が多いことに驚きながらも「気持ちだけが焦って何もできなかったが、来てみんなの顔を見て話すだけで気持ちが楽になるんだ」といった生活者の声を通して小さな活動の重要性をお話しいただきました。

【テーマ2】「知る」-政府・助成団体からの説明-

テーマ2は、松永氏(ジャパンプラットフォーム)と城氏(中央共同募金会)から助成金のご案内を、藤澤氏(復興庁 復興対策本部 事務局 ボランティア班)には、第3次補正予算案の中でボランティア・NPO/NGO等が活用できそうな案件の概説をいただきました。

【テーマ3】「つながる」-ブース形式でつながりづくり-

テーマ3は、「仮設住宅」「雇用」「居場所づくり」「政府」「助成」のテーマごとにブースを設け、参加者が小グループで集ってさらに議論を煮詰めました。登壇者のほか参加者が自らの体験や事例を共有する有意義な場となりました。

資料等

開催概要

タイトル これからのために、学ぶ。知る。つながる。
日時 2011年12月1日(木)16:00 - 20:00(240分)
会場 ホテルプリシード郡山 芙蓉の間
(福島県郡山市中町12-2)
プログラム
【テーマ1】「学ぶ。」
-各分野から見える課題の共有-「仮設住宅」「雇用」「居場所づくり」
樋口葉子 氏(県南地域絆づくり支援センター・しらかわ市民活動支援会)
橋本由利子 氏(NPO法人 コーヒータイム)
鈴木美礼 氏(NPO法人 ココネット・マム)
※コーディネーター:遠藤由美子 氏(奥会津書房)
【テーマ2】「知る。」
-政府・助成団体からの説明-
藤澤美穂 氏(復興庁 復興対策本部 事務局 ボランティア班)
城千聡 氏(社会福祉法人 中央共同募金会 企画広報部)
松永秀樹 氏(認定NPO法人 ジャパン・プラットフォーム・岩手チーム)
[進行]
田尻佳史(JCN)
【テーマ3】「つながる。」
-ブース形式でつながりづくり-テーマ1・2の分野を詳しく訊く
[ファシリテーター]
遠藤智栄(NPO法人 日本ファシリテーション協会)
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 ふくしま被災者支援ネットワーク(絆ネット)
協力 社会福祉法人 中央共同募金会
NPO法人 日本ファシリテーション協会
NPO法人 アワープラネット・ティービー
参加者数 85名