現地会議
第14回 現地会議 in 岩手
登壇者の主な発言
陸前高田市の現状と課題
菅野隼 氏(陸前高田市役所まちづくり戦略室)
「陸前高田市の状況を通じて自分のまちを考える」〜一人一人が輝ける世界に誇れる街を目指して〜
移転により、バラバラになったコミュニティを新しく作っていく。感じているものは、人と人が直接つながる大切さ。顔と顔を実際に見ながら話すことがベースである。まちづくりを進めていく全ての土台は人である。人は誰かと関わり合いながら生きている。他人を思い合ってつながり合うことがまちづくりの一歩になるのでは。
「いま、このまちで子どもたちに伝えたいこと」
花坂雄大 氏(花坂印刷工業専務取締役(株)専務取締役 / NPO法人みやっこベース理事長)
「つながる・広がる」をテーマに。
子供達に伝えることとして、踏み込むことで得られるものは、3つ「やりがい、信頼、仲間」あると話す。そしてやっていくことで新たなつながりが生まれ、ひろがっていく。それが非常に楽しい。だからこそ子どもたちにもそうれを味わってほしい。
舟田春樹 氏(オフィス・ふなだ)
学生と地域の子供が交流しているが、その中で、大学生は力を付けていく。中高生は進路を決めていく。子供達に何をやっていきたいかという答えは、大人から引き継いでいくものが答えではないか。色々な分野でスキルを身に着け、貴重な人材となって何を町に貢献するのか、多様な分野で、それらがつながることでまちづくりになる。
上野拓也 氏(一般社団法人おらが大槌夢広場副代表理事)
「自律的で持続可能な社会を目指して〜子供達に伝えるべきこと」
自律的で持続可能な大槌になるため、意識 スキル 知識の中でも 意識付けが大事と思う。少しずつ少しずつの意識付けが大事だと思う。遊びを通したりするプロセスの中で。感じる心、受け止める親、場所を醸成していきたい。そして子どもたちが「たくさん遊べる」環境にしていく。
鈴木匠 氏(NPO法人釜石東部漁協管内復興市民会議理事・事務局長)
先人が伝えてくれたもの。自分たちが子供の時、なにをつたえてもらったのか?を考える。津波のことがあったから今がある。命の大切さその知恵。世界中が考えること。肝心なのは、これをいかに継続するかである。昔の年寄りは、さんざん伝えてきた。が、それでも忘れる。先祖から受け継いできたことを語り継ぐべき。
新沼真弓 氏(防災士/乾燥フルーツComeCome代表)
「今、この町で、子供たちに何を伝えるべきか?」
地域の母親としての目線、防災士としての目線から。
地域課題は多様。少子高齢化、なり手不足、また、三陸地域の特性として30〜40年周期で津波はくる。だからこそ残していきたいのは「自然と共生する知恵」「減災レジリエンス」「自助力共助力協働」「次世代のために考え行動する大人たちの姿」という点。
長谷川順一 氏(㈱長谷川建設代表取締役)
子供たちに伝えたいこと。自分に矢印を向けられる人間になること。ヒトのせいにすることも、他人をあてにすることも含めて、人はすぐ他人に矢印を与えてきた。自分があてにされるように。もうひとつは、常に疑問を持つように。すべてにおいて疑問を持ち続けていき、考えることを止めないこと。
資料等
開催概要
タイトル | いま、このまちで、 子どもたちに何を伝えるべきか |
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日時 | 2017年9月7日(木)14:00-17:00 |
会場 | 陸前高田市コミュニティホール 大会議室 (岩手県陸前高田市高田町字栃ヶ沢210番地3) |
登壇者(順不同) |
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共同主催 | NPO法人 いわて連携復興センター 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) |
協力 | NPO法人 陸前高田まちづくり協働センター 大船渡市市民活動支援センター NPO法人 アットマークリアスNPOサポートセンター |
参加者数 | 36団体53名 |