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語り継ごう in あきた

2011年3月11日、東日本大震災が発生したあの日から、すでに6年が経過しました。震災発生時は被災地の瓦礫撤去や支援物資を届けるために被災地を走り回り、夏には仮設住宅に花を植えに行き、冬には買い物支援バスツアーを企画、何かをせずにはいられない思いに駆られ、次々に支援活動とイベントを行ってきました。

2年目からは避難者の方々の様々な課題が見えてきて、ニーズに合った支援が必要なことに気付かされ、自主避難者の会の立ち上げ支援や就労支援のためのパソコン講座、高齢者のためのお出かけ送迎支援、大学生たちによる子どもの学習支援の手伝いなど、支援方法が変化してきました。

昨年あたりからは自立のための学習会や避難先での住宅探しなどに加えて空き家を利用できないかなどの相談も4、5件受けました。いずれ、様々な補助金や支援が終わることにあせり、悩み、苦しんでいる方々も少なくありません。

最近は相談内容も一人ひとりの事情によって複雑になってきていて、これで良いのだろうかと悩みながらの対応になっています。避難者の方たちに確かな情報を届けると共に、寄り添った支援も継続していくべきだと思っています。

時間の経過と共に変化してきた支援ですが、変わらずに続けてきたイベントが東日本大震災「語り継ごう in あきた」です。私たちが撮りためた被災地支援活動の資料展示と動画上映・震災への思いを込めた音楽会、交流会カフェなど学生やともに支援活動をしてきた団体と一緒に運営してきました。

これからも遊学舎を拠点に東日本大震災支援活動を続けていきます。忘れないで語り継ぐことが私たちの役目でしょう。

14時46分、黙祷を捧げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

NPO法人あきたパートナーシップ
畠山順子