頑張っているぞ!お母さん達
今回が2回目の投稿になります、NPO法人あきたパートナーシップの畠山です。
出勤途中の信号待ちの車から、遠くに冠雪の太平山の山なみが目に入りました。慌ただしく過ごす日々のなかで、いつの間にか季節はすっかり「冬」になっていました。
ずっと、秋田に住んでいる私でさえつらいと思う雪国の暮らし、避難されている方々には雪と寒さで家にこもりがちになると思いますが、これから県内各地で雪国ならではのイベントやお祭りがたくさん催されます。ご家族やお友達で声を掛け合って参加して欲しいですね。秋田市内であれば車での移動支援を行っているNPOもあります。遠慮しないでどんどん利用していただきたいと思います。
さて、今年の春、秋田に避難されているお母さんたちが、「秋田避難者おやこの会」を立ち上げ活発に活動をしています。春にはNPOから畑を借り、専門家の手ほどきを受けながら有機野菜作りに汗を流しました。収穫した野菜は避難している子ども達の居場所づくりとして開催している「夕暮れ子供会」の夕食の材料にも使われています。おいしい夕ご飯を囲んだあとは、のびのび走り回れる和室で学生ボランティアさんに遊んでもらったり、子どもの宿題を見てもらったり、月に1回の開催ですがみんなが楽しみにしている活動のひとつです。12月20日には「秋田うつくしま県人会」と共催のクリスマス会も予定しています。バルーンアートやケーキデコレーションなど趣向を凝らし、初めての方もお久しぶりの方もどうぞと声を掛けてくれています。自分たちでどんどん計画を実行していくお母さん達の姿には自信がみなぎっています。頼もしい限りです。
これらの活動はNPO市民ファンド「あきたスギッチファンド」の助成金で活動をしていますが事業報告もきっちりとされています。
広報等については、秋田県被災者受入支援室で毎月1回、秋田県内避難者支援情報誌「スマイル通信」を発行しています。この中に県の取り組みの事業はもちろん、支援活動団体の情報も掲載され、チラシを同封することが可能なので情報が全避難者家族に行き届きます。
まだまだ、避難者の方々の生活が元に戻ることは難しいと実感せざるを得ない状況ですが、秋田と縁ができたと感じていただけるように支援を続けて参ります。