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久しぶりの「ANPAN☆NIGHT(アンパン☆ナイト)」を開催して思うこと。

3年前に市民活動プラザ・星園から引越しした、今のみちのく会の事務所の目の前には“アンパン道路”という通りがあります。

1911年(明治44年)に地元民も参加して全長約2.6キロメートルの道路建設工事が行われ、道路工事に従事した兵士に間食として「あんパン(現在の月寒あんぱん)」を配布したことから、この道路はアンパン道路という通称で親しまれています。

そのアンパン道路の名にちなんで名づけられた、みちのく会の夜会、ANPAN☆NIGHT(アンパン☆ナイト)。以前は、月1度のペースで行っていた夜会も、近年は不定期開催となっていましたが、前回から半年ぶりの6月24日(金)開催されました。ANPAN☆NIGHTは、ご縁を頂いて繋がった、会員、団体、行政の方々や、いつもお世話になっている応援団の方々にも感謝の気持ちをこめて開催しております。

お料理のプロでもある会員さんとおもてなし料理が得意なスタッフがメニューや飾りを考えたり、手作りクッキーやお酒やおやつの差し入れをくださった会員さん、料理中のスタッフに飲み物をご馳走してくださったお客さまなどで、温かいお心遣いやお心配りが行き交う、ここちよい場所となりました。今回もたくさんの方にお越しいただけ、喜んでいただけました。

「ふるさとのような、みちのく会」があることは、少なからず、会や会員と支援者をつなぐ、交流の役割は必要であり、大事な機能なのだと感じます。

事務機能が存在すれば、イベントも、場所も、人員も、連絡も取れる。発案する。実行する。全てが行えるのは本当に素晴らしい事ですが、長期化した組織の中では変化も起きはじめます。個人情報の観点から、会員の誰もが事務運営にあたれるわけでもなく、当事者での団体運営は厳しさが加速していくばかりです。

人のつながりが安心を生んでいく状況の中、歴史を知る事務員が少数になっていくと、どこかに負担やしわ寄せはやっていきます。誰もがその状況を望んでなくとも、結果がそうなってきてしまうことは回避できそうにありません。自分じゃないからと誰かにその負担を大きいまま引継ぎしていくことはできません。継続性という事だけで、存在意義のないまま事務機能を残すようなことになっては、せっかくの「ふるさとづくり」組織が曖昧になり、客観的に見て否定的にとらえられてしまう事は、不本意になってしまいます。本末転倒です。

自助活動の中で、お互いのニーズを共有しあい、無理なく遠慮なく距離感をとって付き合う。震災直後、見通しのつかない中で生まれた自助組織は、どのようにカタチを変化させていくのか、大事なものを大切にする為の決断と理解が必要で、人間の本質としての部分がそこに問われていると感じます。

人々が行き交い、夜会の窓の光を受けてきた、アンパン道路は時代を照らした思い出の道となりそうです。