東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)

広域避難者支援ミーティング

広域避難者支援ミーティング in 九州2

九州では2度目となる本ミーティングは、九州地区の避難者と避難者を支援する団体の現状、課題、取り組みなどの共有と、課題解決に向けた活動の方向性やネットワークの必要性等について、参加者が主体となり話し合う場をつくることを主目的に開催しました。
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開催概要

日時 2014年8月29日(金)13:30-16:30
会場 博多バスターミナル 第1・2ホール
(福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1)
内容 1. 話題提供
避難者支援の現状~これからの支援を考えるために、各地の動向や課題の紹介~
栗田暢之 氏(愛知県被災者支援センター)
2. 情報共有・意見交換
(1) 自己紹介
(2) 九州エリアにおける避難者の状況の共有・整理
(3) 九州エリアにおける支援活動の課題の共有・整理
(4) 今後の方向性やネットワークのあり方
主催 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
共催 一般社団法人 市民ネット
参加数 11団体(15名)

資料

意見交換会の内容

(1) 避難者の現状について
  • 関東圏と東北から避難してきた方に溝が生じている。
  • 支援団体に対する不信感が増幅している。
  • 経済的な困窮避難者が増加し始めている。
(2) 支援団体や支援の状況について
  • 個別に活動しているため、支援に限界が出始めてきている。
  • 行政の支援は行政により異なるが、総じて支援が行き届いている状況にはない。
  • 支援団体が少なく、避難者を十分に支援できるに状態にない。
(3) 今後の方向性やネットワークの必要性について
  • 九州全域のネットワークを形成し、中間支援的な機能を果たしたい。まずは、メーリングリストを作成するところから始めたい。
  • 愛知県の事例をもとに、避難者の連絡先リストを作成していきたい。
  • テーマを持ち寄り、助成金申請などの研修会を定期的(年に2~3回)に実施したい。
  • 放射能に対する見解が避難者により異なるため、ネットワークを作って団体同士が補完し合いながら、避難者を支え会っていきたい。
  • 支援内容が個別化しているため、コーディネーション機能をもった相談窓口と担当者の育成が今後は必要である。
  • これまでの行政における避難者支援は防災担当が窓口になることが多かったが、最近の避難者の問題は経済面や住居面など生活に関わることが増えてきているため、福祉を取り扱う窓口につないでいくことが重要である。

記録写真

配布資料