東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

広域避難者支援ミーティング

広域避難者支援ミーティング in 山形

20120823_001.jpg

開催概要

日時 2012年8月23日(木)13:30-17:00
会場 山形市保健センター 霞城セントラル3階 大会議室
内容
テーマ1「学ぶ」
山形県・新潟県における避難者支援団体の取組を紹介。
稲垣文彦 氏(社団法人 中越防災安全推進機構 復興デザインセンター長)
佐藤多紀子 氏(NPO法人 にこっと 副理事長・酒田市)
高橋裕子 氏(フクシマの子どもの未来を守る家 代表・鶴岡市)
井上肇 氏(ボランティア山形 代表理事・米沢市))
進行:千川原公彦 氏(復興ボランティア支援センターやまがた)
テーマ2「知る」
行政・法律家による支援や活用できる助成金などの紹介。
渡邉陽 氏(社会福祉法人 山形県社会福祉協議会)
福田健治 氏(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク・SAFLAN)
城千聡 氏(社会福祉法人 中央共同募金会)
田澤好一 氏(福島県 避難者支援課)
テーマ3「つながる」
参加者同士が活動紹介、支援の課題などについてディスカッション。
進行:飯島邦子 氏(NPO法人 日本ファシリテーション協会)
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 復興ボランティア支援センターやまがた
協力 山形県 企画振興部 県民文化課 県民活動プロスポーツ支援室
山形市
米沢市
社会福祉法人 山形県社会福祉協議会
最上の元氣研究所・VCを支援する会
NPO法人 ぼらんたす
NPO法人 日本ファシリテーション協会
広報協力 社会福祉法人 全国社会福祉協議会
参加数 101団体(141名)

資料

参加者からいただいた主なご意見

    【避難者について】
  • 福島県以外からの避難者が求めている情報がわからない。また、ニーズ把握が難しい。
  • 避難者からの相談は夜にかけて多く、相談数が増えてきている。また、相談内容が個別化しはじめている。
  • お茶会と称して定期的に避難している人たちが集まれる場所があり、喜ばれている。
  • 高速道路無料化が終了し、避難者の家族間交流が少なくなっている。
  • 一方的に支援をされているという精神的負担を感じる場合もある。
  • 健康診断、甲状腺検査が受けられるところがわからない、また受けられない地域がある。
  • 避難者が働く機会がない(ハローワークでも希望するような仕事がない)。
  • 仕事探しや交流イベントなどに参加したいが、子どもを預かってもらえるところがない。
  • 保養プログラムに参加したいが、すぐに定員オーバーになって参加できない。
  • 手先の器用な女性たちが手作りのものを作って楽しむ場があるとよい。
  • 避難者自らがが畑を借りて野菜を作り収穫している(自らで楽しむ機会をつくっている)。
  • 安全な食べ物を食べたい(支援者は、安全な食べ物を届けたい)という要望が強くある。
  • 子どもの同士のつながりから、その親(大人)のつながりができていることがある。
    【行政について】
  • 行政の支援内容があまり知られていない(周知が不十分)。
  • 支援団体同士の連携を推進するための行政の支援を知られていない(周知が不十分)。
  • 避難者の生活状況、ニーズなどがリアルタイムで把握できていない。
  • 避難者支援に関する他の地域の情報、支援団体(民間)の情報などが知られていない。
    【支援団体について】
  • 支援の個別化する中で、支援者団体間での連携強化が求められる。
  • 避難者へ情報を届ける方法に関して支援団体同士の情報交換ができるとよい。
  • 子どもに対する支援(心のケア、子育て中の親へのケア等)が求められる。
  • ネットワーク(支援団体間、支援団体と行政間)の充実が求められる。
  • 支援(内容)の多様化にどう向き合うか支援団体同士で話し合う機会が必要。
  • 支援団体の中に一部避難者の気分を害するような発言、行動がある。
  • 支援する側の疲れ、悩みのフォローが必要。
  • 活動資金の確保、活動者の確保など継続に不安を抱えている団体がいる。
  • 組織づくり、組織運営などに苦労している団体がいる。
  • 支援団体同士で知り合いになれる機会が少ない。
  • 保養プログラムの企画・運営に関する情報が限られている。
  • 海外のNGOのなかにも日本を支援したいという声があるが、海外への情報発信が十分にできていない。
  • 避難元(福島県内等)の団体が避難先で活動できるためのノウハウがほしい(一緒に考えるパートナーがいるとよい)。

記録写真

配布資料

告知資料

flyer_20120823_yamagata.png