避難されている方々へ

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「東北人魂」からのスポーツ観戦招待にて

秋田はいつの間にか冬支度の季節に突入、我が家の食卓にも鍋メニューが頻繁に登場するようになりました。

秋田県内に避難している方々は10月1日現在869名、そのうち福島県からの方が627名と県避難者受入支援室から状況報告がありました。長い方ではもう4年半以上も避難生活をされていることを考えると、いつ終わりを迎えるのか先の見えない不安を思い胸が痛みます。せめて、秋田に居て下さる方々とのご縁を大切に、何か一緒に楽しめる事を見つけて交流を深めたいと思っています。

今年度の事業の一つとして、避難している方の特に男性が参加しやすい事業をと(株)ブラウブリッツ秋田、秋田県被災者受入支援室、NPO法人あきたパートナーシップが協働企画したのが、秋田のJ3で活躍するブラウブリッツ秋田のサッカー観戦です。選手との交流や写真撮影など、普段はなかなか話す機会がない選手と気軽に交流ができることと、スポーツ観戦のおもしろさを感じ、感動と勇気を体験して欲しいと考えました。3回目の観戦になった、10月11日はAC長野パルセイロと対戦、参加して下さった皆さん、応援にも気合いが入り、秋田の応援団と一緒に大きな声を出し、緊迫のシーンでは立ち上がって拳を振り上げ応援していました。

この日、いつも招待をしてくれるブラウブリッツ秋田に使ってもらいたいと、避難者の会「ちくちくの会」で縫ってくれた、箱いっぱいの雑巾をプレゼントしました。当日はキックオフと同時に雨が降り出し、応援スタンドのイスが濡れてしまったのを、さっそくプレゼントした雑巾でイスを拭くのに使っていただきました。プレゼントを手渡した子ども達が「あっ、私たちの雑巾だ!」と喜んでいました。

もうそろそろ支援される側、する側の垣根が無くなってきたね、そうだよね、お互い様だものね、と隣に座った若いお母さんと話しました。因みに試合結果は引き分けでした。


マスコットキャラクター ブラウゴン


ちくちくの会から雑巾のプレゼントを渡しました


応援にも力が入ります


突然の雨でシートがびしょぬれ、プレゼントの雑巾が役に立ちました!