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『じしゅひなんママのきもちが奏でる〜ぽろろん♪〜』の活動

こんにちは。地域調整員の関東甲信地域を担当するとみおか子ども未来ネットワークの金子です。今回は、埼玉県内で活動する『じしゅひなんママのきもちが奏でる〜ぽろろん♪〜』の活動を紹介します。

7月24日(日)、川越のビアガーデンで行われた『ぽろろん♪』の暑気払いに参加させていただきました。この企画は、以前開催されたバーベキューの際に、普段はあまり参加しないお父さんたちの、「飲みながら話のできる場があったら嬉しいな」という声から実現したそうです。そんな経緯から開催された暑気払い。お父さんやお子さんたちも一緒に参加し、色々な話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。

『ぽろろん♪』は、埼玉県内に避難している自主避難のお母さんたちと埼玉のお母さんたちで作った集まりです。この『ぽろろん♪』では、年2回の情報誌『「お手紙ですよ ぽろろん♪』の発行を中心に、メーリングリスト等による情報交換や、毎月11日に埼玉県各地で、お茶を飲みながらの交流会『ぽろろんの時間』を開きながら、同じ立場で生活するお母さんたちのつながりづくりをしています。

この会の参加者のほとんどが自主避難のお母さんたちです。来年3月には住宅供与期間が終了し、次の住宅を探さなければならない状況の方も多くいます。震災から5年が経過した現在まで、子どもたちの健やかな成長を願い、生活環境を整えようと懸命に過ごしてきていました。今生活する場所を離れること、住宅を移ることだけでも負担は小さくありません。これまで積み重ねてきた子どもたちの学校環境や人間関係。そういった生活する上で大切なものを、また一からつくらないといけない状況や、避難に関わる不安などは、どなたにとっても想像以上に大変なことです。

そんな状況があるからこそ、『ぽろろん♪』では、同じ想いで生活するお母さんたちを待っています。自主避難のお母さんたちにむけて「ひとりじゃないよ」と発信しつづけることで、ひとりでも多くの自主避難のお母さんたちと出会い、少しでも「つらいこと」「迷っていること」「悩んでいること」「これからのこと」 などを、気軽に話し合える場をつくっています。それは『お手紙ですよ、ぽろろん♪』や実際に開催されている交流会からも、あたたかいメッセージを感じることができます。普段は周りに気を遣っている方も、きっと同じ立場の方だからこそ話せることがあると思います。1人で悩まず、まずはぜひ1度『ぽろろん♪』の扉をあけてみてください。きっと温かい笑顔で迎えてくれますよ。

更に詳しい、『ぽろろん♪』の活動は、ホームページ上から『お手紙ですよ、ぽろろん♪』をご覧ください。