避難されている方々へ

東日本大震災に伴い全国に避難されている方々のための地域情報サイト

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「まるっと西日本」の取り組みの紹介

こんにちは。「まるっと西日本」です。
今回はかつての被災地、ここ関西での県外避難者を「情報」で支援する、私たちの取り組みについてお伝えします。

まるっと西日本は2011年11月に県外避難者自助団体として大阪市内で発足。「まるっと」=「まるごと」つながって西日本から東日本大震災を支えよう。という意味で福島から避難した方から名づけられました。

2011年、市民は何とか避難者を支えようとお茶会、相談会など各地で始まりましたが、県外避者をスムーズに発掘できず参加者はどこも数名。一方、新聞をとっていない、PCを持たない避難者は支援があることすら知らず孤立していました。そして支援情報は自治体を含め、WEBサイトの下の階層の見つけにくい場所にありました。「県外避難者はどこにいるのか?」「どうやって関西の支援情報を(避難者は)知ればいいのか?」それは当時避難者でもあった代表世話人2人の悩みでもありました。

「情報支援」は、避難者の発掘とつながりのきっかけに。

関西の支援団体を訪問したり、電話やインターネットで集めた支援情報、支援者や避難者のインタビューなどを掲載し「週刊・支援情報メールニュース」として配信。(現在の読者は約800名)。情報をスピーディに届ける事で県外避難者の発掘を促し孤立を防ぐ事。支援者と避難者が関西でめぐりあえるように。メールニュースを毎週発行する時には、そんな願いがこめられています。

2013年には、ダイジェスト版A4モノクロ「支援情報紙」を発行。2014年はフルカラーA3版を、毎月2000部を印刷し、大阪、兵庫、京都へ、9月から和歌山と滋賀県にも、それぞれの都道府県自治体の協力を経て避難者のもとへ届けられます。配布には関西の自治体の協力が欠かせません。

メールニュースから生まれたものもあります。読者にはメディア関係者も多く、私たちのインタビュー記事をさらに取材して生まれた新聞記事、MBSラジオ(明日の防災を考える〜ネットワーク1.17)、NHK大阪(NHK第一放送)関西ラジオワイドの特集「県外避難のみなさんへ」(毎最終月曜5時台〜)ではメールニュースから支援情報のトピックスをオンエア。らじるらじるで全国どこでもNHK大阪の放送を聞く事ができます。番組と共同調査した「県外避難者の公営住宅期限調査」によってメディアと協力して県外避難者の「居住不安」を解消したとして居住福祉学会から学会賞(2014年度居住福祉賞)を受賞しました。メールニュースを発行することによって、避難者や支援者以外にもメディア、研究者、関西の市民へと、つながりの輪は広がっていきます。

目的は「支援情報」を「スピーディ」に避難者へ届ける事ですが、ゴールは読者がいなくなること。「もう支援情報はいらない」といって避難された読者のみなさんから必要とされなくなる日を目指してがんばります。

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取材時の様子

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支援情報誌配布の様子