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夏休みじゃんがらキッズクラブ

夏休みの日中の子供たちの居場所・遊び・学びの場として毎年恒例になっている「夏休みじゃんがらキッズクラブ」。親戚のいない避難者ママのお手伝いが少しでもできたら…という思いから始まった夏休みのイベントです。

開催期間は7月21日〜28日までで、基本的に平日朝10時から夕方16時まで。対象は小学生を中心に、内容は事務所で過ごすものやお出かけするものなどいろいろでした。

1日目は、午前中にプラネタリウムへお出かけしました。ちょうど星座について学校で勉強したばかりという子もいて、他の子に豆知識などを披露したりしていました。午後は海の生き物観察会へお出かけしました。ナマコやカニを自分たちで見つけて触ったり、講師の方に危険なイモガイを教えていただいたり海での楽しい時間を過ごしました。

2日目は、じゃんがら会事務所に講師の先生やボランティアの大学生達を招いていろいろな工作をしました。一つ目の工作は、白い紙に適当な線を書いてお互いに交換してそこから浮かぶものを書き加えて行って完成させるものでした。子ども達の自由な発想は大人には真似できない楽しいものばかりでした。二つ目の工作は、特徴が書かれたカードを組み合わせてその人物像のお面を作ります。そして最後にその人になりきって自己紹介するというものでした。最初は恥ずかしがっていた子も最後にはノリノリでなりきって自己紹介していました。

3日目は、お出かけして三線教室に参加しました。最初は三線の持ち方もわからなかった子も最後には「きらきら星」が弾けるようになりました。子どもの成長にはびっくりさせられます!

4日目は、午前中は事務所でずんだもち作りをしました。枝豆をひとつひとつさやから出して皮をむいてすりつぶしていきます。根気のいる作業なので飽きてしまうかな?と思っていたのですが、皆楽しそうに作っていました。ずんだもちは予想以上に美味しくできて皆たくさん食べました。午後はダンボール遊園地へお出かけしました。子ども達の年齢に幅があったので楽しめるか心配でしたが、皆とっても楽しそうに遊んでいました。

5日目は事務所で夏休みの宿題をしました。夏休みの宿題も最後になって慌てない ようにみんなで集まってやると楽しいものです。課題の習字をする子どもや、読書感想文を書いている子、投票を促す啓蒙ポスターを作る子、中には幼稚園生ながら全国の県庁所在地を暗記して発表する子どももいました。将来が楽しみですね!

6日目は、海釣りにお出かけしました。釣れるかどうか心配していたのですが、皆釣れたのでよかった!…途中からスタッフも釣りに本気になっていたのは秘密です(笑)釣った魚でお母さんと一緒に魚汁を作った子がいて画像を送ってくれました。おいしそうにできて良かったね♪自分で釣った魚はきっと美味しさも格別でしょうね!

子どもだけで参加して友達と楽しい時間を過ごした子も、親子で参加して一緒に思い出を作った子も、キッズクラブでの経験をお家に持ち帰って家族と分け合った子どもも、じゃんがらキッズクラブが子ども達の夏休みの楽しい思い出の1ページになれば嬉しいです。