避難されている方々へ

東日本大震災に伴い全国に避難されている方々のための地域情報サイト

ブログ

芋煮会&餅つき大会開催しました〜。

はいさい!
福島避難者のつどい 沖縄じゃんがら会の今江です。
先日、NPO東北人集まっぺと沖縄じゃんがら会で共同開催しました【芋煮会&餅つき大会】の様子をご紹介します。

平成27年2月8日(日)、那覇市の新都心公園にて、3回目となります【芋煮会&餅つき大会】が開催されました。沖縄では珍しく、一日を通して手がかじかむほど寒い日となりましたが、100名ほどの方々が集まり、ゆんたく(おしゃべり)しながら懐かしい味やにおい、馴染み深い行事やお国なまりにふるさとへの想いを重ねました。

大きな木製の臼と杵でついた、つきたて餅にあんこときな粉をまぶすと子供達が駆け寄るほどの大人気!二つの大鍋に豚肉&味噌味のふくしま風・牛肉&醤油味のやまがた風の芋煮が振舞われ、みなさん、ふくしまとやまがたを行ったり来たり、味の食べ比べを楽しむ方、もちを入れてみる方、うどんが入りました〜!の声につられる方など、お腹いっぱいでもついついおかわりしてしまい、最後の締めはカレーうどん!と山形出身の方の声とともに登場したカレーうどんにもやっぱり手が出てしまうのでした。寒かったのであたたかい芋煮のおいしさがよけいに体へ染渡りました。

150306_okinawa01
【餅つきの様子】

150306_okinawa02
【沖縄大学のみなさんによるエイサーの様子】

NPO東北人集まっぺは東北出身の移住者で構成されている団体で、代表宗像さんは福島から沖縄に移住して18年。震災後から積極的に避難者と関わり、東北から避難されている方と沖縄の方との交流の架け橋となり活動されています。

重たい臼や杵を準備して下さったのは沖縄福島県人会のみなさま。身寄りのない私達にとってその存在はまるで親戚のように様々な手助けをして下さり、このような臼・杵などの準備や2tトラックでの移動は個人では到底なしえないことです。

じゃんがら会宮古支部【虹の会】代表の鎌田さんも本部との交流で参加。離島に住む避難者の方との交流は貴重な機会になっています。この日は、福岡から浪江町役場 復興支援員・城戸さんと東日本大震災復興支援〜絆〜プロジェクトおおむた代表の彌永さんも駆けつけ下さり、沖縄で生活する避難者の方と積極的に交流しながら、スタッフ同様エプロン姿で手伝って下さいました。

会場を見渡しながら、私たち避難者はこのようにたくさんの方に助けられ支えてもらって日々生活していることに感謝の想いがあふれます。たくさんの人と人との出逢いから、更なる新しいつながりが生まれ、一人じゃないという思いは心強く、明日に向かって一歩踏み出す勇気へと導けるのではないでしょうか?

最後に、是非ともみなさんにお伝えしたい沖縄の言葉を紹介します。
【いちゃりばちょーでー】一度出逢ったらみんな兄弟という意味です。不安な思いを抱え、まだ誰とも繋がれずにいる方と明日は手がつなげますように。

150306_okinawa03
【みんなで記念写真!】