JCNについて
JCNからの手紙 ~東日本大震災から半年を受けて~ 被災された皆様へ
メッセージ
あの日から半年が過ぎました。「もう半年」と感じる方、「まだ半年」と思う方、「毎日が精一杯で月日なんて関係ない」といわれる方...、私たちボランティアが皆様とお話しさせていただくと、いろいろなお答えを頂戴します。でも、いろいろでいいのです。時に「被災者」とまとめて表現される場合も多いのですが、皆様はお一人おひとりです。それぞれがかけがえのない「いのち」を生きておられます。
ボランティアは引き続き皆様のお手伝いをしたいと思っています。もし日々の暮らしの中で困ったことがあったり、不安になったりした時は、家族や親類縁者、お隣さんや役所の方、そしてよろしければボランティアにも声をかけてください。ボランティアも皆様と同じように一人ひとり個性を持っています。また年齢も性別も出身もさまざまです。きっと皆様と気の合う方がいます。場合によっては「よそ者」の方が却って話しやすいこともあると思います。
そして、皆様のお手伝いをしたいと思っているすべての人に共通して言えるのは、皆様お一人おひとりのことをとても案じているということ。そして明日への希望を持って、ともに復興への道のりを歩んでいきたいと思っていることです。どうか現状に悲観せず、ゆっくりでも確実に一歩ずつ暮らしを再建されますことを願っております。どうかこれからも毎日を健康でお過ごしいただきますよう願っております。
~復興を応援されている皆様へ
被災地内外で被災された方々を応援しておられるすべての皆様、大変お疲れ様です。被災地のステージがさまざまに変化しようとも、現に困っておられる方が存在する以上、ボランティア活動もさまざまに必要であることは明白です。また、こうしたボランティア活動を支えるための資金も重要な要素となりますので、企業をはじめ関係機関の皆様方にはますますのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
震災から半年を経た今、「忘れない」ことがいよいよ問われています。今後も引き続き互いに協力し合い、被災された方々が力強く踏み出されるそばで、最善の支援を息長く継続していきましょう。
2011年9月11日
東日本大震災支援全国ネットワーク