現地会議
第13回 現地会議 in 岩手
「地元企業と地元NPOの連携」をテーマに、 しっかりとした成果やインパクトを地域社会でうみだすためにも、同一エリアにおける「地元企業」と「地元NPO」の連携に着目する。気仙というエリアに着目し、その中で企業とNPOの取組を突き詰めて共有するとともに気仙という枠組みでの連携を促すことを目的に、陸前高田市で開催します。
登壇者の主な発言
【テーマ1】 なぜコラボレーションか
森 浩昭 氏(料亭久里川 支配人/公益財団法人 広島県就労振興センター 副会長)
作業所と企業の違いは、企業は、何が売れるか、お客さんを喜ばせることを求め、作業所は障碍者がどのような製品を作れるのかから出発し、障碍者が世の中に認められることを求めていると思っている。そこで作業所と企業がどの様に連携していけるかと言えば、作業所でこんなものを作ったが企業ではそんなものいらないよという場合もあり、企業は作業所に無理な納期を押し付けてきたりする場合もある。よって、連携を実現するためには共生型でなくてはならない。どこの作業所とどこの企業を結びつけるかという1対1のお見合いが必要になってくる。今後の福祉の在り方は「誰もが損をしない(三方よし)」、「おたがいさま」、「福祉」という言葉を使わない福祉の構築である。
【テーマ2】 事例を見る
早川 輝 氏(NPO法人 みやっこベース)
福岡県北九州市出身、宮古市個人ボランティア、社協さんとボランティア団体でボランティアコーディネートをし、2013年2月にみやっこベース設立。子どもの社会参画促進。高校生サミット(地域の高校生が集まり企画)、交流会、自主プロジェクトのサポートなど。若者向けフリースペースを展開。Uターン環境整備(大人の話を聞く、地元修学旅行)。ミッションは主体的に社会参画する若者を育成、ビジョン若者が主体的に社会参画することができる街。復興の先にも、さまざまな課題を解決し続ける持続可能性を目指す。
菊池新一 氏(NPO法人 遠野山・里・暮らしネットワーク)
大阪のフェアトレード会社福市さんが2011年4月に来て良いお話しを頂いたが混乱期で断った。どう売るかが課題であったが、販売先をすべて決めてきたので、つくるだけに特化するカタチに。200名の作り手さんが、岩手、宮城で集まった。価格の約50%は生産者へ。地元住民で合同会社が立ち上がった。ITを駆使して顔の見える関係を構築している。
伊藤大介 氏(NPO法人 いわて連携復興センター)
被災地と岩手県内外の支援団体を繋ぐ役割を担っております当団体では、トライアングッドという岩手内外のNPOと企業のWINWINの連携を促進する事業を実施しています。これまで企業とNPOとの関係性は、企業からNPOへの資金・物資提供など一方通行、一過性のものが多かったのですが、お互いの強み弱みを活かし合い互いが参画して何かをつくることが重要。協働企画には、ニーズ型と提案型がある。
資料等
配布資料
告知資料
開催概要
タイトル | 組織の成長はコラボレーションから in 気仙 |
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日時 | 2016年2月4日(木) 13:00-17:00 |
会場 | 陸前高田市コミュニティホール 大会議室 (岩手県陸前高田市高田町字栃ヶ沢210番地3) |
プログラム |
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主催 | 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN) |
共催 | NPO法人 いわて連携復興センター 災害ボランティア活動支援プロジェクト会議 |
協力 | NPO法人 日本ファシリテーション協会 NPO法人 メディアージ NPO法人アットマークリアスNPOサポートセンター 大船渡市市民活動支援協議会 NPO法人陸前高田まちづくり協働センター 気仙沼NPO/NGO連絡会 |
参加者数 | 61名 |